【長新太】『キャベツくんのにちようび』シュールで不思議な日曜日

アイシ
アイシ

いやはや。

日曜日というものは、不思議でございますな。

何かをしようと決めていたわけでもないのに、
ちょっと外へ出てみると、
思ってもいなかったものに出会ってしまう。

行かなくてもいい。
でも、気になる。
少しこわい。
でも、見てみたい。

子どもの頃の一日は、案外そんなふうに始まっていた気がいたします。

本日ご紹介するのは、長新太さん作、文研出版より
『キャベツくんのにちようび』。

理屈ではなく、ただ「見てしまった」ことが残る、
なんともシュールで、なんともおかしな一冊でございます。

📘 本に関する基本情報

📖 書名:『キャベツくんのにちようび』

✍️ 作・絵:長 新太

🏢 出版社:文研出版

🎯 対象年齢:3歳〜小学校低学年

📚内容紹介(公式HPより)

 大きなネコ達が、キャベツくんとブタヤマさんを手招きしている。ふたりは、ちょっと恐いけれどついていった。「ブキャッ」ふたりはすごいものを見せられた。さあ……。

🎙️えほん深掘りトーク

※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。

オープニング

パパ
パパ

今日はちょっと、変な絵本読むか。

はる
はる

え、変な絵本ってなに。

パパ
パパ

こわい……のかな。
でも、たぶん笑っちゃうやつ。

アイシ
アイシ

長新太さんでございますからな。
こわいのか、おかしいのか、その境目がふわっとしております。

—————————————————————–

メインセッション

はる
はる

……ネコ、でっか。

パパ
パパ

最初から、なんか様子がおかしいよね。
手招きしてるのに、歓迎されてる感じがしない。

アイシ
アイシ

「いらっしゃい」と言われているのに、安心できない。
そこがまず、たまりませんな。

はる
はる

でもキャベツくんもブタヤマさんも、ついていくじゃん。

パパ
パパ

そこなんよ。
普通なら逃げるのにね。

ギブ
ギブ

怖いもの見たさってやつだな。

パパ
パパ

ああ、それかもしれない。
子どもの頃って、変な路地とか、知らない店とか、ちょっと見に行きたくなったもんね。

アイシ
アイシ

好奇心というものは、いつも少しだけ危なっかしい顔をしております。

パパ
パパ

見せるものがまた、とんでもない。
キャベツの海。
ネコの海。
ブタの海。

ギブ
ギブ

あの見開き、最高だぜ。
オーケストラが静かに弦を鳴らしていたところから、ティンパニが響き、金管楽器が一斉に加わって大音量で盛り上がるフィナーレのようだ。

はる
はる

わたし、ブタヤマさんがブルッてなるのわかる。
多すぎると、ちょっとこわい。

パパ
パパ

うん、いっぱいあるだけで、急におかしくて、急に不安になる。

アイシ
アイシ

ビックリしたブタヤマさんは『ブキャッ』って言って、倒れてしまいます

はる
はる

『ブキャッ』(笑)!!!

ギブ
ギブ

『ブキャッ』は最高だぜ。擬音の中でも相当レベルが高い

パパ
パパ

あれだけ変なものを見たあとに、ぽつんと光って終わる。

はる
はる

なんだったの?ってなる。

アイシ
アイシ

でも、なんだったのか分からないのに、残る。

🔖今日のしおり

いらっしゃい いらっしゃい  
おいしいものがありますよー
──『キャベツくんのにちようび』より
長新太

毎回、絵本から大切に拾い上げた一文を、
心のしおりとして残していきます。

📚この本を読んでみたい方へ

『キャベツくんのにちようび』
   長 新太 作
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✍️この記事を書いた人

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juniwa(ジュニワ)

娘との読み聞かせをきっかけに、絵本の魅力にどっぷりハマっています。
大人も楽しめる、心に響く絵本を日々探しています。

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