絵本から学ぶ“再び歩き出す力”
🔍こんな人におすすめ!
🌱 お子さんへ
「もうだめかも…」と思ったときに、“その気になれば進める”勇気をくれるお話。繰り返し読みたくなる絵本です。
👨👩👧 親や祖父母の方へ
落ち込んだ子にどう声をかけるか悩んだときに。読み終えたあと、自然と会話が生まれる優しい一冊です。
📚 先生や保育士の方へ
自己肯定感や挑戦する心を育てるテーマで、読み聞かせや道徳の導入にもおすすめ。話し合いのきっかけに。
🌍 すべての人へ
立ち止まった自分に「まだ進めるよ」と言いたくなる。子どもも大人も、自分自身の“ふね”を見つめ直せる一冊です。
🧭 まとめ
五味太郎さん50年の集大成。人生の節目や心が疲れたときに、そっと寄り添ってくれる一冊です。
💭 この本を読むきっかけ

今日はね、五味太郎さんの最新作を読もうと思うんだ。

あっ、「きんぎょが にげた」のひとでしょ?

今度は何が逃げるの?

ふふ、今回は逃げるんじゃなくて、自分の力で前に進んでいく「ふね」の話なんだ。

えっ、「ふね」が主役!?そんなの初めてかも…どんなお話なんだろう?

「その気になれば」どこでも進めるんだって思わせてくれるお話だよ。
📖 本に関する基本情報
- 📘 書名:ぼくはふね
- ✍️ 作:五味太郎
- 🏢 出版社:福音館書店(2024年)
- 👶 対象年齢:3歳〜
- 🌱 育まれる心の種:前向きな気持ち、自己肯定感、勇気
- 📝 出版社からの紹介文:
五味太郎、絵本作家50年の集大成。
ちいさな船が嵐に巻き込まれ、助けられたものの陸に取り残されてしまいます。
もう進めない…と思ったとき、別の船からかけられた言葉が、ふねの未来を変えます。
「その気になれば、どこだって進めるものだよ」──ふねが再び進みはじめる、希望の物語。
📖 本の感想についての会話🗣️
※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。

カバーを外したとき、わあっ!ってなったよ。なんか…ふねの世界が急に明るくなったみたいだった。

ふね、はじめは「けっこうきまま〜」ってのんきだったのにさ、「じゃまだ!」って言われて、ちょっとかわいそうだったね…。

あんなに大きなふねに言われたら、自信なくしちゃうよね。わたしも何か言われて黙っちゃうときあるもん。

「どこからきたの?」「どこへゆくの?」って聞かれてふねが「むずかしいな…」って答えるシーン、あれは大人のぼくでもドキッとしたよ。自分に聞かれてるみたいで。

でも、空から来たふね?が「その気になれば、どこだってすすめるものだよ」って言ってくれたあと、ふねの動きが変わっていくのがすごく面白かった!

あそこからの快進撃は圧巻だったよね。浮かんで、登って、どんどん進んで…まるで、限界なんてなかったみたいだったよね。

「ぼくはぼく」「ぼくはふね」って言ったとき、すっごくかっこよかった!はじめのふねとは、まるで別人ならぬ別船!

うん、自分のことちゃんとわかってるって、あんなに強く見えるんだね。わたしもあんなふうに言ってみたいな。

ほんとにね…。ふねの旅って、もしかしたら人が“自分を見つけていく”旅と同じなのかもしれないな。

出た!絵本の感想で人生語り出すの、パパあるある〜!
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✨管理人が心に残った言葉、場面✨
あのね、きみ みずに うかんで すすむことに
こだわりすぎているんだよ…
そのきになれば どこだって すすめるものだよー陸に取り残されてしまったふねが「もうおしまいだ」と絶望していた時に
空からやってきた船のような存在が、ふねに静かに語りかける場面。

なんとなく、「自分にはこの道しかない」って思いこんでた時期がありました。
知っている道、慣れたやり方、いつもの場所。気づけばそこばかり選んでいて。
でもこの言葉に出会って、ちょっと気が楽になったんです。
違う道もあるかもしれないし、前に進む方法って、ひとつじゃないのかもしれない。
頭が固くなっている時、新しいことに踏み出す時、読みたい1冊です。
📝ちょっと深掘り!
『ぼくはふね』は、絵本作家・五味太郎さんの画業50年を記念して生まれた一冊です。
これまでに350冊以上の絵本を世に送り出してきた五味さんにとって、この作品はまさに“集大成”。
……とはいえ、ご本人は「総括なんてつもりはないよ」と、いつものように軽やかに語っています。
五味さんの作品にはいつも、自分の気持ちを託したキャラクターたちが登場します。
『きんぎょが にげた』のきんぎょも、『ばったくん』のばったも、『かぶさん とんだ』のかぶも。
でも『ぼくはふね』では、「ぼく=ふね」という形で、より直接的に“自分自身”を描いていると明かしています。
「みずに うかんで すすむことに こだわりすぎているんだよ」──
この言葉にハッとした人も多いのではないでしょうか。
思い通りにいかないとき、居場所がないと感じたとき、ふねの姿に自分を重ねてしまいます。
でもそこに現れる、空からのもう一つの声。「その気になれば、どこだって進めるものだよ」。
五味さんにとって絵本とは、自分の気持ちを託して遊べる“風にのるタコ”のような存在だといいます。
この作品は、そのタコを少しだけ素直に、自分自身の形で空へ放ったような絵本なのかもしれません。
「ぼくはふねであって、ふねはぼく」──
そんな五味さんの言葉の通り、この絵本にはちょっと照れくさいけど、まっすぐな思いが込められています。
人生に迷ったとき、止まりかけた心にそっと寄り添ってくれる一冊です。
管理人のひとりごと
ふねがね、「もうおしまいだ」ってうつむいてるのを見て、
ああ…これ、昔の自分じゃんって思っちゃいました。
周りは親切にしてくれてるのに、心がぜんぜん追いついてなくて。
布団にもぐって「今日はもうムリ」って言ってた日、ありましたね。
でも、「その気になれば…」っていう、あの一言。
なにそれ魔法?って思いつつ、ちょっとだけ心が動く感じ。
そしたら意外と、歯みがきくらいはできたりして。
ふねのことなのに、いつのまにか自分のこととして読んでる。
……絵本って、ほんとに不思議だなあ。
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