『ラチとらいおん』|レビュー|勇気をくれる、小さな男の子とライオンの心温まる物語

成長する勇気をくれる、長く愛される名作絵本

🔍 こんな人におすすめ!

• 怖がりで新しいことに挑戦するのが苦手な子ども

• 長く愛される名作絵本を子どもに読んであげたい人

• 勇気や成長をテーマにした物語を探している人

💭 この本を読むきっかけ 

はる
はる

ねえねえ、最近ちょっと苦手だったことに挑戦してみたんだ!

パパ
パパ

お、それはいいね。何にチャレンジしたの?

はる
はる

学校で体育の時間の跳び箱…。ずっと苦手で避けていたんだけど、この間、仲の良い友達が「はるなら大丈夫!」って言ってくれて。その言葉を信じて思い切って飛んでみたら…なんと跳べたの!

アイシ
アイシ

おお!それはすごいね。はるも一つ成長したね。

パパ
パパ

最初は「無理!」って思うこともやってみたら意外とできたりするんだよね。勇気を出すって大事だね。

はる
はる

うん、でも友達が声をかけてくれなければ、勇気を出して「跳ぼう!」ってならなかったかも。

パパ
パパ

そうそう。勇気を出すためには背中を押して支えてくれる存在がとても大きいんだ。今日は世界一弱虫の男の子が小さならいおんに支えられて成長していくお話だよ。


📖本に関する基本情報

📚 タイトル:ラチとらいおん

✍ 作者:マレーク・ベロニカ

🏢 出版社:福音館書店

🎯 対象年齢:3歳~小学校低学年

🌱育まれる心の種:✨自信・勇気・成長✨

『ラチとらいおん』は、世界でいちばん弱虫だったラチが、小さならいおんとの出会いを通じて勇気を身につけ、自信をもって成長していく物語です。

「小さならいおんがラチのそばにいる」

──それだけで怖いものが減り、少しずつ強くなっていく。

やがてラチは、らいおんがいなくてもひとりで立ち向かえるようになります。ラストシーンには、成長の喜びと少しの切なさが詰まっています。


📖 あらすじ

「らいおんに勇気づけられて強くなる男の子」

ラチは世界でいちばん弱虫でした。犬を見ると逃げ出し、暗い部屋にも入れません。

ある日、ラチのもとに小さならいおんがやってきます。らいおんはラチのそばで寄り添い、少しずつ勇気をくれる存在になっていきます。

やがて、友だちのボールを取った男の子を追いかけ、ボールを取り返したラチ。気づくと、らいおんの姿はどこにもありません。

家に帰ると、らいおんからの素敵な手紙が届いていました──。

(出典:福音館書店 公式サイト)


📚本の感想についての会話🗣️

📢 ※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。ネタバレを避けたい方は、ここから先の内容をお控えいただくことをおすすめします!

はる
はる

らいおんが絵にあるようなシュッとしたライオンを想像していたら可愛い登場の仕方で、思わず笑っちゃった。花瓶の花を咥えていて。実は椅子を片手で持ち上げられたり、力持ちでしっかりしてるんだよね。

パパ
パパ

あの登場シーンのギャップがいいよね。最初は『え、このらいおんが助けてくれるの!?』って思ったけど、実際はちゃんとラチを導いてくれる存在だった。

アイシ
アイシ

ボクも、ラチが少しずつ強くなっていくのを見て、なんだか勇気をもらったよ。できなかったことができるようになるって、すごく気持ちがいいよね。

はる
はる

そうそう! 最後の方は、もうらいおんがいなくても自分で行動できるようになってたのがカッコよかった!

パパ
パパ

ラチはらいおんがいると思って安心してチャレンジができていたんだけど、のっぽを追いかけた時には実はいなかった。つまりラチにとってらいおんがいなくても怖がらずにチャレンジすれば自分はできるんだ!という自信を持てた瞬間だったね。

アイシ
アイシ

ラチにとって、らいおんはずっとそばにいてくれた安心感だったんだよね。でも、最後にはもうその安心感に頼らなくても大丈夫になったってことだよね。

パパ
パパ

そういう存在がいたからこそ、成長できたっていうのが伝わってくる。大切な人との別れは寂しいけど、それが次のステップに進むためのものでもあるんだよなぁ。

はる
はる

読んだ後に、自分も新しいことに挑戦してみたくなる絵本だね!


 管理人が心に残った言葉、場面

らいおんは、ラチをじまんにおもっていることでしょう。ラチはもう、なにもこわがりません。だからラチは、きっとひこうしになれるでしょう。

ー最後、ラチが自分の力で困難を乗り越え、自信と勇気を手に入れた場面のナレーション

管理人JUN
管理人JUN

「自分は大丈夫!」と思える人と、「自分なんかまだまだ…」と自信がない人。どっちが物事上手く運びやすいかっていうと、やっぱり前者なんだよね。「できる!」と信じてチャレンジする人は、失敗しても「次こそは!」って続けられるし、そういう人は強いですよね。

最初は何もかも怖くて自信ゼロだったラチが、らいおんがそばにいてくれることで「ぼく、強くなれるかも」って思い始める。そのうちに勇気がついてきて、最後にはらいおんがいなくても大丈夫な自分になった。あの「ラチはもう、なにもこわがりません。だからきっと、ひこうしになれるでしょう。」っていうナレーション、良いですよね。

ちょっとした成功体験を積み重ねて、「自分ならできる!」って思えることが大事なんだなって改めて思いますね。


📝ちょっと深掘り!

🟢 『ラチとらいおん』とは?

『ラチとらいおん』は、ハンガリーの絵本作家マレーク・ベロニカによって1961年に発表され、日本では1965年に福音館書店から出版されたロングセラー絵本です。物語は、弱虫な少年ラチが小さなライオンとの出会いを通じて勇気を身につけ、成長していく姿を描いています。

📚 参考: ミー

🟢 作者マレーク・ベロニカについて

1937年、ハンガリーのブダペスト生まれ。国立人形劇場のスタッフとして働いた後、絵本作家として活躍。彼女の作品は世界中の子どもたちに愛され続けています。主な作品には『ラチとらいおん』『もしゃもしゃちゃん』『ブルンミとアンニパンニ』などがあります。

まとめ

まとめ

『ラチとらいおん』は、子どもの「成長」と「自信」を描いた名作絵本。ラチにとってらいおんは、ただの友だちじゃなくて「勇気の象徴」だったんですよね。らいおんがいなくなったときの寂しさもあるけど、彼がいなくても大丈夫なラチを見て、「これこそ成長なんだな」としみじみ感じました。子どもがなにかに挑戦しようとしているとき、そっと背中を押してくれる一冊です。

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