【大人にも響く絵本】『かぜは どこへいくの』おしまいは、なくなることなのか

眠る前の子どもの「そのあと、どうなるの?」という問いに、母親が静かにつきあう絵本です。一日の終わりに読むと、「おしまい」という言葉が、少しだけ違って見えてきます。

アイシ
アイシ

え〜

「おしまい」と聞きますと、なんだか戸をぴしゃりと閉めるような響きがございます。夏休みがおしまい。楽しい一日がおしまい。長く使ったものとも、これでおしまい。ところが世の中、戸を閉めたつもりが、その向こうでまだ何かが続いていることもあるようで。本日ご紹介するのは、シャーロット・ゾロトウ作、ハワード・ノッツ絵、まつおかきょうこ訳、『かぜは どこへいくの』。さて、おしまいの向こうには、何があるのでしょう、ケロ。

📘 本に関する基本情報

📖 書名: かぜは どこへいくの
✍️ 作: シャーロット・ゾロトウ
🎨 絵: ハワード・ノッツ

🗣️訳:まつおかきょうこ
🏢 出版社: 偕成社
🎯 対象年齢: 3〜4歳/5〜6歳/大人にも

📚 内容紹介(出版社公式より)

就寝前のひととき、幼い子どもの質問に答えて、母親が自然の限りない営みを教えます。暖かい対話と繊細な鉛筆画が魅力的な絵本。

🎙️えほん深掘りトーク

※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。

オープニング

パパ
パパ

今日これにしようか。

『かぜは どこへいくの』。

はる
はる

風って、どっか行くの?

ギブ
ギブ

さて、どうだろうな。

アイシ
アイシ

では、読んでみましょうか。

—————————————————————–

メインセッション

パパ
パパ

お母さん、おしまいになるものは「なんにもない」って言い切ったけど、どうなんだろう?アイスだって食べたら無くなるし。

はる
はる

パパ、昨日わたしのアイス食べたでしょ。

パパ
パパ

……あれは、おしまいになったんじゃなくて。

はる
はる

食べたんでしょ。

パパ
パパ

はい。そこは本当にすみません。

ギブ
ギブ

でも……お母さんが言っていた『なくならない』って、形が変わっても続いてる、ってことだよな。

はる
はる

アイスは?

パパ
パパ

アイスから離れてくれ。

🔖今日のしおり

おしまいになってしまうものは、なんにもないの。
べつのばしょで、べつのかたちで はじまるだけのことなの。
──『かぜは どこへいくの』より 
シャーロット・ゾロトウ 作/まつおかきょうこ 訳

毎回、絵本から拾い上げた一文を、
心のしおりとして残していきます。

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『かぜは どこへいくの』
シャーロット・ゾロトウ 作/まつおかきょうこ 訳
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✍️この記事を書いた人

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juniwa(ジュニワ)

娘との読み聞かせをきっかけに、絵本の魅力にどっぷりハマっています。
大人も楽しめる、心に響く絵本を日々探しています。

👉 X(@JUN_kyounani)
👉 Instagram(@jun_kyounani) 

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