鬼たちだって家族がいる!節分の豆まきで心がほっこり温まる絵本。
🔍 こんな人におすすめ!
• 節分の行事を楽しく学べる絵本を探している人
• 昔ながらの行事を大切にしたい親御さんや保育士さん
• 子どもに豆まきの意味をやさしく伝えたい人
怖いだけじゃない、鬼と節分のちょっぴり不思議で楽しい物語!👹✨
💭 この本を読むきっかけ

もうすぐ節分だね。

今年は手作りの鬼のお面を作ったんだ!アイシつけてみて。

あ、サイズ僕にピッタリ!

アイシ似合うね。それでは今年の鬼役はアイシに決定だ。

えっ。鬼役って事は豆をぶつけられるの!?痛いの嫌だ嫌だ!パパがやって!

大丈夫、大丈夫。手加減してあげるから(笑)

ふふふ、鬼役は愛しに決定したところで、今日読む本は節分の絵本にしようか。
📖本に関する基本情報
📚タイトル: おにはそと
✍️作者: せなけいこ
🏢出版社: 金の星社
🎯対象年齢: 3歳~6歳
🌱育まれる心の種:✨友情・行事を楽しむ・違いを受け入れる心✨
『おにはそと』は、節分の豆まきで逃げ出した鬼たちが織りなす、可愛らしくも心温まる物語です。切り絵の鮮やかな表現が特徴のせなけいこさんの絵本で、鬼たちのコミカルな姿が描かれています。
📚 あらすじ
豆まきで鬼たちは逃げだしますが、残された可愛いちび鬼は人間の子どもたちと仲良く遊びます。鬼の親分がちび鬼を連れ戻しに、よろいを着て来ますが、豆まきに降参。親分はちび鬼のお父さんでした。心が和む楽しい絵本。
※出版社のホームページより
📖 本の感想についての会話🗣️
*以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。ネタバレを避けたい方は、ここから先の内容をお控えいただくことをおすすめします!

ちび鬼がすごく可愛かった!豆まきで逃げずに人間の子どもたちと遊ぶなんて、全然怖くないよね。

他の鬼が豆を撒かれて痛い痛いと逃げている中、ちび鬼が1人豆を「おいちいな。」と食べているシーンは良いよね。

ぼくだったら、豆まきされそうになったら逃げちゃうけど、ちび鬼はみんなと仲良くなるところがすごいよね!

鬼の親分がわざわざ「よろい」を用意するのが面白かった。

最後、ちび鬼を肩車して帰る姿が印象的だったね。怖いけど、人間と一緒で家族を大事にする優しいお父さんだったんだなって。

怖そうな鬼たちも身近に感じられるようになったかも。

よし、節分に向けてアイシにもよろいを作ってあげるね。

えっ‼︎鬼役は勘弁して〜。パパお願い💦
✨ 管理人が心に残った言葉、場面
ぼくたち、ともだちになっちゃった。
ーちび鬼が倒れていたお父さん鬼を起こしながら嬉しそうに話す場面

この言葉をちび鬼から聞いたお父さん鬼が「つかまったのじゃなかったんだね」とホッとした様子で呟く場面に温かい親心を垣間見れてすごく良かったです。小さい頃って初めて会った子でもすぐに一緒に遊ぼう!と声をかけて遊んでいた記憶を思い出しますね。見た目は違っていても遊びを通じて自然に仲良くなれるちび鬼や子供達は素晴らしいですよね。
📝ちょっと深掘り!
🟢 『おにはそと』とは?
『おにはそと』は、せなけいこさんが作・絵を手掛けた絵本で、2010年12月に金の星社から出版されました。
🟢 作者・せなけいこさんについて
せなけいこさんは、1932年東京生まれの絵本作家です。幼少期から絵を描くことが大好きで、17歳の頃には絵本作家を志し、武井武雄氏に師事しました。デビュー作**『にんじん』は、息子のために作った絵本が出版されたもので、その後も『ねないこだれだ』『いやだいやだ』**など、多くのロングセラー作品を生み出しています。独特の貼り絵の技法と温かみのある作風で、子どもから大人まで幅広い層に支持されています。
せなさんの作品は、日常の出来事や家族とのエピソードから着想を得ることが多く、娘さんが子どもを叱る際のやり取りが『おおかみのでんわ』のアイデアになったこともあります。また、貼り絵に使用する紙は、広告や包み紙など身近なものを活用し、気に入った紙は多めに取っておくなど、独自の工夫を凝らして制作されています。
まとめ
『おにはそと』は、節分の行事を親子で楽しむきっかけになる絵本です。せなけいこさんの切り絵は、鮮やかで温かみがあり、鬼たちの表情が豊かに描かれています。特にちび鬼と親分鬼の親子のやりとりには、鬼たちにも家族の絆があることを感じさせられました。肩車をして帰るラストシーンは、読み終わった後に心がほっこりします。
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