
え〜、怪獣というものは、だいたい町を壊す、火を吹く、ビルをまたぐ、電車をくわえる。
大人の頭の中には、そういう“お約束”がしっかり詰まっているわけでございます。
ところがね、どんな大スターにも休日ってものがある。
パパさんだって、会社では営業マンでも、家ではソファに沈んで「麦茶ちょうだい……」なんて言ってる。
はるちゃんだって、学校ではしっかり者でも、家では靴下を裏返しに脱ぐ。
つまり、ゴジラだって、いつもいつも大暴れしているとは限らない。
戦っていないとき、あの怪獣王は何をしているのか。
さて本日ご紹介するのは……
キューライスさんが描く、ちょっとシュールで、ちょっとゆるくて、何度も「あっ」と言いたくなる絵本、『あっゴジラ』でございます。
📘 本に関する基本情報
📖 書名:『あっゴジラ』
✍️ 作・絵:キューライス
🏢 出版社: 朝日新聞出版
🎯 対象年齢: 3歳〜
📚内容紹介(公式HPより)
ある日、海の向こうに現れた一匹のゴジラ。だけど、いつもと様子が違います。本当に、ゴジラ?
大人気アーティスト・キューライスが、ゴジラ生誕70周年の節目に、ちょっとシュールでおかしいゴジラのいる日常を描いた「ゴジラ公式絵本」。戦っていないとき、ゴジラは何してる?
📚 えほん深掘りトーク
※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。
オープニング:

連休明けって、なんでこんなに体が重いんだろうね……。ソファから立つのに、気合いが三つくらいいるよ。

気合い三つ? パパ、まだ一つも出てないじゃん。ずっとソファにいるし。

うん……今、頭の中ではもう立ち上がってるんだけど、体がまだ会議中なんだよ。

え〜、連休明けになりますと、大人というのはだいたい動きが怪獣級に重くなるもんでございますな。立つ、歩く、カバンを持つ。その一つひとつが、もう大作映画のワンシーン。

Hey! そんなHeavyな連休明けにぴったりの一冊だぜ。今日の主役は、あのLegendary Monster……でも、ただ怖いだけのゴジラじゃない!

あっ、ゴジラ! パパ、これよんで!
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メインセッション

さあ、ページを開くと、海の見える町でございます。赤い屋根、青い海、ぽつんと船。そこへ、なにやら黒い影が……。

あっ! ゴジラ! でも、なんかこわくない。遠くにいるからかな?

この距離感がいいね。大事件のはずなのに、町の人たちの日常がそのまま続いてる感じがする。

そこがCoolなんだよ! 普通ならサイレン、避難、パニックのFull Volumeだろ? でもこの絵本は、音量をぐっと下げてくる。ゴジラがいるのに、妙に静かなんだ。

しかも、ゴジラさん、海を泳いだり、ちょいと不満げだったり、なんだか大スターの休日を見ているようでございますな。

モスラも出てくるじゃん! でも、みんなで戦わないし。

そこが面白いよね。「怪獣だから戦わなきゃいけない」っていう思い込みを、軽く外してくる。

ゴジラだって、いつも仕事モードじゃ疲れちまう。

そしてページをめくるたびに、男の子の「あっ」という気づきが重なっていく。怖がるより先に、見つける楽しさがあるんですな。
🎸 GIB’S ROCKER ROOM


Hey! ここでFactを刻むぜ。『あっゴジラ』は、2025年4月7日に朝日新聞出版から発売された、キューライスさんによるゴジラ公式絵本だ。公式ページでは、ゴジラ生誕70周年の節目に描かれた作品として紹介されている。
キューライスさんは、公式プロフィールで、漫画家・イラストレーター・絵本作家・アニメーション作家として活動していると紹介されている。『ネコノヒー』『スキウサギ』『悲熊』などでも知られるCreatorだぜ。
さらに、ゴジラは1954年の第1作から始まり、2024年に70周年を迎えた、日本発のLegendary Monsterだ。日本だけでなく海外でも広く注目されてきた存在として紹介されている。
そしてこの絵本のRockなところは、ゴジラを「怖い」「強い」「壊す」だけの存在にしていないこと。
日常の中に巨大な存在がぬるっと入ってくる。
戦わないゴジラ、リラックスしたゴジラ、ちょっと困っているようにも見えるゴジラ。
それを「これもゴジラだぜ」と差し出してくるのが、最高にCoolなんだ。
怪獣王にだって、オフの日がある。
その余白を描くなんて、Soulに響くじゃねぇか!
🍵 アイシの「寸止め」絵本落語


海の向こうに現れたゴジラさん。
泳いでみたり、なにかを見つけてみたり、モスラたちとすれ違ってみたり。
町の人たちは大騒ぎ……かと思いきや、どこかのんびりしている。
男の子はそのたびに「あっ」と気づく。
この「あっ」がいいんですな。
説明じゃない。説教でもない。
ただ、見つけた瞬間の声なんでございます。
そして、ゴジラさん。
遠くの海にいたと思ったら、いつの間にやら少し近い。
「あっ」と思ったら、また少し近い。
こちらが大騒ぎする前に、ゴジラの方が日常へすっと入ってくるんですな。
ここで何が起こるのか。
それを言っちまうのは、ちょいと野暮でございますが……

STOOOOOP!! Hey, hey, hey! Stop the music!

ケロッ!?

そこから先をタダで聴かせるなんてRockじゃねぇ。
怪獣にも余白、読者にも余白。それがこの絵本のGrooveだ!

え〜、言いたいケロ〜。
🏠 まとめ


ゴジラが出てくるのに町が大パニックどころか平穏な日常が続いているギャップが面白かったな。

はるは「あっ」って見つけるところがすき! こわいゴジラじゃなくて、「あ、またいた!」って言いたくなるゴジラ。

怪獣というだけで、すぐに「壊す」「暴れる」「怖がる」と決めつけるのは、ちょいと野暮でございますな。この絵本のゴジラさんは、日常のすき間にふらりと現れる。大きなものを大げさに扱わない、その肩の力の抜け具合が実に粋でございます。

俺がシビれたのは、ゴジラというLegendary Monsterを、ちゃんとゴジラのまま、でもまったく別のGrooveで鳴らしてるところだぜ! 怪獣映画の爆音じゃなく、絵本ならではの小さな「あっ」で魅せる。これはQuietだけど、めちゃくちゃRockなアレンジだ!
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✍️この記事を書いた人
juniwa(ジュニワ)
娘との読み聞かせをきっかけに、絵本の魅力にどっぷりハマっています。
子どもも大人も楽しめる、心に響く絵本を日々探しています。



