ちょっと不思議で、じんわり心が温まる、ぼくと“ちきゅうちゃん”の物語。
🔍 こんな人におすすめ!
『ちきゅうちゃん。』って、タイトルからして可愛い…いや、待って!?
「地球」にちゃん付け!? こんなふうに地球をまるで友達みたいに呼んでいいの!? そう思ったあなた、この絵本を読めば、「ちきゅうちゃん」って呼びたくなるくらい、ぐっと身近に感じられるはず! 🌍✨
🌱 地球や環境のことに興味を持ち始めたお子さんへ
「地球を大切にしよう」と言われても、子どもにとっては少し難しい。でも、「ちきゅうちゃん」という存在として描かれることで、ぐっと親しみやすくなります。「ちきゅうちゃんは、元気かな?」と、日常の中で自然と地球のことを考えるきっかけになる一冊。
👨👩👧👦 親や祖父母の方へ
環境問題やSDGsなど、大人にとっても大事なテーマだけど、子どもにはどう伝えたらいいか悩みますよね。この絵本なら、難しい言葉を使わなくても、「地球ってね、生きてるみたいなんだよ」と、やさしく話せるきっかけに。親子で「ちきゅうちゃんのために、何ができるかな?」と考える時間を作るのも素敵ですね。
📚 先生や保育士の方へ
「環境を大切にしよう」と言われるよりも、「ちきゅうちゃんってどんな子かな?」と考えたほうが、子どもたちは自然と興味を持ちます。読み聞かせを通じて、地球との距離をぐっと縮めることができる1冊。 「ちきゅうちゃんが元気でいるためには?」と問いかけてみると、子どもたちの発想がどんどん広がりそう!
💡 身の回りのことで手一杯で、地球の事なんて考えてられない…そんなあなたへ
毎日の仕事や生活に追われて、つい「地球のこと」なんて遠い話に感じてしまう。だけど、「ちきゅうちゃん」と呼ぶだけで、ちょっと身近な存在に思えてきます。
この絵本は、スケールの大きな地球を、そばにいる友達のように感じさせてくれる一冊。ふと「ちきゅうちゃん、大丈夫かな?」って気遣えるようになると自分の行動も変わる気がします。
📖本に関する基本情報
• 📖 タイトル:ちきゅうちゃん
• ✍️ 作者:文/糸井重里、絵/キューライス
• 🏢 出版社:マガジンハウス
• 🎯 対象年齢:4歳〜大人まで
• 🌱 育まれる心の種:思いやり・好奇心・地球への愛
💭 この本を読むきっかけ

今日、学校の授業で“地球環境の汚染”について勉強したんだけど、なんかすごく悲しくなっちゃった…。

どんな話だったの?

世界中で森林が伐採され二酸化炭素が増えて地球が暖かくなって、南極や北極の氷が溶けて、それまで住んでいた動物が住めなくなったりとか、工場や車の排気ガスなんかで空気が汚れたり、水の汚染が進んだり…。色々聞いているうちになんだか地球がかわいそうになっちゃった。

確かにそれは深刻だね。でも、地球ってずーっと昔からいろんな変化を乗り越えてきたんじゃない?

うん、先生も『みんなが意識して行動すれば、地球をもっと大切にできる』って言ってた。でも、なんか“守らなきゃ!”って思うと、すごく大変なことに感じちゃって…。

なるほどね。でも、“守らなきゃ”じゃなくて、“好きでいる”っていうのも大事かもよ?

好きだから大切にしたいって思う、ってこと?

そうそう。実は、今日読む絵本がまさにその話。『ちきゅうちゃん。』っていうんだけど、地球が“お友達”みたいな存在だったら、どうなるかな?っていうお話なんだよ。

えっ、地球がお友達!? それ、気になる!

おもしろそう! どんなお話なんだろう?」

よし、じゃあ、読んでみよう!
📚 内容紹介
ぼくの たいせつな ともだち
ある日、ぼくのお父さんが持って帰ってきた、地球みたいなまるいあたまの“ちきゅうちゃん”。
よく見たら、海や山があって、人も住んでいて、ぼくはどんどんちきゅうちゃんのことを知りたくなっていきます。
観察したり、一緒に遊んだりしているうちに、ぼくはちきゅうちゃんのことが好きになっていきます。
無口でおとなしいけれど、深いやさしさでぼくを受けとめてくれるちきゅうちゃんに、
ぼくは何をしてあげたらいいのかな……?
(マガジンハウス公式サイトより引用)
📖 本の感想についての会話🗣️
※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。ネタバレを避けたい方は、ここから先の内容をお控えいただくことをおすすめします。

「ちきゅうちゃん」って名前がもう可愛いよね!

そうだね。まるくて、おとなしくて。でもとても大きな存在。まるで本物の地球みたいだよね。

「ちきゅうちゃん」のことを観察していくうちに、「ぼく」がどんどん愛着を持っていくのがいいな。最初はただの不思議な存在だったのに、いつの間にか大切な友達になっていくんだよね。

「ぼく」が「ちきゅうちゃん」のために何をしてあげたらいいんだろう?って考えるシーンが印象的だったね。そして出てきた答えが「すきでいればいいんじゃない?」っていう言葉。深いよね。

だって、大好きなものって自然と気にかけるし、大切にしたくなるもんね。

今までは「地球」って言われても、広すぎてよくわかんなかったんだけど、この本を読んで、すごく身近な存在になったよ。なんか、これからは「地球」っていうより「ちきゅうちゃん」って呼びたくなる感じ!

私もちきゅうちゃんが快適に過ごせるように、お部屋のお菓子のゴミをちゃんと片付けるところから始めようっと!

それはちきゅうちゃんの為に限らずやってほしい!
✨管理人が心に残った言葉、場面✨
すきでいればいいんじゃない?
ー「ぼく」が「ちきゅうちゃん」のために何をしてあげたらいいんだろうと考えた時にでてきた言葉

環境問題って考えると、急にハードルが上がるし、「何かしなきゃ!」って思うとちょっとプレッシャーになる。でも、まずは “好きでいること” から始めればいいんじゃない? っていう発想がすごくいいなと思いました。これってすごくシンプルで、誰でもできることなのに、実はすべての素になる大事なことなんじゃないかなって思います。
環境だけじゃなくて、人との関係も同じで、何かを本当に大切にするためには、まず“好き”って気持ちがあることが大事だよなあって改めて感じた一言でした。
📝 ちょっと深掘り!
🟢 「ちきゅうちゃん」はどうやって生まれた?
糸井重里さんは、「地球を守らなきゃ!と思うと難しく感じるけど、まずは“好きになる”ことが大切」という考えから、この絵本を作りました。環境問題を深刻に伝えるのではなく、読んだ子どもたちが自然と地球を大切に思えるような視点を持てるように工夫されています。
🟢 キューライスさんが描く「ちきゅうちゃん」の魅力
シンプルな線とやさしい色合いで描かれた「ちきゅうちゃん」は、まるで本当に“地球”がそこにいるような存在感があります。無口でおとなしいけれど、静かに受けとめてくれる感じが、まさに地球そのもの。読んでいるうちに、ちきゅうちゃんが本当に「たいせつなともだち」に思えてくるのが、この絵本の魅力です。
📚 情報引用元:糸井重里 インタビュー記事
参考リンク:
まとめ
『ちきゅうちゃん。』は、「地球を大切にしなきゃ!」と気負うのではなく、まずは 「好きになること」 から始めよう、というメッセージが込められた絵本でした。
ちきゅうちゃんみたいに、静かにそこにいる存在を 「大事な友達」と思えるかどうか。その視点を持てるだけで、世界の見え方が変わる気がしました。
読むと、地球をもっと好きになれる。そんな一冊です。
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