食肉用に育てられた子牛が、お母さんに会いたくて旅に出る―命のバトンを描いた絵本
🔍 こんな人におすすめ!
- 🌱 お子さんへ
食べることや命について、やさしく自然に考えられる絵本です。 - 👨👩👧👦 親や祖父母の方へ
親子で読むことで“命をいただく”ことの意味を話し合えるきっかけに。 - 📚 先生や保育士の方へ
食育や命の授業で使える、感情に訴える一冊。読み聞かせにも最適です。 - 🌍 すべての人へ
普段の食事の裏にある「命」と向き合える。全ての人へ届けたい物語。 - 📖 まとめ
TikTokで話題の“泣ける絵本”。心に残る読書体験を。
💭 この本を読むきっかけ

ねえパパ、食べる前に“いただきます”って、どうして言うの?

いい質問だね。“いただきます”っていうのはね、食べ物になってくれた命に『ありがとう』って伝える言葉なんだよ。

ってことは…ぼくがさっき食べたきゅうりにも、命があるってこと?

そう。お肉も野菜も、みんな命あるもの。食べるって、命をもらうことなんだ。

うーん…そう考えると、ちょっとドキドキするね。

そんな“食べるってどういうこと?”をまっすぐに伝えてくれる絵本があるんだ。タイトルは『もうじきたべられるぼく』――」
📖 本に関する基本情報
- 📘 書名:もうじきたべられるぼく
- ✍️ 作者:はせがわゆうじ
- 🏢 出版社:中央公論新社
- 👶 対象年齢:5歳ごろから/小学生にも
- 🌱 育まれる心の種:命へのまなざし、感謝の気持ち、親子のきずな
- 🏆 受賞歴:第7回未来屋えほん大賞受賞
「命をいただくって、どういうこと?」
毎日の食事の中にある“あたりまえ”を、子どもの目線から静かに見つめなおす感動作です。
📖 内容紹介:
号泣必至。ぼくはお母さんと会えるのか――
TikTokで300万回再生された泣ける話が待望の書籍化。
食育にもおすすめの1冊。
📖 本の感想についての会話🗣️
※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。

最初は、のんびりした絵だな〜って思ってたのに…まさか“たべられる”って話だったなんて、びっくりしたよ。

絵のやさしさと、ストーリーの切なさのギャップがすごいよね。でもそのギャップがあるからこそ、余計に心に響くのかもしれないなあ。

“お母さんに会いに行く”って決めた子牛、でも…会わないで帰っちゃうなんて…もう、泣く…

母牛を悲しませたくなかったにしても切ないよね…。“自分より小さな子牛の面倒を見てる母さんの姿”に、胸がつまったよ

でもさ、母牛さん、気づいて追いかけてきたよね!うしろ姿なのに、あの場面、涙とまらなかった…!

あそこでこらえてた涙が一気にきたよ

最後、“ぼくを食べた人が、命を大事にしてくれたらいいな”って…やさしいね、すごく

そうだね。“自分は食べられるために生まれた命”って受け止めて、それでも誰かの役に立ちたいって…大人でも言えないよ。。。

ごはんのとき『いただきます』って、もっとちゃんと言うよ。残したら失礼だもん…。

ぼくも。これ読んだあと、“ごはん、残さないようにしよう”って思った。
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✨管理人が心に残った言葉、場面✨
せめて ぼくをたべた人が 自分のいのちを 大切にしてくれたら いいな
ー子牛が運命を受け入れ、静かに願う場面。

すべてを受け入れた“ぼく”が、静かに願うこの言葉。
お母さんに会いたい気持ちも、恐れも、悲しみも越えて、
最後に届けたかったのは、「誰かの役に立てたら」というやさしい想いでした。
なんだか自然と、「ごはん、ちゃんと残さず食べよう」って思いました。
📝ちょっと深掘り!
『もうじきたべられるぼく』の作者・はせがわゆうじさんは、脚本家・放送作家としても活動するストーリーテラー。
SNSで発表した短編が多くの共感を呼び、本作の原型となる物語もTikTokで「号泣した」と話題に。
なんと再生回数は300万回を突破し、その反響を受けて絵本として書籍化されたのがこの一冊です。
物語は、食肉として育てられた一頭の子牛の視点で進みます。
母牛にもう一度会いたい――その想いを胸に旅立つ“ぼく”の姿は、まっすぐで、けなげで、胸に迫ります。
絵本のビジュアルはやさしくて親しみやすいのに、描かれる内容はとてもリアルで重みのあるテーマ。
そのギャップが読者の心を強く揺さぶり、子どもから大人まで幅広い世代に届いています。
またこの作品は、第7回「未来屋えほん大賞」にも選ばれており、“食育”の観点でも注目される一冊。
「いただきます」「命をいただく」――その言葉の意味を、物語を通して自然に考えることができます。
重いテーマなのに、読み終えたあと、どこかやさしい気持ちになれる。
だからこそ、家庭でも学校でも、たくさんの人に読んでほしい一冊です。
📌管理人のひとりごと
「ごちそうさま」って、ちゃんと心を込めて言ってるかな。
この本を読んだあと、そんなことを思いました。
子牛の“ぼく”がお母さんに会いたいのに、声をかけなかった場面。
追いかけてくる母牛を見送るシーン。
どれも静かで、でも胸の奥がじんとする。
命をいただくってことは、日常の中にある“見えない物語”を
ちょっとだけ想像することなのかもしれないな、って思いました。
娘にも、これからもずっと「いただきます」を大切にしてほしい。
そして私自身も、ちゃんと“大切にする”生き方をしたいと思わされる絵本でした。
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