『ノラネコぐんだん きしゃぽっぽ|絵本の感想|「やりたい!」の暴走と「ごめんなさい」に学ぶ、わくわくする一冊

好奇心が、ドッカーン!のあとに育むもの 

🔍こんな人におすすめ!

🌱 お子さんへ:のりものが大好きで、ユーモラスないたずら話にワクワクする子に。

👨‍👩‍👧‍👦 親や祖父母の方へ:子どもの「やりたい!」という衝動と、その後の「けじめ」の大切さを楽しく伝えたい方に。

📚 先生や保育士の方へ:ルールを守ることや、失敗した後の行動について考えるきっかけに。

🌍 すべての人へ:「ドッカーン!」とお決まりの「反省」シーンに、思わずクスッと笑って癒されたい方に。

📘 本に関する基本情報

📖 書名:ノラネコぐんだん きしゃぽっぽ

✍️ 作・絵:工藤ノリコ

🏢 出版社:白泉社  

🎯 対象年齢:3歳〜

🌱 育まれる心の種:好奇心、社会性のめばえ(反省・責任)

📚 内容紹介

大好評のシリーズ第2弾絵本! 走り出したら、だれも止められないいたずらっ子のノラネコたちが、今回は汽車を舞台に大あばれしちゃいます。破天荒だけどにくめない、ノラネコぐんだんの魅力全開!(白泉社HPより)

📚 えほん深掘りトーク

※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。

ミドリ
ミドリ

皆さん、こんにちは!『今日は何読もう?』の時間です。今回は、いたずら好きのねこたちがのりものを舞台に大騒動を繰り広げる、工藤ノリコさんのわくわくする絵本『ノラネコぐんだん きしゃぽっぽ』(白泉社/2014年)をご紹介します。

パパ
パパ

あ、ノラネコぐんだんだ! この子たち、いつも何かやらかすんだよね(笑)。今回は汽車かあ。さっさく読んでいきましょう!

はる
はる

みんなで同じ顔してじっと見てるよ。何をたくらんでるんだろう。

アイシ
アイシ

大騒ぎの予感しかしないなあ。

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Scene 1 — 忍び寄る8つの影

ミドリ
ミドリ

ワンワンちゃんたちが一生懸命働いているのを、じーっと見つめるノラネコぐんだんの姿。この“お決まり”の登場シーンが、すでにワクワクしますね。

パパ
パパ

この後どうなるか、大人はヒヤヒヤしちゃうけどね(笑)

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Scene 2 —  好奇心の暴走

ミドリ
ミドリ

とうとう乗り込んで、見よう見まねで石炭を『ガッシャン エッホ』。好奇心が行動力を上回って、汽車が動き出してしまいました。

はる
はる

見よう見まねでいきなり運転しちゃうなんて、すごいチャレンジャー。

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Scene 3 — まさかの燃料補給?

ミドリ
ミドリ

追いかけてきたワンワンちゃんたちから逃げ切ったノラネコたちですが 、今度はおなかがすいちゃいました 。そして、積荷のとうもろこしを見つけてしまいます 。

アイシ
アイシ

あ、これはダメな流れだ(笑)。しかも、石炭を入れるあの釜で焼こうとするなんて 。

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Scene 4 — お待ちかねの「ドッカーン!」

ミドリ
ミドリ

釜にとうもろこしを『ぜんぶいれちゃえ ドバッ』。その結果は…案の定、ポップコーンになって『ドッカーン!!』の大爆発です。

パパ
パパ

汽車も景色もポップコーンまみれで雪のようだ。ここまでくると、もはや芸術的だね。

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Scene 5 —ドッカーンのあとは…お決まりの「反省」

ミドリ
ミドリ

そして、ワンワンちゃんに『わるいことをしたとおもいますか』と問い詰められる、おなじみの場面です。

はる
はる

でも、ここでちゃんと『おもいます』『ニャーニャー』って答えるのが、この子たちの憎めないところなんだよね。

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まとめ

ミドリ
ミドリ

『ノラネコぐんだん きしゃぽっぽ』、いかがでしたか? いたずらのワクワク感と、失敗した後の“けじめ”が、絶妙なバランスで描かれた作品でしたね。

パパ
パパ

子どもって、どうしてあんなに『やっちゃダメ』なことをしたがるんだろうって思ってたけど、ノラネコたちを見てなんだか納得しちゃったよ。

ミドリ
ミドリ

今日も、素敵な絵本との出会いをお届けしました。次回もまた、皆さんの心に響く一冊をご紹介しますので、どうぞお楽しみに! それではまた〈今日は何読もう?〉でお会いしましょう!



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✨心に残った言葉、場面✨

「いいとおもってません」「ニャー」

ーワンワンちゃんに問い詰められたノラネコぐんだんが、素直に非を認める場面

juniwa
juniwa

あれだけの大騒動を起こし、汽車をポップコーンまみれにした彼らですが、自分たちのしたことが「良くないこと」だとは自覚している。その素直さが、なんとも憎めません。いたずらはするけれど、根は悪い子たちではない。この一言(と鳴き声)に、ノラネコぐんだんの愛すべき本質が詰まっているように感じます。

📝ちょっと深掘り!

『ノラネコぐんだん きしゃぽっぽ』は、大人気「ノラネコぐんだん」シリーズの第2弾として2014年に白泉社から刊行されました。

公式サイト(https://noranekogundan.com)によると、ノラネコぐんだんはもともと、工藤ノリコさんが描く別のコミック「ワンワンちゃん」シリーズの脇役として誕生したそうです。しかし、その破天荒ながらも憎めないキャラクターが人気を博し、今や主役として多くの絵本やグッズが展開されています。

本作でも、好奇心のままに汽車を乗っ取り、大失敗(ドッカーン!)を経て、最後はしっかり労働(ポップコーン販売のお手伝い)で反省する、というシリーズお決まりのパターンが確立されており、子どもも大人も安心してその「お約束」を楽しめる構成になっています。

絵本の感想

『ノラネコぐんだん きしゃぽっぽ』を読むと、「あー、わかる!」って、子どもの心の声が聞こえてくるようです。

ノラネコたちがやろうとすることは、私たちが普段「ダメ!」って言っちゃうことばかり。でも、彼らにとっては、それが最高に面白くて、どうしても諦められない事なんですよね。この猫たちは、まさに子どもの心の中にいる「やりたい!」っていう、あの抑えきれない好奇心を全部引き受けてくれているんだなと感じます。

そして、やっぱり盛大にやらかして「ドッカーン!」。このお決まりのオチが、なんだかホッとします。

大失敗した後、ノラネコたちが「ごめんなさい」をして、みんなでお手伝いする姿が、本当に健気でいじらしい。大人だって失敗を隠したくなるけれど、彼らは正直です。何度も繰り返すけど。。。

読み終わると、大失敗さえも笑い飛ばせるような、おおらかな気持ちになれる一冊です。

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✍️この記事を書いた人

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juniwa(ジュニワ)

娘との読み聞かせをきっかけに、絵本の魅力にどっぷりハマっています。
子どもも大人も楽しめる、心に響く絵本を日々探しています。
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