チームワークでやり遂げる、特別な夜の物語
🔍こんな人におすすめ!
- 🌱 お子さんへ
はたらく車やサンタさんが好きなお子さんにぴったり!こびとたちの活躍にワクワクしながら、チームで協力する楽しさも学べます。 - 👨👩👧👦 親や祖父母の方へ
「クリスマスって、どうやって準備されてるの?」そんな素朴な疑問に答えるような、想像をかきたてる絵本。親子の読み聞かせタイムが盛り上がります。 - 📚 先生や保育士の方へ
季節行事の導入にぴったり。働く車や道具にも興味を持ちやすく、チームワークや助け合いを自然に伝える教材にもなります。 - 🌍 すべての人へ
細部まで描かれたイラストや、プロフェッショナルに徹するこびとたちの姿が魅力。 - 📖 まとめ
ただの「クリスマス絵本」にとどまらず、「準備の裏側」や「支える人々」にも目を向けられる、深みのある作品。シリーズで楽しみたくなる絵本です。
📖本に関する基本情報
📚タイトル: おたすけこびとのクリスマス
✍️作者: なかがわちひろ
🖼️絵: コヨセ・ジュンジ
🏢出版社: 徳間書店
🎯対象年齢: 3歳~小学校低学年
クリスマスの夜、頼れる助っ人として登場する「おたすけこびと」たち。大人気絵本『おたすけこびと』の待望の第二弾!細部まで描き込まれた働く車と、わくわくする物語がクリスマスを楽しくしてくれる一冊です。
🌱育まれる心の種
チームワーク、助け合い
あらすじ
クリスマスの夜、「おたすけこびと」たちが仕事の依頼を受けて出動!働く車をずらりと並べ、町を走り抜けていきます。仕事の依頼をしたのはクリスマスに大忙しのあの・・・。細部まで描き込まれたイラスト、クリスマスの夜を楽しませてくれる絵本です。
📚 えほん深掘りトーク
※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。

皆さん、こんにちは!『今日は何読もう?』の時間です。今回は、クリスマスの夜にはたらくくるまを駆使するこびとたちを描いた、なかがわ ちひろさんとコヨセ・ジュンジさんのわくわくする絵本『おたすけこびとのクリスマス』(徳間書店/2009年)をご紹介します。

こびとたちが重機を使ってミッションを…? なんだか、国際救助隊(サンダーバード)みたいで燃えるシチュエーションじゃないですか! チームで動くってのはロマンですよ。

『おたすけこびと』って、こびとがお手伝いするの? クリスマスってことは、サンタさんの手伝いかな。でも、こびとって小さいのに重機とか動かせるの?

へい、お立ち会い! 小さな体で大きな車。こいつぁまるで、豆台風が土俵入りするようなもんで。アンバランスなところに面白みがあるってもんでさぁ、ケロケロ。

クリスマスにミッションねぇ…。ガキの頃はソワソワしたもんだが、こびとたちがどんなグルーヴを聴かせてくれるのか、ちょっと気になるぜ。
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Scene 1 — プロの仕事道具

いやあ、圧巻でしたね。こびとたちが使う重機の数々! 小さいのに本格的で、見ているだけでわくわくしました。

この重機の描き込みがすごい。男の子はもちろん、僕みたいなメカ好きの心もがっちり掴みますよ。まさに『サンダーバード』の出動シーンを彷彿とさせます。
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Scene 2 — 依頼主は、あの人

電話の主がサンタさんだった、というのも夢がありますよね。サンタさんも一人では大変だから、こうしてプロに依頼しているんだな、と。

サンタもアウトソーシングってワケか。餅は餅屋、プレゼントはこびと屋ってことだな。その分業体制、ロックだぜ。

いやはや、大旦那(サンタ)も粋なこって。裏方がしっかりしてるからこそ、表舞台が輝く。こいつぁ、落語の『出囃子』と同じでさぁ。
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Scene 3 — 静かなるミッション

家の中に運び込むシーン、ドキドキしましたね。犬に気づかれそうになる場面とか、王道のスパイ映画みたいで!

『しーっ!』ってやってたけどさ。あんなに重機が動いてたら、絶対音するじゃん。寝てる子、起きないのかな? そこが一番不思議。

はるさん、そこはこびとさんたちのプロの技術ですよ。音を立てないように、細心の注意を払っているんです、きっと。
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Scene 4 — 『おたすけこびとのクリスマス』のグルーヴ

チッ…。どいつもこいつも、自分の仕事にプライド持ってるいい顔してるじゃねえか。汗水たらしてミッションコンプリート。悪くねえ…いや、かなりソウルフルだぜ。

わかります、ギブさん! 任務を終えて整列する姿、かっこよかったですよね。達成感が伝わってきます。

『ロック』とか『ソウル』とかよくわかんないけど、みんなでお仕事してるのは楽しそうだった。私もあんなトラック運転してみたいかも。
まとめ

『おたすけこびとのクリスマス』、いかがでしたか? 夢と現実の「はたらくくるま」が融合した、本当に楽しい一冊でしたね。

こういうプロの仕事を見ると、自分も『おたすけパパ』として、家族のために何かミッションをこなしたくなりますよ!

こびとさんたち、おつかれさま。でも、やっぱりあんな大きいの運んだら、次の日、絶対筋肉痛じゃない?

ケロケロ。こちとら、高座で一席つとめた後みたいなもんでさぁ。心地よい疲れってやつで。いやはや、お見事な手際でございました。

フン。誰かのために夜通し働くってのは、悪くねえソウルだ。お前らも、このグルーヴ、ちゃんと感じ取れよ。読まなきゃ損だぜ。

次回もまた、皆さんの心に響く一冊をご紹介しますので、どうぞお楽しみに! それではまた〈今日は何読もう?〉でお会いしましょう!
✨心に残った言葉、場面✨
「ことしも、いつものところでね」「はい、おまかせください」
ーサンタさんが小人たちにプレゼント配達を頼むシーン

このやりとりがなんとも温かくて、ホッとしました。毎年のクリスマスに向けて、サンタさんと小人たちが長い間築いてきた信頼がぎゅっと詰まっている感じ。 「いつものところで」という一言に、毎年のクリスマスを支えてきた小人たちの存在がしっかり感じられます。読んでいるうちに、サンタさんの影でこんなチームワークが働いているのかと思うと、クリスマスの裏側にほっこり。世界中の子どもたちの笑顔を守る、小人たちのプロフェッショナルな姿勢が素敵すぎます!
📝ちょっと深掘り!
🟢 『おたすけこびとのクリスマス』とは?
『おたすけこびとのクリスマス』は、なかがわちひろさんが文を、コヨセ・ジュンジさんが絵を手掛けた絵本で、2009年に徳間書店から出版されました。この作品は、働く車と小人たちが活躍する「おたすけこびと」シリーズの第2作目で、クリスマスをテーマにしています。
🟢 作者・なかがわちひろさんについて
なかがわちひろさんは、1958年生まれの作家、画家、翻訳家です。東京藝術大学を卒業後、翻訳家として多くの訳書を手がける一方、創作絵本や童話も執筆しています。代表作には『どうぶつがすき』(あすなろ書房)、『天使のかいかた』(理論社)などがあり、これらの作品で日本絵本賞翻訳絵本賞や日本絵本賞読者賞を受賞しています。「おたすけこびと」シリーズは、重機メーカーのショールームを訪問した際に着想を得て生まれた作品です。
🟢 イラストレーター・コヨセ・ジュンジさんについて
コヨセ・ジュンジさんは、1949年生まれのイラストレーターで、福岡県出身です。セツ・モード・セミナーを卒業後、雑誌や単行本の装丁、表紙画などを手がけてきました。『おたすけこびと』シリーズでは、細部まで緻密に描かれた重機や小人たちのイラストが特徴的で、子どもたちから高い評価を受けています。シリーズ第1作目の『おたすけこびと』は、アメリカでも出版され、ホーンブック誌の2008年のベストブックスに選ばれるなど、国際的にも好評を博しています。
📚 参考: 紀伊國屋書店 公式サイト
絵本の感想
子どもたちの「はたらくくるま」への情熱は、本当にすごいものがありますよね。図鑑を暗記するほど夢中になる、あの一途なエネルギー。
この絵本は、その情熱とクリスマスのワクワク感を見事に融合させています。こびとたちは遊びではなく、真剣に「仕事」をしている。ヘルメ-ットをかぶり、連携を取り、トラブル(犬!)にも対処する。その姿が、たまらなくカッコいいんです。
「サンタさん」というファンタジーの裏側を、「お仕事」というリアリティ(?)で支えるこびとたちのギャップが面白い一冊です。
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✍️この記事を書いた人
juniwa(ジュニワ)
娘との読み聞かせをきっかけに、絵本の魅力にどっぷりハマっています。
子どもも大人も楽しめる、心に響く絵本を日々探しています。
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