親子二世代で楽しめるノンタンの魔法
📖 書名:ノンタン! サンタクロースだよ
✍️ 作・絵:キヨノ サチコ
🏢 出版社:偕成社 (かいせいしゃ)
🎯 シリーズ名:〈ノンタンあそぼうよ〉シリーズ ⑦
🗓 初版発行年:1978年12月
📚 内容紹介: (偕成社HPより)
空いっぱいに飛びかう、いろんなサンタクロースたち。ノンタンは、ねこのサンタにプレゼントをたのみたいのに会えません。
📚 えほん深掘りトーク
※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。
オープニング:クリスマス前のワクワクと、パパの記憶

パパ! 今日はこれ! これよんでー!

おっ、はる、今日は『ノンタン!サンタクロースだよ』 かあ。懐かしいなぁ〜! 実はさ、パパも子供の頃、ノンタンシリーズ買ってもらって大好きだったんだよ。

えーっ! パパの子どもの頃からノンタンってあったの?

Hey, Hey, Hey! Little Lady! パパにもKIDSだった時代があるのさ。そしてこのノンタン、1978年の初版からずっと愛され続けている、まさにLegendaryな絵本だぜ?

ほほう、長く愛されるには理由(わけ)がある。親から子へ、読み継がれる絵本……。いやはや、実にめでたい、縁起のいい噺(はなし)になりそうですな。

じゃあ、今日は僕の思い出も重ねつつ、みんなで読んでいこうか!
—————————————————————–
セッション 1 — サンタはどこ? ドキドキの捜索劇

物語は、ノンタンが「あかい じどうしゃ」をお願いしに行くところから始まるんだ。

自分からサンタを探しに行くStyle、嫌いじゃないぜ。Actionを起こす奴だけが夢を掴むのさ。

意気揚々と出かけるノンタンですが、最初に出会ったのは……うさぎのサンタでございます 。

それがね……「わしゃ うさぎサンタだから、ねこのプレゼントはもってないよ」だって 。

えーっ! けちんぼー!

Oh, No… 完全なる縦割り行政……いや、Species(種族)ごとの担当制ってわけか。シビアなBusinessだぜ。

その次に出会ったくまサンタにも、「くまサンタだから、ノンタンのプレゼントはもってないよ」って断られちゃうんだよね 。でもね、この後……僕が子供の頃に一番大好きだったシーンが出てくるんだ!

うわぁーーーー! いっぱいいるーーー!

そう! 夜空いっぱいのサンタクロース!
セッション 2— 空飛ぶソリの大群、サンタセッション

OK, Listen! ここがこの絵本のHigh-light、スーパー・サンタ・セッションだぜ! この見開きページ、ただ多いだけじゃない。Detail(細部)を見てくれ。
トナカイのソリだけじゃないんだ。 ゾウのサンタ、ワニのサンタ、カエルのサンタ……。 しかも、見てみろよ。車に乗ってる奴もいれば、電車に乗ってる奴もいる!

ほんとだ! 飛行機に乗ったネズミ!魔女もいるよ!

こりゃあ壮観ですな。空が賑やかで、まるで祭りのようでございます。

Yeah! まさにFreedom! 空飛ぶ乗り物の博覧会だ。 作者のキヨノサチコ(Sachiko Kiyono)さんの遊び心が爆発してるよな。

物語を追うのを忘れて、このページだけで止まっちゃうんだよね。

氷に乗って飛んでいるペンギンのサンタ可愛い。

Nice choice! 親子で「推しサンタ」を探すのも、この本のGroovyな楽しみ方ってわけだ。
🎸 GIB’S ROCKER ROOM


Hey, Guys! ここからは俺がBackstageを案内するぜ。この絵本、ただ可愛いだけじゃない。作者のキヨノサチコさんのSoulが込められてるんだ 。 巻末の「作者のことば」を見たかい?
キヨノさんは、この本を描くとき、「サンタクロースっているんでしょうか?」という子供の永遠のQuestionに対して、確信を持って「Yes, Santa exists!(サンタクロースはいます)」と答えるつもりで描いたそうだ 。
「ほらね、サンタクロースっているでしょ」と。その一言で子どもの世界は果てしなく広がり、その子は生涯、夢をもつことができると思います。ー巻末の「作者のことば」ーより

……どうだ? このMessage。しびれるだろ? ただのFantasyじゃない、子供の未来を信じるRockなSpiritが込められているのさ。 1978年の発行から、俺たちのHeartを掴んで離さないわけだぜ 。
🍵 アイシの「寸止め」絵本落語


え〜、それでは僭越ながら、わたくしアイシがこの物語のクライマックスを、一席の落語として語らせていただきましょう。
冬の空、しんしんと降り積もる雪。 ノンタンは待ちくたびれて、とうとう雪の上で眠ってしまいます 。 『かぜをひいたら たいへんたいへん』 。 あたりは真っ白、音もありません。そこへ……遠くから鈴の音が。 シャン、シャン……チリン、チリン…… 。
やってきたのは誰あろう、ノンタンが待ち焦がれた『ねこのサンタ』でございます! 寝ているノンタンの枕元に、そっとプレゼントを置く。 さぁさぁ、ここからがいよいよ大団円! 朝になり、目を覚ましたノンタンが目にしたもの、そしてこの噺のサゲ(結末)はと言いますと……!!

ストーーーップ!!!

……へっ!?

おいアイシ! そこでソロパートは終了だ! お前、今まさにおいしい『朝のシーン』を全部喋ろうとしたろ!?

えぇ!? 何をするんですかギブさん! 無粋だなぁ! ここからノンタンが目覚めて、『〇〇〇』を見つけて、みんなで『〇〇〇』する場面が一番の感動どころでしょうが! きゅうりで言えば、一番パリッとした歯ごたえのある場所ですよ!?

その『一番の感動』をタダで聴かせるなんて、Rockじゃねぇって言ってんだよ! 目覚めた瞬間のノンタンの笑顔、そして最後のページの温かい空気感……。 それは、実際に本を買って、ページをめくった奴だけが味わえる『ライブ体験』なんだ。 セトリ(結末)を先にバラすような野暮な真似はすんじゃねぇ!

むむむ……言いたい。喉元まで出かかってるケロ……。 でも、ギブさんの言う『粋』ってやつも分かりますなぁ。お後がよろしいようで……。
🏠 まとめ


あはは、ギブに止められちゃったね(笑)。 でも本当に、最後は心が暖まる素敵な終わり方なんだよ。 ノンタンのあの笑顔を見ると、大人も『サンタさんっていいな』って思えるはずだよ。

はるも、サンタさんに お手紙書くー! スーパーマリオパーティジャンボリーに決めたんだ。

【みんなへのリクエスト】
最後まで読んでくれてありがとうございます! 『ノンタン!サンタクロースだよ』は、クリスマスの定番中の定番ですが、改めて読むと空飛ぶサンタのページは圧巻ですね。 お子さんのクリスマスプレゼント、もう決まりましたか? 「我が家のクリスマス絵本といえばコレ!」というのがあれば、ぜひコメント欄で教えてくださいね!
🗯️ あなたの声も聞かせてください!
この絵本を読んで「うちもそうだった!」「このセリフが好き!」
そんな“あなたの声”が、次の誰かの「読んでみたい!」につながります。
読んだ絵本について感じたことをぜひ教えてくださいね✍️
InstagramやXでは #今日は何読もう? での投稿も大歓迎📷
この記事が気に入ったら…
この記事が気に入ったら、ぜひフォローやいいねで応援していただけると嬉しいです!
皆さんのおすすめの本や感想もコメント欄でシェアしてくださいね!
✍️この記事を書いた人
juniwa(ジュニワ)
娘との読み聞かせをきっかけに、絵本の魅力にどっぷりハマっています。
子どもも大人も楽しめる、心に響く絵本を日々探しています。
SNSでも更新情報、トピックを発信中!



