『おへそがえる・ごん』|絵本の感想|これはもう時代劇!? 雲ふくカエルが巨大タコと大バトル!

雲をふくカエル・ごんが、おばけと巨大タコに立ち向かう痛快絵物語!

🔍 こんな人におすすめ!

  • 🌱 お子さんへ
    ちょっとヘンでおもしろいキャラが好きな子、冒険ものにワクワクする子にぴったり!
  • 👨‍👩‍👧‍👦 親や祖父母の方へ
    読みごたえのある長めの絵本を探している方に。親子で笑いながら楽しめます。
  • 📚 先生や保育士の方へ
    ストーリー展開がテンポよく、読み聞かせにもぴったり。会話が弾む一冊です。
  • 🌍 すべての人へ
    日本の絵本史に名を刻む赤羽末吉が描いた、唯一の創作長編絵本シリーズです。
  • 📖 まとめ
    カエル、雲、おばけ、巨大タコ…とにかくインパクト満点!冒険と笑いが詰まった物語をどうぞ。

💭 この本を読むきっかけ

はる
はる

ねえパパ、6月の“雨の日にピッタリな絵本”って、どんなのがあるかな〜?

アイシ
アイシ

そうだなあ。この間は『しろちゃんとはりちゃんのあめのいちにち』読んだからね。しっとり系もいいけど、雨の日だからこそ笑える絵本もいいよね。

アイシ
アイシ

じゃあさ、カエルの本がいい!カエルが主役で、大かつやくするやつ!

パパ
パパ

あるある。アイシが喜びそうな本。

おへそを押すと――雲をふくカエル、ごんの物語!

はる
はる

えっ!? おへそを押すと雲!? なにそれ!

📖 本に関する基本情報

  • 📘 書名:おへそがえる・ごん 1 ぽんこつやまの ぽんたとこんたの巻
  • ✍️ 作・絵:赤羽末吉
  • 🏢 出版社:福音館書店
  • 📅 発行年:2007年(単行本化)
  • 👦 対象年齢:5歳〜小学校中学年
  • 🌱 育まれる心の種:ユーモア、冒険心、想像力

🏷️ 出版社紹介文(福音館書店 公式サイトより)

痛快!赤羽末吉の創作長編絵物語 第一巻
おしぼたんのようなおへそを押すと、口から雲を吐くふしぎなかえる、おへそがえる・ごん。友だちになった少年けんとともに、ぽんこつやまに向かうごんの前に、奇妙なおばけや巨大なたこがあらわれます。果たしてその正体は?国際アンデルセン賞を受賞した、日本を代表する絵本画家・赤羽末吉が、ゆかいでスピード感のあるストーリーと、たしかな筆づかいの絵による描写とで、子どもたちに語りかける創作長編物語の第一巻。
(引用元:福音館書店公式サイト)

📖 本の感想についての会話🗣️

※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。

はる
はる

あのね、アリがごんのおへその上を通ったら“ぽちぽちぽち”、鳥がつついたら“こつこつこつ”、雲の出かたが変わるの、めっちゃ笑った〜!

アイシ
アイシ

ああいうの、ぼくもやりたい!雲、口からふきたい!おへそ、押されたい!

パパ
パパ

おへそのゴミで雲が出なくなるっていうのも、まさかすぎて面白かったよね。ちゃんと掃除して直るっていう…現実味ある(笑)

はる
はる

自分の雲が風にのって戻ってきちゃって、自分でくらうのもウケたよね〜!ドジだけど、なんか憎めない!

パパ
パパ

横長の絵本ならではの、見開きをいっぱいに使ったごんの飛び越えていくジャンプとか格闘シーン、雲が流れる様子もうまく描かれてたね。昔の絵本だけど今見ても斬新で面白い。

アイシ
アイシ

“えばるな にんげん!”って言うごん、ほんとカッコよかったよ。“手のあるへび”どんも仲間になって、続きが気になる〜!

はる
はる

アイシがすっかり気に入っちゃったね。

✉️ みんなの感想

この絵本を読んだ人の声をご紹介します。

📖「おへそを押したら雲が出るっていう発想が面白い!読み聞かせたら3歳の息子が「押して!」っておへそを出してきて大笑いしました。」
— むぎちゃさん
📖「ちょっと長くて子供が飽きないかなあと思っていたら、読み始めたら面白くて止まらない!まるで時代劇のアニメを見てるみたいで、一気に読み切っちゃいました。」
— しんちゃんパパさん

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✨管理人が心に残った言葉、場面✨

えばるな にんげん!

ーお武家さまたちに「どけっ!」と押しのけられて、ごんが一喝する場面。

管理人JUN
管理人JUN

「えばるな にんげん!」のセリフとともに、人間たちを吹き飛ばします。

この場面、完全に時代劇の見せ場です。
ふだんはおどけたカエルのごんが、ここぞという時には男を見せる姿、かっこよすぎました。
しかも“おへそを押して”雲で戦うっていうのがまた最高です。

📝ちょっと深掘り!

赤羽末吉さん(あかば すえきち、1910年〜1990年)は、日本を代表する絵本画家のひとり。
もともとは映画美術や舞台装置の仕事に従事していた異色の経歴を持ち、40歳を過ぎてから本格的に絵本の世界へと転身しました。

彼の代表作には『スーホの白い馬』『かさじぞう』『かにむかし』などがあり、日本やアジアの昔話を題材にした絵本で高く評価されています。
1973年には『かさじぞう』で講談社出版文化賞を受賞し、1980年には世界的な栄誉である国際アンデルセン賞・画家賞を日本人として初めて受賞しました。

そんな赤羽さんが、自ら創作した物語として描いたのが、この『おへそがえる・ごん』シリーズ。
民話調の語り口や、墨と筆によるシンプルで力強い画風はそのままに、時代劇のようなスピード感とユーモアあふれる展開で、“昔話絵本の名手”とはまた違った一面を見せてくれます。

まじめで誠実、そしてときにおちゃめ。
ごんというキャラクターは、まるで赤羽さん本人が生み出した“もうひとりのヒーロー”のようにも感じられます。

参考:Wikipedia「赤羽末吉」

🗣️管理人のひとりごと

おへそを押すと雲が出るっていう設定だけで、もうだいぶ満足だったんだけど、
それが“ぽちぽちぽち”とか“にゅるにゅるにゅる”とか、変な音で出るもんだから、笑いが止まらない。

しかも、風に流された雲が戻ってきて自分にぶつかるとか…。
でも、ごんはそのあと見開きでバシッと決めてくる。
「えばるな にんげん!」って言いながら、ジャンプして雲ふいて…めっちゃカッコいいのだ。

レトロな絵なのにスピード感あって、時代劇みたいで。
へんなのにカッコいい、カッコいいのにぬけてる。
ごん、好きだわー。また読みたくなるやつ。

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