デイビッド・マッキー作・絵、安西徹雄訳の『ぞうのエルマー』。パッチワーク模様のエルマーは、仲間たちに愛され、いつも群れの中心にいます。それでもある夜、エルマーは自分の色を消したいと思います。

いやはや。
目立ちたい日もあれば、壁紙になりたい日もございます。
昨日までは気に入っていた服が、電車の中では急に派手に思えたり。名前を覚えてもらえるのがうれしかったのに、今日は誰にも見つけてほしくなかったり。
人の心は、一つの色に決めておけるものではないようです。
本日ご紹介するのは、デイビッド・マッキー作・絵、きたむら さとし訳、BL出版より『ぞうのエルマー』。
にぎやかな色の奥に、みんなと同じでいたい気持ちがのぞく一冊でございます。
📘 本に関する基本情報
📖 書名: ぞうのエルマー
✍️ 作・絵: デイビッド・マッキー
🌐 訳: きたむら さとし
🏢 出版社: BL出版
🎯 対象年齢: 3歳ごろから/大人にも
📚 内容紹介(出版社公式より)
きいろに オレンジ、あかに ピンク、あおくてみどりでむらさきいろで、くろくてしろい、ぞうのエルマー。でも、みんなと同じぞう色になりたくて・・・。世界20か国以上で愛されている人気キャラクターの物語です!
🎙️えほん深掘りトーク
※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。
オープニング:

今日これにしようか。
『ぞうのエルマー』。

このぞう、かくれんぼ絶対弱いね。

そのかわり、ステージに立ったら一発で主役だな。

目立つぞうには、目立つぞうの事情があるかもしれませんな。
では、読んでみましょうか。
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メインセッション

みんなエルマーのこと好きなのに。
なんで、ぞう色になりたいんだろう。

いや、それは分かるよ。
好かれていても、
どこにいても自分だけすぐ見つかるのは、
疲れる日もあると思う。

パパ、そんなに目立たないじゃん。

…そうなんよ。
目立たない俺でも、
今日は誰にも気づかれずに帰りたいなって日があるから。

エルマーは、毎日スポットライトの真ん中だからな。
たまには客席に混ざって、
誰にも探されずに座ってみたくなるんだろう。

名前を呼んでもらえないことが、
この日に限っては、少しうれしかったのかもしれませんな。

でも同じ色になりたかったけど、
笑い声までなくなってほしかったわけじゃないんだな。
🎵今日の余韻


エルマー、小鳥には、
ちゃんと自分の気持ちを話してたね。

そこ、最初はあまり気にしてなかったけど、
今読むと、ちょっと残るな。

では今日は、
小鳥にこぼしたエルマーの言葉を、
そのまま置いておきましょう。
🔖今日のしおり
ほかのぞうとおんなじいろになりたいんだよ。
毎回、絵本から大切に拾い上げた一文を、
心のしおりとして残していきます。
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✍️この記事を書いた人
juniwa(ジュニワ)
娘との読み聞かせをきっかけに、絵本の魅力にどっぷりハマっています。
大人も楽しめる、心に響く絵本を日々探しています。

