
え〜、世の中、何事も「近づきすぎると見えなくなる」というのは不思議なもんでして。たとえば人間関係なんかでもそうでしょう。相手のちょっとした欠点ばかりを虫眼鏡でじーっと覗き込んで、「ここがダメだ、あそこが気に入らない」なんてやってると、その人の全体にある「良さ」がちっとも見えなくなっちまう。
絵画やテレビの画面だって同じでございます。鼻の先をくっつけるようにして見たら、ただの四角い光や、絵の具のシミの集まりにしか見えない。ところが、ちょっと一歩、いや二歩ほどスーッと後ろに下がって、肩の力を抜いて眺めてみる。するとどうでしょう、さっきまで意味不明だったシミが、見事な景色や人の顔としてパァッと浮かび上がってくる。
物事ってのは、ガチガチにピントを合わせるより、少し「隙間」や「余白」を残してぼんやり見るくらいが、一番本質を突いていたりするんですな。
今日ご紹介する一冊は、まさにそんな「引きの美学」。ただの四角い色の集まりに、子どもたちの想像力が加わることで、命を吹き込まれるという、不思議な魔法の動物園のお話で……。
📘 本に関する基本情報
📖 書名: どっとこ どうぶつえん
✍️ 作: 中村 至男
🏢 出版社: 福音館書店
🎯 対象年齢: 3歳〜
📚内容紹介(公式HPより)
この広い世界のどこかに、ちょっと変わった動物園があるのです。なんと、そこでは動物たちの体が四角でできている。そんな不思議な「どっとこ動物」たちが子どもたちを待っています。さあ、門をくぐって、進みましょう。どんな動物が見えてくるかな?人の「見る力」を応用した絵本です。じっくり眺めてお楽しみください。
📚 えほん深掘りトーク
※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。
オープニング:

ふぅ……。今日も一日中パソコンの画面を見てたから、目がショボショボするよ……。

パパー! マイクラしよー! 四角いブロック積むやつ!

ええっ、これからまた画面見るの!? パパの目はもうデジタル限界ポイントを突破してるんだけどな……。今日はアナログなブロックで遊ばない?

Hey, Hey, Hey! お疲れのパパと、元気いっぱいなLittle Lady! そんな今夜のGrooveにぴったりの、最高にCoolでアナログな『ブロック』があるぜ!

マイクラもいいですがね、今日は紙の上で『四角いブロック』が躍る、なんとも粋な動物園にご案内しますよ!
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メインセッション

さぁさぁ、さっそく入園してみましょう。ページを開くと……おや? 大きな四角や小さな四角がポン、ポン、ポンと並んでいるだけでございますな。

なんだこれ? 茶色と黒の、ただのしかくいブロック・・・あ、らいおんだ!

おっ、正解! このオレンジと茶色の感じ、見事にライオンだね。じゃあ、次のページはどうかな?

えーっと、おおきなおくちが開いてる……かば だ!

お見事! いやはや、子どもってのは頭が柔らかいもんで。大人が『ただの四角だ』なんて頭を固くしている間に、スッと本質を見抜いちまうんですから敵いませんな。

近くで見るとただの四角い集まりなのに、脳内で勝手に形を補正しちゃうんだな。
🎸 GIB’S ROCKER ROOM


Hey! ここからは俺様のTurnだぜ! この最高にRockな絵本を生み出したのは、川崎市生まれのグラフィック・デザイナー、中村至男さんだ!1997年に中村至男制作室を設立して、数々のデザインを手がけてきた凄腕だぜ。」「しかもこの『どっとこどうぶつえん』、ただの絵本じゃねぇ。あのボローニャ・ラガッツィ賞の優秀賞や、ドイツの『最も美しい本2019(Schönsten Deutschen Bücher 2019)』にも選ばれた、世界が認めたLegendaryな一冊なんだ!言葉がなくても、Pixel Artという共通言語で、世界中のKIDSのHeartを鷲掴みにしたんだぜ!
🍵 アイシの「寸止め」絵本落語


いやぁ、見事なもんでございます。ページをめくるごとに『これは何かな?』『あ、わかった!』と、親子の掛け合いが自然と生まれる。正解が一つとは限らない、見立ての遊びですな。

文字を『読む』というより、『体験する』絵本だね。答え合わせが楽しいよ。

ええ、ええ。ですがね、この動物園には、パッと見じゃわからない『難問』が潜んでいるんですよ。

わたし、わかるよ!どれどれ〜?

ホウ、ならば見ていただきましょう。このページ、白い景色の中に、白い四角いドットが並んでいて、背景とすっかり同化しちまっておりますな。さぁ、はるちゃん、これは一体なんでしょう?

えーっと……? ひつじ? それとも、ゆきだるま? ……う〜ん、むずかしい! わかんない!

フッフッフ、どうです? 難しいでしょう。仕方ありませんな、ここは一つ、正解を教えて差し上げましょう! 実はこれ、雪の中でじーっとこっちを見つめている、あの大きくて真っ白な……!

Stooooooop!待ちな待ちな!!

ケロッ!?

そこから先は野暮ってもんだぜ!この最高にトリッキーなカモフラージュ、風景だと思ってた場所から突然『Ah-ha!』って動物が浮かび上がる瞬間が、一番Rockなんだからな!

え〜っ! せっかく私がビシッと答えて、お後がよろしいようで、って言いたかったのにケロ〜!
🏠 まとめ


親目線で言うと、子どもに『これ何に見える?』って聞くのがすごく楽しいね。

わたし、いろんな色のブロックで、あたらしい『どっとこどうぶつ』をつくる! パパ、あとでクイズだしてあげるね!

世の中、白黒ハッキリ、高画質で隅から隅まで見えりゃいいってモンじゃありませんや。この絵本みたいに、少しくらい粗くて『余白』がある方が、人間の想像力が入り込む隙間があって、ずっと自由でいられるもんでして。

Oh yeah! 楽な気持ちで、感じるままに見ればいいのさ! Stay wild, stay pixelated!
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✍️この記事を書いた人
juniwa(ジュニワ)
娘との読み聞かせをきっかけに、絵本の魅力にどっぷりハマっています。
子どもも大人も楽しめる、心に響く絵本を日々探しています。



