ジョン・バーニンガム作、谷川俊太郎訳の絵本『いつもちこくのおとこのこ』。学校へ向かうたびに、とんでもない出来事に巻き込まれる少年と、それを決して信じない先生を描いた一冊です。

いやはや。
遅刻というものは、到着した瞬間から説明が始まりますな。
電車が止まった。目覚ましが鳴らなかった。道が混んでいた。
本当のことを話しているのに、理由が少々変わっているだけで、相手の顔には「はいはい」と書いてある。
ましてや、ワニにかばんを取られた、ライオンにズボンを破られた、大波にさらわれたとなれば——信じてもらえないのも無理はない。
けれど、信じてもらえなかった人は、そのあと、どこへ行けばよいのでしょう。
本日ご紹介するのは、ジョン・バーニンガム作、谷川俊太郎訳、あかね書房より『いつもちこくのおとこのこージョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー』でございます。
📘 本に関する基本情報
📖 書名:いつもちこくのおとこのこージョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー
✍️ 作・絵:ジョン・バーニンガム
🗣️訳: 谷川俊太郎
🏢 出版社: あかね書房
🎯 対象年齢:5歳ごろから/小学生、大人にも
📚 内容紹介(出版社公式より)
どうしても遅刻してしまう少年と彼を厳しく罰する先生の立場が、ある日逆転したら…。生きた言葉のくり返しがユーモラスな絵本。
🎙️えほん深掘りトーク
※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。
オープニング:

今日の本のタイトル、ずいぶん長いね。『いつもちこくのおとこのこージョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー』

名前?長すぎて、読む前に遅刻しそう。

では、今日も一緒に歩いてみましょうか。
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メインセッション

先生、本当にゴリラにつかまってたね。今度は先生のほうが、信じてもらえなかった

うん。正直、ちょっとだけ『ほら見ろ』って思った

ずっとジョンのこと信じなかったからな

でも、この本、そこで終わらんのよね。ジョンはもっとお勉強にでかけていった。

先生がどうなったのかより、そちらが気になりましたか

あんなことがあった次の日なのに、また同じ道を歩くんだなって。
勇気を出して立ち直った、とかではないのかもしれん。
ただ朝になったから、また出かけた。

昨日のことが片づいたわけではねえからな。
先生が謝ったとも、ジョンが許したとも書かれていない

ジョン、また何かに会うかもしれないよ

……それでも行くんだろうな。別に強そうな顔もしないで
🎵今日の余韻


最初は先生が困るところが、この本の最後だと思ってた。でも本当の最後は、その先にあったんだね

ええ。何も解決していないようで、道だけは、また先へ続いております。
🔖今日のしおり
もっと おべんきょうしに でかけていった。
毎回、絵本から大切に拾い上げた一文を、
心のしおりとして残していきます。
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✍️この記事を書いた人
juniwa(ジュニワ)
娘との読み聞かせをきっかけに、絵本の魅力にどっぷりハマっています。
大人も楽しめる、心に響く絵本を日々探しています。


