ゴリラが、ひとつだけ約束してほしいと言います。これから何を聞かれても、答える言葉はひとつだけ。たなかなおとさん文、ほりかわりまこさん絵『ゴリラのはなくそ』は、そんな妙な約束から始まる絵本です。

え〜
「好きな食べ物は?」と聞かれたら、食べ物を答える。
「何色?」と聞かれたら、色を答える。
質問というものには、それぞれ似合った答えがあるものでございます。
ところが、その答えを最初からひとつに決めてしまったら、どうなるのでしょう。
困るのか。
飽きるのか。
それとも、別の何かが始まるのか。
本日ご紹介するのは、たなかなおと文、ほりかわりまこ絵、あすなろ書房より『ゴリラのはなくそ』。
では、約束してから読んでみることにいたしましょう。
📘 本に関する基本情報
📖 書名: ゴリラのはなくそ
✍️ 文: たなか なおと
🎨 絵: ほりかわ りまこ
🏢 出版社: あすなろ書房
🎯 対象年齢: 5〜6歳
📚 内容紹介
ゴリラとひとつの約束をして始まる、読者参加型の絵本。何を聞かれても同じ言葉で答えているうちに、問いはにおいや食べ物から色へと広がり、やがて思いがけないものができあがっていきます。
🎙️えほん深掘りトーク
※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。
オープニング:

今日これにしようか。
『ゴリラのはなくそ』。

タイトル、はなくそじゃん(笑)。

しかもゴリラのな。

ずいぶん堂々としたタイトルでございます。
では、読んでみましょうか。
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メインセッション

最初の質問が、
「あさごはんは なにを たべた?」
答えはもちろん……

「ゴリラのはなくそ」(笑)。

朝から嫌だなあ(笑)
でも、もう答えは決まってるから、考えなくていいんよね。

その代わり、次に何を聞かれるかが気になってくる。

そうなんよ。
質問が変わっても、こっちはずっと「ゴリラのはなくそ」。
普通だったら同じこと何回も言ったら飽きそうなのに。
でも、もう答えは決まってるから、考えなくていいんよね。

わたし、全然飽きなかったよ。
「次も言いたい」ってなってた(笑)

同じ言葉でも、質問が変われば聞こえ方も変わるんじゃねえか。

同じ言葉を言ってるだけなのに、どんどん違うところへ連れていかれる。
最後のほうなんて、いろんな色が混ざって、どんどん大きくなって。
最初の朝ごはんから、ずいぶん遠くまで来たな(笑)。

けれど最初の約束だけは、まだちゃんと残っておりますな。
🎵今日の余韻


最初に答えを教えられたとき、
「じゃあ、何聞かれても同じじゃん」って思ったんだけど。
同じだからつまらない、とはならなかったな。
むしろ次に何を聞かれるか、待ってた。

わたし、もう一回やっても全部
「ゴリラのはなくそ」って言えるよ。

それは覚えたって言うのか(笑)。

答えをひとつに決めても、遊びまでひとつになるわけではないようでございます。
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✍️この記事を書いた人
juniwa(ジュニワ)
娘との読み聞かせをきっかけに、絵本の魅力にどっぷりハマっています。
大人も楽しめる、心に響く絵本を日々探しています。




