長谷川摂子さん作、ふりやななさん画の絵本『めっきらもっきら どおん どん』。不思議な三人組と過ごす、ちょっと怖くて、とびきり楽しい異世界の物語です。

いやはや。
昔のことを思い出そうとして、「あれ、なんだったかな」となることがございます。
誰といたかは覚えている。楽しかったことも覚えている。
なのに、肝心なところだけが出てこない。
忘れたと言うには、ずいぶん残っている。
覚えていると言うには、少し足りない。
記憶というものは、なかなかきれいに片づいてくれないようでございます。
本日ご紹介するのは、長谷川摂子さん作、ふりやななさん画、福音館書店より『めっきらもっきら どおん どん』。
📘 本に関する基本情報
📖 書名: めっきらもっきら どおん どん
✍️ 作: 長谷川摂子
🎨 画: ふりやなな
🏢 出版社: 福音館書店
🎯 対象年齢: 3歳から
📚 内容紹介(出版社公式より)
へんてこな世界に迷い込んだ、少年の運命は?
かんたがお宮にある大きな木の根っこの穴から落ちて訪れた国は、何ともへんてこな世界でした。そこの住人“もんもんびゃっこ”“しっかかもっかか”“おたからまんちん”とかんたは仲良しになり、時のたつのを忘れて遊び回ります。けれどもすでに夜。遊び疲れてねむった3人のそばで、心細くなったかんたが「おかあさん」と叫ぶと……躍動することばと絵が子どもたちを存分に楽しませてくれるファンタジーの絵本です。
🎙️えほん深掘りトーク
※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。
オープニング:

今日これにしようか。
『めっきらもっきら どおん どん』。

めっきらもっきら……どおんどん?
なにそれ(笑)。

言ってるだけで、なんか調子いいな。

では、その妙な言葉の先へ行ってみましょうか。
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メインセッション

でもこれ、覚えてなくてもしょうがなくない?

歌?

だって、めちゃくちゃに歌ったんでしょ。
わたしだったら絶対覚えてない。

ああ、あのときは、もう一回
歌うつもりなんてなかったもんな。

そのときは、ただのでたらめな歌だったんだよな。
でも、その歌であそこに行っちゃった。
だから今度は必要になった。

でも覚えてない(笑)。

大切になる前には、大切だと分かりませんからな。

かんたも、最初はただ腹が立って、思いつくまま歌っただけなんよね。
それが、あとになって一番思い出したい歌になる。
🎵今日の余韻


かんた、何回も神社に行ったんだね。

それだけ、もう一回会いたかったんだろうな。

そのときは、ただのでたらめな歌だったのでございます。
覚えておこうとも思わなかった。
それがあとになって、もう一度会いたい三人へつながる、たったひとつの歌になった。
けれど、いざ必要になったときには、もう思い出せない。
🔖今日のしおり
毎回、絵本から拾い上げた一文を、
心のしおりとして残していきます。
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✍️この記事を書いた人
juniwa(ジュニワ)
娘との読み聞かせをきっかけに、絵本の魅力にどっぷりハマっています。
大人も楽しめる、心に響く絵本を日々探しています。



