
いやぁ……日曜日ってぇのは不思議なものでございますな。
平日は「ちゃんとしなきゃ」が並んでおりますが、日曜日だけは、ちょいと世界のネジがゆるむ。
昼まで寝てもよし。
同じ動画を3回見てもよし。
意味のない散歩をしてもよし。
そんな日に読む絵本は、“意味”より先に、“気分”がやってくる本が似合います。
本日ご紹介するのは、
長新太さんの『キャベツくんのにちようび』。
文研出版から出ている、青い空と変な光景がどこまでも続く一冊でございます。
📘 本に関する基本情報
📖 書名:『キャベツくんのにちようび』
✍️ 作・絵:長 新太
🏢 出版社:文研出版
🎯 対象年齢:3歳〜小学校低学年
📚内容紹介(公式HPより)
大きなネコ達が、キャベツくんとブタヤマさんを手招きしている。ふたりは、ちょっと恐いけれどついていった。「ブキャッ」ふたりはすごいものを見せられた。さあ……。
🎙️えほん深掘りトーク
※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。
オープニング:

今日はちょっと、変な絵本読むか。

え、変な絵本ってなに。

危険な香りがしますな。

Hey!タイトルからしてもう自由だ。
『キャベツくんのにちようび』。

一言で語ろうとすると、言葉が追いつかない方なのよ、長新太さん。まあ読んでみようか。
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メインセッション

にちようび。キャベツくんと ブタヤマさんが あいました。ブタヤマさんが「あのね おなかが フラフラなんだ。キャベツ おまえを たべる!」と——

えっ!!いきなり食べようとしてる!

……冒頭から、直球でございます

で、そこに突然『だれかのてが でて』——クイッ クイッと うごいています、って
その正体は……ページをめくると、でっかいネコが三匹!

ネコ!三匹!腕がムキムキ!(笑)

しかも顔が独特だぜ……招き猫みたいな。

招き猫の威厳と、シュールな愛嬌が同居しております。長新太さんの絵というのは、怖いのか笑えるのか、その境界線がいつも曖昧で……

そのネコたちが言うんよ。『いらっしゃい おいしいものが ありますよー』

ビックリしたブタヤマさんは『ブキャッ』って言って、倒れてしまいます

『ブキャッ』(笑)!!!

『ブキャッ』は最高だぜ。擬音の中でも相当レベルが高い

……(きゅうりをしずかにいじりながら) 言葉の発明、と呼びたい
(キャベツ畑の見開きページ)

で、次のページが……これすごいな

うわっ!!キャベツがいっぱい!!

圧倒的な量で、笑いが生まれる。長新太さんの真骨頂かと。

あ、ブタヤマさん、よだれ出てる(笑)
(ネコが大量に現れる見開き)

そしてまたあの声が聞こえて——今度のページが……

(ページを開いて)うわあ……(しばらく、じっと見ている)……これ、夢に出てきそう

(苦笑い)まあ、な

……(扇子をゆっくり扇ぐ)
(ブタたちが登場するページ)

今度はブタがいっぱい!!

キャベツくんが『ブタを たべるの?』って聞いたら、ブタヤマさんが——

『ブタカツは たべない』 と

……え(笑) ブタカツだったら食べないんだ(笑)

そうなんよ。自分と同じ仲間のブタのとんかつは食べられない

これはちょっと何か考えさせられる。

……
(ラストシーンへ)

ネコたちもブタたちも消えてしまって——キャベツくんとブタヤマさん、ふたりきりになる。そして、キャベツくんは言いました。『ぼくのうちで……』

STOP!!!!

ケロッ⁉︎

それ以上は野暮ってもんだぜ。おしゃべりカエルめ。

続きは、ぜひ実際に読んでみてください。
🎸 GIB’S ROCKER ROOM


Hey!
長新太さん、1927年生まれ。
2005年に亡くなるまで、現役で絵本を作り続けた人でな。
内容もスタイルも自由すぎて、
最初は「え、これアリ?」って思うかもしれん。
でも、その「え?」こそが長さんの狙いなんだぜ。

何冊くらい出してるの?

200冊以上ともいわれてる。しかも作風がバラバラで——静かで詩的なやつも、今日みたいにシュールでゲラゲラ笑えるやつも、全部同じ人が作ってる。自由で、変で、
でも妙に気持ちいい。

すごいなぁ。
なんであんなに自由な発想ができるんだろ?

たぶん、長さんは
「子どもだからわからない」
って思ってねえんだろーな。
子どもって、大人よりずっと自由やろ?
だから、変なものは変なまま。
おかしなものはおかしなまま。
説明しすぎずに、そのままドーンと出す。
それを大人も子どもも同じ目線で楽しめる。
つまり——この人、ロックだぜ。
🏠 結び


大切な存在との別れって、すぐには受け止められないよね。
でもこの絵本は、「受け止めなさい」とは言わない。
ただ、悲しんでいる時間のそばに座ってくれる。

『ブキャッ』が好き!あと、最後のところ……なんかじんわりした。

な。キャベツくん、やさしいよな。

食べられそうになってたのに(笑)

そういう『天然のやさしさ』って、子どもの絵本にしかないよな。大人が書こうとすると、どこかわざとらしくなる。

……食べられそうになった相手を、うちへ招く。それができるのは——勇気なのか、天然なのか。いずれにせよ、キャベツくんはキャベツくんなのでしょうな。
🔖今日のしおり
No. 003おいしいものがありますよー
毎回、絵本から大切に拾い上げた一文を、
心のしおりとして残していきます。
🗯️ あなたの声も聞かせてください!
この絵本を読んで「うちもそうだった!」「このセリフが好き!」
そんな“あなたの声”が、次の誰かの「読んでみたい!」につながります。
読んだ絵本について感じたことをぜひ教えてくださいね✍️
InstagramやXでは #今日は何読もう? での投稿も大歓迎📷
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✍️この記事を書いた人
juniwa(ジュニワ)
娘との読み聞かせをきっかけに、絵本の魅力にどっぷりハマっています。
子どもも大人も楽しめる、心に響く絵本を日々探しています。



