『おおきくなるっていうことは』|レビュー|子どもの成長をやさしく伝える絵本|卒園・入学前におすすめの1冊

大きくなるってどういうこと?子どもと一緒に成長について大人も気づかされる絵本

🔍こんな人におすすめ!

“おおきくなる”って、身長のことだけじゃない。心の成長にも気づける絵本です。

🌱 お子さんへ
歯が抜けた、服がきつくなった…そんな体の変化と重ねながら、自分の“がんばれたこと”を発見するヒントになる絵本。

👨‍👩‍👧‍👦 親や祖父母の方へ
普段は気づきにくい“がまん”や“やさしさ”にも目を向けられるきっかけに。心の成長に気づけます。

📚 先生や保育士の方へ
卒園・進級シーズンの読み聞かせにぴったり。子どもの行動を見守る視点が、少し変わるかもしれません。

🌏全ての大人の方へ
成長って、“目に見えること”だけじゃない。この絵本が教えてくれる“ほんとうの大きくなる”に、きっと共感できます。

💭 この本を読むきっかけ

パパ
パパ

はる、春から2年生だね。なんだかちょっとお姉さんになった感じするよ。

はる
はる

えへへ、ランドセルも似合ってきたでしょ?

はる
はる

1年で身長も伸びたし、いろんなことができるようになったもんね。小さな子にも優しくしているし。

パパ
パパ

この前も、はるの大好物のいちごケーキ、急に遊びに来た「こうた」に譲ってくれたでしょ?パパちょっと感動したよ。

はる
はる

うん…実はちょっと悔しかったけど、がまんできた!わたしも“おおきくなった”かな〜

アイシ
アイシ

うんうん!そういう気持ちの変化って、すっごく大事な“成長”だよね。

パパ
パパ

今日はね、そんな“おおきくなる”ってどういうこと?って考えたくなる本を紹介するよ。タイトルは『おおきくなるっていうことは』

📖本に関する基本情報

  • 📖 タイトル:おおきくなるっていうことは
  • ✍️ 作者(文・絵):作:中川ひろたか/絵:村上康成
  • 🏢 出版社:童心社
  • 🎯 対象年齢:4歳〜
  • 🌱 育まれる心の種:成長実感・優しさ・共感力・自己肯定感

本の概要:
「大きくなる」って、身長が伸びること?歯が抜けること?
でも本当は、がまんできるようになったり、優しくできるようになったり——。
目に見える変化だけでなく、心の成長にもそっと光を当てる、やさしいメッセージの詰まった絵本です。

📚あらすじ

おおきくなるっていうことは、からだが大きくなることだけじゃない。

がまんできるようになったり、ひとの気もちを考えられるようになったり…。

目に見える変化と、目に見えない成長をやさしく描いた、こころにしみる絵本です。

入園・入学、進級の節目にぴったりの一冊。

📚 出典:童心社 公式サイトより

📖 本の感想についての会話🗣️

※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。


はる
はる

おおきくなるっていうことは「シャンプーだって嫌がらないってこと」私だ!

パパ
パパ

はるも5歳くらいまではシャンプーで目に泡が入ってくるのが怖くて本当にいやがっていたもんね。おおきくなったね。

アイシ
アイシ

子どもってある日ふっとそういうことができるようになるんだよね。

はる
はる

心に残ったのがおおきくなるっていうことは「自分よりちいさな子に優しくなれるってこと」という言葉。おもちゃで遊ぶのを先に譲ってあげるとか、そういうことも成長なのかな?って思った。

パパ
パパ

うんうん、自分がしたいことを我慢するって大人でも難しいことだからね。できたらすごいことなんだよ。この本を読んではるの小さな変化をちゃんときづいていきたいなあと思ったよ。

アイシ
アイシ

目に見える成長だけじゃなくて、見えない“心の成長”にも気づけるのって、すてきだよね

✨管理人が心に残った言葉、場面✨

またひとつおおきくなった おめでとう みんな

ーおおきくなるっていうことを先生がこどもたちに教えている場面

管理人JUN
管理人JUN

大人ってつい、“できるようになったこと”を当たり前に思っちゃうんですよね。

でも、子どもたちの中では、その一歩がすごく大きい。

「自分で靴履けた」とか「ちょっと待てた」とか、それだけで“おおきくなった”って思っていいんだよなぁって、改めて思いました。

うちでも「おめでとう、またひとつおおきくなったね」って、ちゃんと伝えていこう。

…って思いながら、こっそり目頭あつくなっていました(泣)

📝ちょっと深掘り!

『おおきくなるっていうことは』を手がけたのは、長年子どもたちの心をつかみ続けているゴールデンコンビ、中川ひろたかさん(文)村上康成さん(絵)

中川さんは元保育士で、シンガーソングライターとしても活躍。
世界中のこどもたちが』や『みんなともだち』など、子どもに寄り添った作品を多数発表しています。
ユーモアがありつつ、じんわり心にしみる言葉づかいは、読み聞かせにもぴったりです。

村上康成さんは、自然や子どもをやわらかく描く絵本作家。
透明感のある色づかいと、のびやかな構図が魅力で、この作品でも“成長”というテーマをやさしく包み込んでいます。
公式サイトはこちら → 村上康成 公式サイト

◎ピーマン村シリーズとのつながり

この作品は、ピーマン村シリーズ(童心社)の1冊でもあります。
『ともだちになるために』『にじ』『せんせいといっしょ』など、子どもの生活や感情に寄り添う絵本が多数。
『おおきくなるっていうことは』も、「節目に読みたい一冊」として広く愛されています。

◎教育現場・保育現場での活用例

この絵本は、卒園式・進級式・入学前の読み聞かせでよく活用されています。
子どもの“こころの準備”をそっと手助けしてくれる内容で、保育士さんや先生からの支持も厚いです。
「できるようになったこと」を見つけて、ほめてあげたくなる――そんな気持ちになれる絵本です。

目に見える成長と、目に見えない心の成長。
どちらにも気づけるこの作品は、子どもと向き合う大人にもあたたかい気づきを与えてくれます。

まとめ

まとめ

子どもが「おおきくなる」って、身長が伸びることだけじゃないんだよなあ…って、あらためて気づかせてくれる絵本でした。できるようになったことって、大人からするとちっちゃなことでも、子どもにとってはすごく大きな一歩なんですよね。1人で靴がはけた!我慢できた!優しくできた!って、それだけで「おめでとう!」って言いたくなります。

パパも読みながら、「そっか、うちの子こんなにおおきくなってたんだな」って、じんわり感動…。読むたびに、子どもをギュッとしたくなる一冊です。

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