どんな気持ちも、まるごと受けとめる。たいせつなあなたへ贈る絵本。
🔍こんな人におすすめ!
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🌱 お子さんへ
うまく言えない気持ち、泣いちゃう日も怒っちゃう日も――
「そのままでいいよ」とそっと寄りそう1冊です。 -
👨👩👧👦 親や祖父母の方へ
子どもがぐずったとき、どう声をかけたらいいのか迷うこと、ありますよね。
この絵本は、「ただ受けとめる」という愛のかたちを教えてくれます。 -
📚 先生や保育士の方へ
子どもと向き合う毎日に、ちょっと疲れたら開いてほしい一冊。
やさしい言葉と絵が、背中をそっと押してくれます。 -
🌍 すべての人へ
だれかの気持ちに寄りそいたいとき、自分の気持ちがわからないとき。
この絵本が、心の整理を手伝ってくれるかもしれません。 -
📖 まとめ
がんばってる人も、ちょっと迷ってる人も。
この本は「だいじょうぶ」って、そっと伝えてくれます。
💭 この本を読むきっかけ

……今日、なんか全部うまくいかなかった

どうしたの?

音読でつっかえたし…給食の牛乳もこぼしたし…体育の時間、足を引っ張っちゃってチームが負けちゃったの。…なんか、全部わたしのせいな気がして…。

そっか。それはつらかったね。でもはるがいっぱいがんばってるの、ちゃんと知ってるよ。

ボクも前に、食べるのを楽しみにしていたきゅうりを落としちゃった日があったよ…。その日ずっとしょんぼりしてた…。

よし、今日は、失敗をしちゃって落ち込んだ気持ちの時にぴったりな絵本をいっしょに読もうか?

……読む。きょうは、なんかそういうのがほしい気分
📖本に関する基本情報
- 📘 書名:『きみのことがだいすき』
- ✍️ 作・絵:いぬいさえこ
- 🏢 出版社:パイ インターナショナル
- 🎯 対象年齢:3歳〜大人まで
- 🌱 育まれる心の種:自己肯定感、共感力、安心感、信頼
📚 内容紹介(パイ インターナショナル公式サイトより引用)
大切な人と読んでほしい、たくさんの愛を伝えられるメッセージ絵本。
ここは、小さなどうぶつたちが暮らす森。どんなことをお話ししているのかのぞいてみたら……
そこは、やさしさであふれていました。
「かなしい きもちはね、ふたを しなくて いいんだよ。」
「あなたは、よいこ。なにかを じょうずに できなくても。みんなと 同じように できなくても。」
つらいとき、心細いとき、いつもあなたの心にそっと寄りそってくれる、
心温まる絵と言葉がつまったメッセージ絵本です。
📖 本の感想についての会話🗣️
※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。

……なんかさ、読んでるうちに、気持ちがあったかくなった

気持ちがちょっとほぐれたかな?

うん。“できなくてもいい”って書いてあったとこ、わたしに言ってるみたいだった。

ボクは“ふたをしなくていい”ってとこが好き!気持ちにふたなんて…ボク、きっとサイズ合わないし。

ふふ、それは大変だ。でもね、誰かが“そのままでいい”って言ってくれるだけで、心が落ち着くんだよね。

うん。今日はね、ランドセルの中も心の中もぐちゃぐちゃだったけど…今はちょっとスッキリしたかも。

よかった。そんな日は、がんばるより、ぎゅっとするのがいちばんだね。

ボクにもぎゅってして!あと、きゅうりもくれるともっといい!
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✨管理人が心に残った言葉、場面✨
きみがなににおこっているのかは、わからない。
わたしにわかるのはきみが今とてもこまっていること。とてもかなしんでいること。
だから今は、ぎゅうするね。心を、ぎゅうするね。ー泣いているエゾシマリスの子供を抱きしめている場面。

言葉にならない感情ごと、まるごと受けとめてもらえる安心感。
振り返れば、自分も子どもの頃にこうしてほしかった場面があったし、
大人になった今でも、「わかってほしいけど、うまく言えない」ことってありますよね。
この絵本は、子どもだけじゃなく、私たち大人の心にもやさしく寄りそってくれます。
📝ちょっと深掘り!
『きみのことがだいすき』の作者・いぬいさえこさんは、京都芸術大学でイラストレーションを学び、現在は絵本作家・イラストレーターとして活躍されています。
ふんわりとした水彩のようなタッチで描かれる小さなどうぶつたちは、どの子も感情豊かで、それだけで“心に寄りそう”雰囲気があります。
この絵本は2022年の刊行以降、多くの賞を受賞。とくに“贈りたくなる絵本”として大人の読者からも支持されており、
- 第6回 未来屋えほん大賞 2位
- 第13回 リブロ絵本大賞 入賞
- 第3回 絵本専門士が選ぶ「逢いたい誰かに贈る絵本」
- 第15回 MOE絵本屋さん大賞 第11位
- キノベス!キッズ2023 第2位
特別なストーリー展開があるわけではありません。
でも、ページをめくるたびに、自分自身の経験や「こんなふうにしたかった/されたかった」記憶と重なっていく。
そんな読後感が、多くの人の心に残るのかもしれません。
管理人のひとりごと
この絵本を読んで、「あー、そうそう。そうなんだよな〜」と、思わずうなずいてしまった。
子どもの頃って、うまく言えないことだらけで、
それを勝手に「もう知らない!」って爆発させて、あとでひとりでしょんぼりしてた。
大人になった今でも、ときどきそういう日がある。
たとえば、電車で肩ぶつけられても言えなかったり、
やたらむなしくなって帰り道のコンビニで甘いお菓子を買ったり。
そんなときにこの本を読むと、
「まあまあ、ちょっとお茶でも飲みなよ」って言われたみたいで、すこしホッとする。
本棚にあるだけで、なんだかちょっと安心できる絵本です。
わたしも、子どもにとってそんな存在でいられたらいいなと思いました。
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