
え〜、毎度。いやはや、人間の言葉ってぇのは、つくづくよくできたもんでしてね。 私たちが毎日、ごく当たり前のように使っている言葉。これ、よ〜く観察してみると、ある「法則」に気づくんですな。
朝、布団から「起きる」。ご飯を「食べる」。外へ「出る」。そして夜には「寝る」。
ええ、お気づきでしょうか。私たちが何気なくしている日常の動作ってぇのは、不思議と「る」で終わる言葉がやけに多いんですな。 たった一文字、「る」がつく。それだけで、止まっていた景色が急に動き出す。命がパッと吹き込まれるんですな。本当に、言葉ってえのは面白いもんで。
今日ご紹介する一冊は、そんな「る」の魔法を、これでもかってくらい粋に使いこなした、実に痛快なお噺でございます。
📘 本に関する基本情報
📖 書名: さる・るるる
✍️ 作・絵: 五味太郎
🏢 出版社: 絵本館
🎯 対象年齢: 2歳〜
📚内容紹介(公式HPより)
「さる・くる」「さる・みる」「さる・とる」
愛嬌たっぷりのさるが「る」のつく動詞だけで見事なストーリーを展開します。
1979年初版のロングセラー絵本。
おかげさまで親子孫 3代でファンという方がおおぜいです。
リズムのよさと、何といってもさるの表情がおかしくて、この人気はとまりません。
📚 えほん深掘りトーク
※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。
オープニング:

はる・くる! はる・すわる! パパ・よむ!

おっ、なんだか今日はカタコトだね。ロボットのマネかな? ……いや、違うな。その手に持ってる絵本を見て、パパわかっちゃったぞ(笑)

えへへ、バレた!『さる・るるる』のマネ!

いやはや、はるちゃん、すっかり『る』の魔法にかかっておりますな。この絵本を開くと、不思議と誰もがこのリズムで喋りたくなってしまう。なんでもない日常の動作が、急に落語みたいに軽快になるんですから面白いもんです

Hey, Guys! 今夜もゴキゲンなGrooveに乗ってるかい? 無駄な言葉を全部削ぎ落として、たった1文字「る」でHeartを揺さぶる。この究極のMinimalism、一緒に体感しようぜ!
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メインセッション

さぁて、ページをめくりますと『さる・くる』『さる・みる』。……パパさん、はるちゃん。この絵本の恐ろしさ……いや、凄みにもうお気づきですかな?

くる、みる、ける、とる、うる……ぜーんぶ最後に『る』がついてるじゃん! なにこれ、マジックみたい!

Hey, hey, hey! そう、これは全編を通して『る』でRhyme(韻)を踏み続ける、超絶ストイックなコンセプトアルバムなんだぜ!

たった2文字の『〇る』を繋げてるだけなのに、ちゃんと一つのストーリーとして流れていくのがすごいね……!

はるはね、『さる・うる』で、10えんもらってるところがすき! さるもお金つかうんだね!

ここが五味太郎先生のニクイところですな。『〇る』という、とてつもなく窮屈なルールを自らに課しておきながら、おさるの行動は自由そのもの。予想もつかない方向に飛び跳ねていく

Exactly(その通り)! 制限(Rule)があるからこそ、逆に想像力(Imagination)が爆発してるのさ。普通なら『食べる』で終わる童話を、あえて『うる』でBeatを崩してくる。この変拍子にKidsは夢中になるんだぜ!

たったひとつの『る』っていうルールだけ決めて、あとは好き勝手に遊んじまえばいい。窮屈な縛りの中で、いかに軽やかに遊ぶか……これぞ、最高の粋ってえもんです

ページをめくるたびに『次はどんな“る”が来るんだろう?』って、大人も子どもも一緒になってワクワクしちゃう。
🎸 GIB’S ROCKER ROOM


Hey, listen up! 今回は五味太郎センセイの画業の歴史をまとめた激アツのBible、『五味太郎 絵本クロニクル』の中でセンセイ本人が語っている、この絵本にまつわるヤバすぎるLegend(伝説)を紹介するぜ!この無駄のない『る』の連続を見て、『さぞかし言葉遊びの天才が、机に向かって何ヶ月もウンウン唸って、緻密に計算して作ったんだろうな』って思うだろ? ところがどっこい! センセイがこのアイデアを思いついたのは……なんと『シャワーを浴びている最中』なんだぜ!

ほう! 湯を浴びている最中に『る』の法則が閃く……。風呂屋で『エウレカ!』と叫んだ古代の学者、アルキメデスみたいでございますな!

そして一番の驚きはそこからだ! タオル一丁で一気に描き上げ、なんと『5時間半ぐらいでフィニッシュ(新記録)』しちまったんだぜ! Crazyだろ!?

たったの5時間半! お題をもらって即興で作る落語の『三題噺(さんだいばなし)』だって、そこまで早く見事なサゲはつきませんよ。

That’s right, 頭で考えた小綺麗なWordplayじゃない。シャワーから飛び出して、冷めない熱情(Passion)とGrooveのままに叩きつけた一筆書きのVibes! だからこそKidsのSoulに直接響くのさ!
🍵 アイシの「寸止め」絵本落語


さてさて、物語もいよいよ佳境に入ってまいります。
さんざん自由を謳歌し、調子に乗って木の枝に『のる』したおさるでしたが……バキッと枝が『おる』しちまって、とうとう痛い目を見るんですな。
さぁ、ここで誰かに泣きつくのかと思いきや、このおさるは一味違います。自分で薬を『ぬる』、そして絆創膏を『はる』。失敗しても、自分でしっかりケリをつける。大人の手なんて借りやしねぇ、実にたくましいおさるでございます。
いやぁ、人生ってのは本当に『る』の連続です。良いことも悪いことも、全部『る』で動いていく。 そして、さんざん遊び尽くしたおさるが最後に行き着く行動は……さる……

Stooooooop!待ちな待ちな!!

ケロッ!?

そこから先の至高のエンディングをタダでバラすなんて、全然ロックじゃねぇ!! 野暮なマネすんなよ!

てやんでぇ! 散々『る』で繋いできたこの見事な伏線を、最後にあの行動でビシッと回収する。このサゲを言わずして、何が落語家ですか!ケロケロ…
🏠 まとめ


読んだ時に感じるあの小気味いいテンポの正体は、五味さんがタオル一丁で一気に描き上げた『ノリ』と『勢い』そのものだったんだね。なんだか、この本からお風呂上がりの熱気を感じてきたよ(笑)

はるも、きょうおふろあがったら、タオルだけで『はる・るるる』つくる!

いや、風邪ひくからパジャマは着てくれ!

世間じゃ『絵本からは何かを学ばせなきゃ』なんて窮屈な考え方ばかりですがね。シャワーを浴びて、ふと思いついた言葉で遊んでみる。そんな自然体なやり方が、一番の粋ってえもんで。

肩の力抜いて、心のBeatに従えばいいのさ。五味センセイが残した『余白』で、Kidsに自由に遊ばせてやればいいんだぜ
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✍️この記事を書いた人
juniwa(ジュニワ)
娘との読み聞かせをきっかけに、絵本の魅力にどっぷりハマっています。
子どもも大人も楽しめる、心に響く絵本を日々探しています。


