
え〜、人間というのは不思議なもんでしてね。 春先になると「今年こそ!」なんて、誰に頼まれたわけでもないのに、つい自分と『約束』をしたくなるんですな。
でもこの約束ってやつは厄介で、三日も経てば「ま、明日からでいいか」と都合よく忘れちまう。(きゅうりの扇子をポンと打つ)
忙しい我々大人は、子供の頃の無邪気な約束なんて、いつしか忘れたフリをしてやり過ごしてしまうもんです。 ですが世の中には、何十年もかけて、子供の頃の途方もない約束をひたむきに守り抜いた人がいる。
しかもその約束が、「世の中をうつくしくする」というとてつもないテーマでして。 本日はそんな一人の女性の、静かで美しい一代記に、一席お付き合い願います。るのは、そんな「出発前」のリアルなドタバタを鮮やかに切り取った、親御さんなら思わず深く頷いてしまう一冊でございます。
📘 本に関する基本情報
📖 書名:ルピナスさん
✍️ 作:バーバラ・クーニー
🗣️訳:かけがわ やすこ
🏢 出版社:ほるぷ出版
🎯 対象年齢:6歳から
📚内容紹介(公式HPより)
ルピナスさんはおじいさんと約束したとおり世界中を旅行して、海辺の小さな家に住み、3つめの約束「世の中を美しくする」ためにすてきな魔法を思いつきました。
📚 えほん深掘りトーク
※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。
オープニング:

はる、『YOUTUBEの動画は1日30分』って約束したの、忘れてないかな?

えー! いまスプラ3のゲーム動画、いちばんいいところじゃん! ……えっと、あしたから絶対まもる! パパ、あしたから指切りげんまん、お約束するから!

昨日も『あしたから』って言ってたような……。(でも、『約束』を守り続けるのって、大人でも結構難しいんだよねぇ)

Hey! 毎日Videoの誘惑と戦うLittle Ladyに、とびきりBeautifulで、一生かけてBigな約束を守り抜く……そんな最高にRockな生き方を見せてくれる絵本を持ってきたぜ!

ケロケロ。動画30分ルールも大事ですがね! 本日ご紹介するのは、大好きなおじいちゃんと交わした『3つの約束』を胸に、人生という長い旅を楽しんだ、とびきり粋なおばあさんのお噺でございます!
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メインセッション

それでは物語の幕を開けましょう。ルピナスさんがまだ『アリス』という名前の小さな女の子だった頃のお話でございます 。彼女はおじいさんの仕事場で、船のへさきに飾る像を彫るのを手伝ったり、遠い異国の話を聞くのが大好きでした

おじいちゃん、絵も描くの?

左様で!おじいさんは帆船や異国の絵を描いては 夜になるとアリスをお膝に乗せて、広くて遠い世界のお話をたっぷり聞かせたんですな 。それを聞いたアリスは、おじいさんに『大人になったら遠い国へ行くこと』、そして『おばあさんになったら海のそばに住むこと』を高らかに宣言したんでございます 。ですがね、ここでおじいさんはアリスに、さらにこんな途方もないミッションを追加するんですな。『世の中を、もっとうつくしくするために、なにかしてもらいたいのだよ』ってね! 」

えー!なにそれ、むずかしそう!スプラ3のガチマで勝つより大変じゃん!

親でもそんなスケールの大きいお願いはなかなかできないな。

アリスも当時は『何をすればいいか』までは分かりませんでしたがね、素直に『いいわ』と約束したんでございます 。そして月日は流れ、アリスは大人になり、図書館で働き始めます 。この頃にはミス・ランフィアスと呼ばれるようになりますな 。

ここからが彼女のWorld Tourの始まりだぜ!南の島へ行って村長さんとココナッツジュースを飲んだり 、雪山に登ったり、砂漠を横断したり…… まさにLegendaryな冒険家だ!

私も大きくなったら南の島いきたい!

ところが、ラクダから降りる拍子に背中を痛めてしまいましてね 。『遠くの国々はもう十分見たわ』と、ついに海のそばに家を見つけて住むことにするんですな 。これでおじいさんとの約束、2つクリアでございます。

肝心の『世の中を美しくする』っていう一番難しい宿題が残ってるよ 。

左様で。ルピナスさんも、家のポーチから海を眺めながら『なにをすればいいのでしょう』と悩むわけです 。そんな時、彼女が前に蒔いたルピナスの花が、風に吹かれて丘の向こうに広がっているのを見つけるんですな
🎸 GIB’S ROCKER ROOM


Hey, Hey, Hey! その奇跡の前に、ここでGIBのDeepな解説Timeといこうぜ! この絵本を描いたバーバラ・クーニーは、1917年ニューヨークのブルックリン生まれ 。スミス・カレッジとアート・スチューデント・リーグでガッツリArtを学んだLegendaryな絵本作家さ !アメリカの絵本賞の最高峰、コルデコット賞を1959年の『チャンティクリアときつね』、1980年の『にぐるまひいて』で2回も受賞してるガチの凄腕だぜ ! この『ルピナスさん』のArtisticな技法にも注目してくれ。板に水彩絵の具で描いて、色鉛筆でアクセントをつけるっていう独特なスタイルなんだ 。だからこんなに詩的でWarmな表現ができるのさ 。
🍵 アイシの「寸止め」絵本落語


厳しい冬が終わり、散歩に出たルピナスさんは、丘の向こうを見てハッと息を呑む。 なんとそこには、青や紫、ピンクのルピナスが咲き乱れていたんですな!
風や小鳥が種を運んでくれたと気づいた彼女に、ある『すばらしい考え』がひらめきます。 すぐさま国一番の種屋さんに、ルピナスの種をどっさり注文!
夏の間じゅう、ポケットに種を忍ばせては、村のあちこちに蒔いて歩くんでございます。 野原に、丘に、学校の周りに……ポイッ、ポイッとな!(きゅうりの扇子を軽快に振る所作)
『あたまのおかしいおばあさん』なんて外野の声はどこ吹く風。 ひたすらに、自分が信じた『うつくしい種』を蒔き続けたんですな。
そして迎えた、次の年の春! おじいさんと交わした、あの一番むずかしい『三つめの約束』の結末やいかに! さぁ、村中が……!!

Stooooooop!待ちな待ちな!!

ケロッ!?

No, No, No! ルピナスさんが蒔いた種がどんなBeautifulな景色を作ったか、それは自分の目で確かめるべきだろ? 本を買った奴だけのお楽しみだぜ!

ケロ〜ッ! ギブさんのいけず〜!!
🏠 まとめ


『世の中をうつくしくする』って聞いた時は、てっきりすごい立派なことをしなきゃいけないのかと身構えたけど……自分の大好きな花の種をまくことも世の中を美しくすることにつながっている。そう考えるとけっこうできそうだよね。

わたしは何しようかなー。道にチョークでいーっぱい、カラフルな絵をかこうかなあ。 そしたら、スマホばっかり見て下を向いてあるいてるパパも、『おっ!』てなってウキウキするかも!

道いっぱいのチョークの絵! こいつぁ最高ですな。ルピナスさんはただ自分が『綺麗だな、好きだな』って思う花の種を、お散歩ついでにポイポイ蒔いただけなんです。嫌なことや苦手なことを歯を食いしばってやるより、自分が楽しくて楽なことを鼻歌まじりに続ける。それが一番、周りを自然と笑顔にする『粋』なやり方ってもんで。

Exactly! そもそも『美しさ』にマニュアルなんてねぇんだ。子供の落書きみたいなFreeでWildなGrooveだって世界を輝かせるんだぜ! 自分の好きなColorで好きに塗っちまえばいいのさ!
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✍️この記事を書いた人
juniwa(ジュニワ)
娘との読み聞かせをきっかけに、絵本の魅力にどっぷりハマっています。
子どもも大人も楽しめる、心に響く絵本を日々探しています。

