学校目線で見る新しい世界！入学前に読みたい絵本
ポチップ
🔍 こんな人におすすめ！
『がっこうだって どきどきしてる』って、どういうこと？新学期にドキドキするのは子どもたち…だけじゃない⁉︎なんと 学校のほうもドキドキしているんです！
🌱 小学校入学を控えたお子さんへ
「新しい環境で緊張するのは、自分だけじゃないんだ！」とホッとできるお話です。
👨👩👧👦 親や祖父母の方へ
「○○ちゃんもドキドキしてる？」なんて声をかけながら読めば、不安を共有しやすくなります。しかも、大人が読んでもクスッと笑える内容なので、親子で楽しめるのがいいところ。自分の入学の思い出を話すきっかけにもなりますよ！
📚 先生や保育士の方へ
入学式や新学期の読み聞かせにもピッタリ！「学校もみんなと同じでドキドキしてるんだよ」と伝えることで、子どもたちの緊張をほぐせます。共感する力を育てる題材にもなるので、授業で取り上げるのもアリですね。
💡 新しい環境が苦手な方へ
この本を読めば、「初めての場所が緊張するのは、みんな同じなんだな」と、ちょっと気持ちが軽くなるかもしれません。
📘 本に関する基本情報
📖 書名：がっこうだって どきどきしてる
✍️ 作：アダムレックス 文
クリスチャンロビンソン 絵
なかがわちひろ 訳
🏢 出版社：WAVE出版
🎯 対象年齢：5歳〜
🌱 育まれる心の種：観察眼、ユーモア
📚 内容紹介
はじめてのクラス、はじめての学校、みんなどきどきするものだけど……学校だってどきどきしてるって知っていた？
学校がちょっぴり怖い子、苦手な子、いやだなあと思う子たちへ――こんな学校だったら、ちょっと面白いんじゃない？
はじめて新しいクラスに入るとき、新しい学校に行くとき、子どもはみんなどきどきして、ちょっぴり不安を感じるものですが、じつは、学校のほうも不安で心配でしかたなかったとしたら！？ 生まれたての学校が、子どもたちといっしょに少しずつ「学校って、もちろん楽しいことばかりじゃないけど、でもやっぱり楽しいかも」と思えるようになるまでを、不安な心によりそって描きました。学校といっしょに、どきどきして、切なくなって、げらげら笑える、唯一無二の学校絵本です。（WAVE出版HPより）
📚 えほん深掘りトーク
※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。
皆さん、こんにちは！『今日は何読もう？』の時間です。今回は、春（新学期）の学校を描いたアダム・レックスさんのやさしい絵本『がっこうだって どきどきしてる』（WAVE出版/2024年）をご紹介します。
『がっこうだって どきどきしてる』って、視点が面白いですよね。建物が主人公って、まるでピクサー映画『カーズ』みたいだ！無機質なものに命が宿る話はグッときます。
学校がドキドキって、なんか変なの。でも、体育館とか理科室とか、夜になるとこっそり動いてたらちょっと怖いじゃん。
いやはや、世の中ってのはねぇ…人間が新しい場所に行くときにドキドキするように、学校だって、初めて子どもたちを迎えるときは、ケロっと落ち着いてはいられないって話でございますよ。まさに一期一会、一席一会ってね。
学校自体がドキドキってのは、逆にロックなアプローチだぜ。建物ってのは動かないもんだって常識をブチ壊してるワケだ。どんなグルーヴがあるのか、ちょっと気になるぜ。
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Scene 1 — ドキドキの正体
この絵本は、子どもたちの不安を『がっこう』という大きな存在に置き換えることで、自分だけじゃないという安心感を与えてくれるのが素敵ですね。不安は誰でも感じるものだと教えてくれます。
不安って、自分のコントロール外のことが起こるかもって気持ちから生まれますよね。学校側も『この子たちがどんな子かわからない』という不安を抱えている。これは『エヴァンゲリオン』で言うところの、他者との心の壁『A.T.フィールド』を壊していく第一歩なワケです。
いや、A.T.フィールドとか難しすぎてわかんないし。
初めてってのは、ある種のカオスだ。そのカオスに飛び込むことこそが、人生のグルーヴって話。この学校、なかなかソウルを感じるぜ。
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Scene 2 — 視点を変える面白さ
カエルもね、冬眠から目覚めて、初めての大きな池に飛び込むときは、それはもうドキドキでございます。水が冷たすぎないか、天敵はいないか…でも、池の主役になるには、ケロっと飛び込む勇気がいるんでございますよ。
アイシさんの比喩、面白いですね。学校を一つの生命体として描くことで、読み手は自然と共感し、他者の視点に立って物事を考える力を育めます。まさに心の種を育む絵本です。
クリスチャン・ロビンソンさんの絵も温かいですよね。パステル調のタッチが、学校の不安や期待という感情を優しく包み込んでいる。どこか懐かしさもあって安心感があります。
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Scene 3 — ロックな着地
この絵本は、ファンタジーに逃げずに、純粋な共感で着地しようとしてる。不安を抱えたまま、一歩踏み出すって話だ。それが『生きる』ってグルーヴだぜ。
ギブさんの言う通り、この絵本は不安を否定せず、受け入れることの大切さを教えてくれます。新しい場所で新しい自分を発見する期待をそっと後押ししてくれる一冊です。
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まとめ
『がっこうだって どきどきしてる』は、誰もが経験する新しい一歩への不安を、温かく優しく肯定してくれる、心の種を育む傑作です。
これを読んだら、『パパも子どもの頃はドキドキしたよ』と、自分の経験を話すきっかけにしたいです。親子の絆を深める実践の機会ですね。
学校がドキドキしてるなんて、ちょっとおもしろかった。
ケロケロ！学校がドキドキするのは、高座に上がる前の噺家（はなしか）と同じでございます。緊張していると、ついつい手が滑って、扇子（せんす）を落としちゃう…って、ケロっと忘れてしまいなさい！ 大丈夫、このドキドキが、噺（はなし）の始まりでございますよ。
チッ…結局、不安ってのは、新しいグルーヴを生み出すための初期衝動って話だぜ。この本は、その衝動を否定しないからロックだ。みんなも、このドキドキを背中に背負って、ぶっ飛んでいけって話だ。
次回はどんな心の種を育む絵本に出会えるでしょうか。またこの時間にお会いしましょう！さようなら。
✨心に残った言葉、場面✨
がっこうには こどもたちが まいにち やってくる。いろんなことを べんきょうして、あそんで、わらって、ないて、おこって、けんかをして、なかなおりをする。みんな いつまでも がっこうのことは わすれない。こんなに すてきな たてものって、めったに ないよ
ーゆうやけの空の下、用務員さんが学校に話した言葉
いや〜、用務員さん、めちゃくちゃ良いこと言うなあ。小学校って、行ってるときは「早く帰りたいな〜」とか「宿題めんどくさい！」とか思っていたけど、卒業してみると不思議と忘れられない場所なんだよね。あの頃の思い出って、時間が経つほどじんわり心に残ってる。掃除の時間にふざけて先生に怒られた事や、休み時間のドッジボール、給食のデザートをめぐってバトルしたり、友だちと語り合ったこと…全部ひっくるめて、学校ってただの建物じゃなくて、「みんなの物語がつまった場所」なんだなって、この言葉を読んで改めて感じました。それを誰よりも分かってるのが、毎日学校を見守ってる用務員さんなのかも。しみじみするなぁ…。
📝 ちょっと深掘り！
『がっこうだって どきどきしてる』は、アダム・レックス（作）、クリスチャン・ロビンソン（絵）によるアメリカ発の絵本。原題は 「School’s First Day of School」（学校の初めての1日）です。
もともと、アメリカでも「入学が不安…」という子どもは多く、そんな子どもたちの気持ちに寄り添うために作られたそうです。でも、この本の面白いところは、「学校も実はドキドキしてるんだよ」という視点を取り入れたこと。
イラストは人気絵本作家 クリスチャン・ロビンソン
絵を担当したクリスチャン・ロビンソンさんは、コルデコット賞やニューベリー賞など、数々の児童文学賞を受賞した大人気のイラストレーター。彼の作品は、シンプルで温かみがあり、子どもにも親しみやすい雰囲気が特徴です。彼の代表作には、『Last Stop on Market Street（マーケット通りのふたり）』（マット・デ・ラ・ペーニャ作、偕成社）があり、この作品で2016年のニューベリー賞（最優秀児童文学賞）を受賞。彼の描く世界観は、子どもたちにとって身近でありながら、新しい視点をくれると評価されています。
📖 参考情報
絵本の感想
新しい環境への適応って、いつになってもドキドキします。大人になっても、感じる胸のざわつきは変わりません。
この絵本が素晴らしいのは、その不安を「学校も同じだよ」と、大きな視点で包み込んでくれるところです。子どもにとって巨大でちょっぴり怖い存在である「学校」が、実は自分たちと同じようにドキドキしていると知るだけで、心の壁はスッと低くなるはずです。
「大丈夫、みんな新しい一歩を踏み出すときにはドキドキしているんだよ」という、普遍的でやさしいメッセージは、なんだか私たち30〜40代のママたちにも**「頑張りすぎなくていいよ」という許可をくれている気がします。この本を読んで、親子の「はじめて」の気持ちを共有し、不安な気持ちに寄り添ってくれるお守りのような一冊です。
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ポチップ
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✍️この記事を書いた人
juniwa(ジュニワ)
娘との読み聞かせをきっかけに、絵本の魅力にどっぷりハマっています。
子どもも大人も楽しめる、心に響く絵本を日々探しています。
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