藤岡拓太郎さんの絵本『たぷの里』。大きな相撲取りが、無表情のまま近づいてきて、人の頭にお腹を――「たぷ」。
何をしているのかは分かるのに、なぜそんなことをするのかは、最後まで分かりません。

いやはや。
笑わせようとしている人より、本人はまったくそのつもりがない人のほうが、妙におかしいことがございます。
こちらは笑っているのに、ご本人はいたって真面目。
理由を聞いても、おそらく答えてくれない。
本日ご紹介するのは、藤岡拓太郎作・絵、ナナロク社より『たぷの里』。
表紙からして、ずいぶん距離の近いお方でございます。
📘 本に関する基本情報
書名: たぷの里
作・絵: 藤岡拓太郎
出版社: ナナロク社
🎯 対象年齢: 赤ちゃんから君まで
📚 内容紹介(出版社HPより)
あの『夏がとまらない』のギャグ漫画家、 藤岡拓太郎の初めての絵本です。 何度読んでも笑える不思議なリズムです。
🎙️えほん深掘りトーク
※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。
オープニング:

今日これにしようか。
『たぷの里』。

なんで子供の頭にお腹のせてるの?

しかも真顔がたまんねぇじゃねえか。

ずいぶん距離の近いお方でございますな。
では、読んでみましょうか。
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メインセッション

このたぷの里さ。
やってることだけ見たら、かなり変なんよね。

かなりどころじゃないよ(笑)。
知らない人の頭に、お腹のせてるんだよ。

笑えるな。

顔が真顔だからじゃない?

ああ、逆にそれが変なんだよな。

本人に笑わせる気が一切ないんだよな。
そこが強い。

「たぷ」って音も、面白い(笑)。

分かる。
「ドーン」でもない。
あのお腹なら、たしかに「たぷ」なんよ。

音だけ妙に納得できるんだよな。
やってることは全然納得できないのに。

相撲取りも分かる。
お腹がたぷたぷなのも分かる。
でも、それを人の頭にのせる理由だけが、全然分からん(笑)

面白いからいいんじゃない?

分からないところを、分からないまま置いておける。
この本は、そこをずいぶん平気な顔でやりますな。
🎵今日の余韻


なんでお腹、頭にのせるんだろうって。

最後まで分かんなかったね。

分かんなかったけど、もう別にいい気がする。

それでも、あの二文字だけは残りますな。
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✍️この記事を書いた人
juniwa(ジュニワ)
娘との読み聞かせをきっかけに、絵本の魅力にどっぷりハマっています。
大人も楽しめる、心に響く絵本を日々探しています。



