
え〜、世の中ってぇのは不思議なもんでして、「みんなと同じ」スピードで走れないと、どうも「遅れてる」「おかしい」なんてレッテルを貼られちまう。学校なんてぇのはその最たるもんで、同じ歳なら同じように教科書を開いて、同じように字を読むのが「当たり前」とされてるわけです。
でもね、人間の頭ん中なんて、一人ひとり全く違う宇宙が広がってるんですな。ある子には整然と並んだアリの行列に見える文字が、別の子には空飛ぶウネウネに見えたって、なんら不思議じゃあない。そこを「ダメな子だ」なんて定規で測って片付けちまうのは、あまりに大人の怠慢じゃねぇか、と。ええ。
今日ご紹介する一冊は、そんな世間の「当たり前」の苦しさから一人の少女を救い出した、ある先生の実話でございます。心の準備はよろしいですかな?
📘 本に関する基本情報
📖書名:ありがとう、フォルカーせんせい
✍️作・絵:パトリシア・ポラッコ
🗣️訳:香咲弥須子
🏢出版社:岩崎書店
🎯 対象年齢:8歳から
📚内容紹介(公式HPより)
トリシャは絵を描くことが大好き。おしゃべりもできるのに、学校へ行くようになっても文字も数字も読めません。
くねくねした形に見えるだけ。
5年生になったとき、新しい先生がやってきたことで…。
LD(学習障害)児の心のさけびと感動の出会いを描く絵本。
📚 えほん深掘りトーク
※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。
オープニング:

もうすぐ進級の季節だね〜。はるも最近、難しい漢字も読めるようになってきたかな?

パパ、いまお絵かきに集中してるんだから邪魔しないで! 漢字は……まぁまぁじゃん。それよりこの絵、上手でしょ?

Hey, Papa! Kidsを大人のペースに巻き込もうとするなよ。学びのBPM(テンポ)は、一人ひとり違うんだぜ!

御意。周りと比べるなんてぇのは野暮の骨頂。今日は、そんな『みんなと同じ』に苦しんだ女の子の、胸を打つ噺でございますよ
—————————————————————–
メインセッション

え〜、物語の幕開けは、主人公のトリシャがまだ小せぇ頃。おじいちゃんが分厚い本を開いて、表紙にトローリと甘〜いハチミツを垂らすんですな。『本もあまーい。よめばよむほどあまくなる!』……いやはや、知識ってぇのは甘美なもんだという、なんとも粋な教えでございますよ

えっ! 本にハチミツ!? ベタベタになっちゃうじゃん! はるなら食パンにたっぷり塗って食べたいな〜

トリシャもそんなおじいちゃんの教えもあって、本を読むのを本当に楽しみにしてたんだ。……ただ、いざ学校に入ってみると、トリシャにとって文字や数字は『ぐらぐらしたレンガの山』や『くねくねした形』にしか見えなかったんだよね

Oh… それはタフな状況だぜ。周りのKidsと同じようにテキストをRockできない。トリシャにとっては毎日がBad Tripだったはずさ

おまけに、うまく読めねぇトリシャを、クラスの悪ガキ……エリックの野郎が『あかんぼみたいなよみかた!』『うすのろモグラ!』なんて囃し立てる。てやんでぇ! 寄って集ってたかって、本当に野暮な連中だケロ!

エリック、ほんとにサイテー! トリシャちゃん、絵はすっごく上手なのに! はるが同じクラスなら、エリックの背中に変なカエルの絵を描いてやるのに!

頼もしいな(笑)。でも、いじめられたトリシャは、暗い階段の下に隠れて、どんどん自分を『頭が悪いんだ』と思い込んでしまう。親として読んでいて、本当に胸が締め付けられるシーンだったよ……

だけどよ! 闇が深ければ深いほど、光は眩しく輝くもんさ。5年生になったトリシャの前に現れたSavior(救世主)! それが、新しい担任のフォルカー先生だぜ!

フォルカー先生、本当に最高だよね。トリシャの素晴らしい絵の才能を真っ直ぐに褒めてくれて。しかも、いじめる子たちには『人をばかにするほど自分がえらいと思っているのかい?』ってピシャリと叱ってくれるんだ。

フォルカー先生、めっちゃかっこいい!

ええ、まさに。絵の才能を認めた上で、先生はついにトリシャの『秘密』……本当は字が読めず、絵を暗記してごまかしていたことに気づくんですな。さぁ、ここから先生の粋な大立ち回りが始まるわけでございます……!
🎸 GIB’S ROCKER ROOM


Hey, みんな! ここからは俺のSoloパートだぜ! Listen up!
この絵本、ただの『イイ話』で終わらせるにはBeatが足りねぇ。なんとこれ、作者であるパトリシア・ポラッコ自身のRealなDocumentary(自伝)なんだぜ!

えっ、これ実話なの!? トリシャはパトリシア自身のことだったんだね。

That’s right! 彼女は実際に『LD(学習障害)』を抱えていて、14歳になるまで文字を読むのが本当に難しかったんだ。文字がどうにも頭に入ってこない。でも、彼女の持つ『絵の才能(Gift)』を見抜き、その子に合ったやり方でGrooveを引き出してくれた恩師……それがジョージ・フェルカート先生、つまりリアル・フォルカー先生ってわけさ!

14歳まで読めなかったの!? でも、今はこうやって絵本を描いてるんだよね。すごい!

ああ、まさにLife is Miracleだぜ! 巻末にある上野一彦先生の解説も最高にCoolだから必読だ。『みんなちがうやり方で学べばいい』……世間の常識(ルール)なんてぶっ壊して、自分だけのBPM(テンポ)で進めばいいんだって、強烈なMessageがSoulに響くぜ!
🍵 アイシの「寸止め」絵本落語


いやはや、ギブの旦那に良いところを持っていかれやしたが……アタシからは、この噺の魂の叫びとも言える名場面をご紹介いたしやしょう。
文字が読めねぇことがバレて、黒板の前でパニックになるトリシャ。『私なんてだいきらい!』『わたし、ばかだもん!』と泣き崩れちまう。そこにフォルカー先生が、彼女の腕をしっかり掴んで、こう言うんですな。
『きみには字や数字がみんなとは違ってみえるのに、落第しないでここまできたじゃないか。先生たちさえ気づかなかったんだよ』 『つまりきみは賢くて、それにとっても勇敢だってことじゃないか』
……どうです? 『できないこと』を責めるんじゃねぇ。彼女なりのやり方で必死に生き抜いてきた『知恵』と『勇気』を、見事に肯定したんです。痺れますな。粋だねぇ。

本当に素敵な先生だね。欠点じゃなくて、生き抜く力を評価してくれるなんて……親としても見習いたい言葉だよ。

ええ。そしてそこから、放課後の特別な猛特訓が始まるんでございます。砂に丸を書いたり、ブロックを使ったり……。そして数ヶ月後、とうとうトリシャは、本を1ページ全て読み切る!
その瞬間、彼女が一目散に走って向かった先は……そう、あの……!!

Hey, Aishi!! ストーーーップ!! 演奏中止!!

ゲコッ!?てやんでぇ、ケロ! ここからが一番の泣きどころじゃねぇか!

そこから先をタダで聴かせるなんて、マジでロックじゃねぇ! 野暮の極みだぜ! 本当のアンコール(結末)は、本を買って自分の手でページをめくった奴だけのお楽しみだ!

ケロケロ…。無念でげす。
🏠 まとめ


いやぁ、ハッとさせられたよ。うちの子供『みんなと同じようにできるかな?』って心配してしまいがちだけど、子どもにはそれぞれ輝くタイミングと、その子なりの才能があるんだって深く教えられたよ。

はるも、お勉強でわかんないことあるけど、図工はだれにも負けないもん! トリシャちゃんみたいに、好きなこといっぱい頑張る!

その意気でございますよ、お嬢ちゃん。『ゾウはグレーに塗らなきゃいけない』なんて法律はどこにもねぇんです。自分らしく、自然体でいるのが一番。苦手なことで苦しむより、楽なこと、得意な道で思い切り羽ばたけばいいんですな

That’s right! 世間の『Common sense(常識)』なんて疑ってかかれ! 絵本が全てを教えてくれるわけじゃねぇ。この絵本が残してくれた『余白』に、君たちだけの答えを見つけてくれよな!

というわけで、読者の皆さんに今日のお題です! 『お子さんが持つ、周りとはちょっと違う”素敵な才能”(絵本の中のトリシャの絵のように)は何ですか?』 些細なことでも構いません! ぜひコメント欄で教えてくださいね!
🌟「この本を読んでみたい!」と思ったら🌟
👉[『ありがとう、フォルカーせんせい』をAmazonでチェックする]
🗯️ あなたの声も聞かせてください!
この絵本を読んで「うちもそうだった!」「このセリフが好き!」
そんな“あなたの声”が、次の誰かの「読んでみたい!」につながります。
読んだ絵本について感じたことをぜひ教えてくださいね✍️
InstagramやXでは #今日は何読もう? での投稿も大歓迎📷
この記事が気に入ったら…
この記事が気に入ったら、ぜひフォローやいいねで応援していただけると嬉しいです!
皆さんのおすすめの本や感想もコメント欄でシェアしてくださいね!
✍️この記事を書いた人
juniwa(ジュニワ)
娘との読み聞かせをきっかけに、絵本の魅力にどっぷりハマっています。
子どもも大人も楽しめる、心に響く絵本を日々探しています。



