「はやく!」と急かしては自己嫌悪に陥り、「まだー?」と言われてはため息をつく。今日紹介する絵本『まてないの』は、そんな時間に追いかけられているすべての親子に贈る、せっかち人生の応援歌。これを読めば、焦っている自分を「ま、いっか」と許せるようになり、トゲトゲした気持ちが少しだけ丸くなるかもしれません。
📘 本に関する基本情報
📖 書名:まてないの
✍️ 作・絵:ヨシタケシンスケ
🏢 出版社:ブロンズ新社
🎯 対象年齢:6歳から大人まで
(公式HPより)
ずーっとずっと、わたしはわたし!
あかちゃんから、おばあちゃんまで。まてない人の、まてない絵本。
ヨシタケシンスケが描く、せっかち人生応援歌!
発想絵本!?ユーモア絵本!?あなたの人生にエールを贈る、新たなヨシタケワールド。
📚 えほん深掘りトーク
※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。
オープニング:我が家の「まてない」狂騒曲

はる、もう宿題終わった? 「はやく」やっちゃいなさいってば。

えー!いまやろうと思ってたのに!パパ、1日中「はやく」ばっかり。

……うっ。(確かに、朝は「はやく起きて!」、夜は「はやく寝なさい!」。一日中「はやく!」って叫んでいるかも…。)

わたしだっていっぱいまってるもん! 「ごはんまだー?」「パパのお仕事、おわるのまだー?」「休みの日にドラえもんの映画みにいくのまだー?」って、いーっぱい待ってるんだから!

Hey, Hey, Hey! まさに『待てない』のセッションが始まってるじゃねぇか! 現代人はみんな、BPM(テンポ)が速すぎて、休符を待てないRock Starみたいだな!

え〜、毎度。お急ぎのところを恐縮でございます。 「はやく」と急き立てる親御さんに、「まだー?」と地団駄を踏むお子さん。 このすれ違いこそが、人間という生き物の、なんとも滑稽で愛おしい「サガ」でございますな。そんな、ささくれ立った心をまぁるく収めてくれるのが、今日読むヨシタケシンスケさんの作品でございます。
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メインセッション

え〜、お立ち会い。いや、お座りのお子様方も。一席お付き合いを……。 このお話の主人公は、生まれたばかりの赤ん坊から、白髪の混じったおばあちゃんまで、いわば「人生そのもの」でございます。

どんなおはなしか、はやくおしえて!

おっと、お嬢さんも「まてない」お一人でしたな。 さて、始まりは暗い暗いお母さんのお腹の中。「早く外に出て遊びたい」と地団駄を踏むところから幕が開きます。 やっとお外へ出たと思えば、「言いたいことがあるのに言葉を覚えるまで待てない」。おもちゃを見つければ「今すぐ貸せ」と手が伸びる。 これぞ、人間の「欲」の根源、せっかちの極みでございます。

ははは、わかるなぁ。僕が一番刺さったのは、このページだよ。 「ほかの親だったら待てるのに、自分の親だったら待てない」……これ、逆も然りで、「よその子なら待てるのに、自分の子(はる)だと待てない」んだよね。

わたしも、パパの「ちょっとまって」は、ぜんぜんまてないもん!

Hey, Hey, Hey! それは不協和音じゃねぇ、愛ゆえの「Distortion(歪み)」だぜ! 距離が近いほど、相手のテンポに我慢できなくなる。ヨシタケ氏は人間のシビアな心理を、さらっと軽いBeatで描いてやがるな。Coolだぜ。

左様で。さらに時が進みまして、主人公もいつしかおばあちゃん。 「のんびりゆっくり待てない」「昔と同じにできない」と焦りを感じるようになるんですな。 病院の待合室で「早く名前を呼ばれたい」と時計を睨む姿……。 いやはや、これを見て「自分だけじゃないんだ」と肩の荷が降りる御仁も多いはず。

そうだね。子供だけじゃなく、働き盛りの僕らも、そしておじいちゃんおばあちゃんも、みんな「今すぐ!」の気持ちを抱えて生きてるんだって思うと、なんだか愛おしくなってくる。

おばあちゃん、さいごはどうなるのかな?早く読もう!

そこがこのお話の真骨頂! やっと自分の順番が終わって、病院の外に出た時……ふと、彼女の目に飛び込んできた「ある光景」が、心をガラリと変えてしまうんでございます。
🎸 GIB’S ROCKER ROOM


Wait, Wait, Wait! ここでこの絵本のBackstageをブチ込んでおくぜ!
ヨシタケ氏のVibe:1973年生まれのヨシタケシンスケさんは、今や世界中にFanを持つ絵本界のRock Starだ。2児のパパとしての視点が、歌詞(テキスト)の端々に光ってるぜ。
「時間」という名のBPM(テンポ)の魔法: この絵本には「時計の針」がほとんど出てこねぇ。なぜかって? 現代のRock Star・ヨシタケ氏が描きたいのは「時計が刻む時間」じゃなく、「心が感じる時間」だからだぜ! 「おなかのなかのあかちゃん」から「病院の待合室のおばあちゃん」まで、人生の全フェーズを1冊にパッキングする……この圧倒的な構成力は、まさに壮大なプログレ・ロックの組曲だぜ!
「距離感の歪み(Distortion)」への洞察: 「よその子なら待てるのに、ウチの子だと待てない」……この歌詞(一節)、全親のSoulを震わせるよな。 これ、心理学的に言うと「親密度のパラドックス」ってやつだ。近すぎる関係だからこそ、相手のテンポと自分のテンポがズレた時に強烈な不協和音が鳴り響く。それを「ダメなこと」じゃなく「当たり前のサガ」として肯定しちまうのが、ヨシタケ流の超絶技巧(ソロ・パート)なんだぜ!
白という名の「休符」: ヨシタケ絵本の魅力は、あの「余白」にある。 この『まてないの』でも、あえて何も描かないスペースがある。それが音楽でいうところの「休符」だぜ。待てない衝動と、ふと立ち止まる瞬間のコントラスト……このGroove(グルーヴ)を感じ取れた奴は、もう立派なヨシタケ・マニアだぜ!
どうだ? ただの可愛い絵本だと思ってたら大間違いだ。 これは、全人類が避けて通れない「時間との戦い」を歌った究極のAnthem(アンセム)なんだぜ。 さあ、このBeatが止まらねぇうちに、次のセッション(アイシの落語)へGOだ!
🍵 アイシの「寸止め」絵本落語


え〜、物語はいよいよ大詰め。 「あーつかれた」と一息ついたおばあちゃんの前に、何やら「新しいもの」が現れます。 それを見た瞬間、彼女は「ゆっくり待とう」……なんて思うどころか、 再び、あの懐かしくも熱い「まてないの!」という衝動に突き動かされるんでございます。
彼女が見たものはと言いますと……!

ストーーップ!! そこから先をタダで聴かせるなんて、ロックじゃねぇ!

てやんでぇ! 良いところで邪魔をしやがって、ケロ!

本当のアンコール(結末)は、自らショップへ走ってページをめくった奴だけが味わえる特権だぜ。
🏠 まとめ


最後、おばあちゃんが「やりたいことがあったら待てない!」って少女みたいにワクワクしてる姿、最高に素敵でした。
「はやく!」「まだー?」のループで疲れた夜、この絵本を開くと、不思議と「ま、いっか」と笑えてきます。
皆さんもつい『はやく!』と言ってしまったこと、または子供に『まだー?』とせっつかれたエピソードがあったらぜひ教えてください!
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✍️この記事を書いた人
juniwa(ジュニワ)
娘との読み聞かせをきっかけに、絵本の魅力にどっぷりハマっています。
子どもも大人も楽しめる、心に響く絵本を日々探しています。
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