『ぼちぼちいこか』|絵本の感想|何度転んでも大丈夫やで。カバくんの「ぼちぼち精神」に学ぶ

失敗ばっかりでも、だいじょうぶ。『ぼちぼちいこか』が教えてくれること

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🔍こんな人におすすめ!

  • 🌱 お子さんへ
    何度失敗しても「またやってみよう」と思える気持ちを育んでくれる一冊。ちょっぴり落ち込んだ時に読んであげたい。
  • 👨‍👩‍👧‍👦 親や祖父母の方へ
    「がんばれ」と言いたくなる場面で、ふっと肩の力が抜けます。子どものペースを見守るヒントに。
  • 📚 先生や保育士の方へ
    挑戦と挫折、そして前向きさ。子どもたちの“がんばりすぎ”に気づかせてくれる、ユーモアあふれる一冊です。
  • 🌍 すべての人へ
    仕事や育児に疲れた時、「今日はなんだかうまくいかないなあ」って日にも。カバくんの一言が、心の休憩に。
  • 📖 まとめ
    転んでも、失敗しても、立ち上がるたびに「ぼちぼちいこか」。この言葉に、そっと寄り添ってもらえるような絵本です。

💭 この本を読むきっかけ

はる
はる

最近、ネイちゃんはピアノも習ってるし、ソウタくんは塾に行きはじめたんだって。

パパ
パパ

へえ、みんな忙しいんだね。

はる
はる

なんかさ、わたしだけ何もやってない気がしてきて…。何か始めなきゃって思うけど、何がいいかわかんないし、やってみて違っていたら嫌だなって…。

アイシ
アイシ

えー、そんなにあわてなくてもいいんじゃない?ぼくなんて、昨日も今日もボーっとしてきゅうり食べていただけだよ。

パパ
パパ

うんうん。人にはそれぞれペースがあるからね。実は今日、『ぼちぼちいこか』っていう絵本を読もうと思ってたんだ。

はる
はる

ぼちぼちいこか…?

パパ
パパ

うん。何をやってもうまくいかないカバくんが主役の絵本でね、今のはるにおすすめの本だよ。

📖本に関する基本情報

  • 📘 書名:ぼちぼちいこか
  • ✍️ 作:マイク・セイラー
  • 🎨 絵:ロバート・グロスマン
  • 📝 訳:今江祥智(いまえ よしとも)
  • 🏢 出版社:偕成社
  • 📅 発行年:1984年
  • 👧 対象年齢:4歳ごろから
  • 🌱 育まれる心の種:自己肯定感・挑戦する気持ち・あせらない心

📖 内容紹介:
重量級のカバくんは、船乗り、飛行士、ピアニストと、次々に新しい仕事に挑戦します。おかしな結末をユーモラスな絵で語ります。
(内容紹介:偕成社公式サイトより)

📖 本の感想についての会話🗣️

※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。

はる
はる

カバくん、なんか…ちょっとかわいそうだったけど、でも、ちょっと笑っちゃった…。

パパ
パパ

あれだけ色んなことにチャレンジして、毎回ドタバタ失敗しても、深刻にならないのがいいんだよね。

アイシ
アイシ

ふつうあんなに失敗したら、しばらく立ち上がれないよ〜。でもカバくん、どこか楽しそうだったな〜。

アイシ
アイシ

わたしも、ちょっと“ちゃんとしなきゃ”って思いすぎてたかも…。なんか、“うまくいかんくてもええか”って気がしてきた。

パパ
パパ

それが“ぼちぼち精神”だね。焦らなくても、ゆっくり自分のペースでやればいいんだよ。

✉️ みんなの感想

この絵本を読んだ人の声をご紹介します。

📖「失敗して落ち込んでいた娘と読みました。最後はふたりで“ぼちぼちいこか”って笑い合いました。」
― 黄色いクマさん
📖「仕事で落ち込んでた夜、なんとなく読んでみたらカバくんに励まされました。“まあいっか”って言えるって、強いなと思います。」
— もやしの根っこさん
📖「保育園の読み聞かせで使いました。子どもたちが“カバくんまたやったー!”って大笑い。繰り返しの展開が絶妙です」
— 絵本の先生さん

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✨管理人が心に残った言葉、場面✨

ま、ぼちぼち 行こか と いうことや。

ーいろんな挑戦がうまくいかなくて、カバくんがハンモックでひと休みしようとする場面。

管理人JUN
管理人JUN

チャレンジするも失敗続きでちょっとお疲れのカバくん。ハンモックで一休み…と思ったら、ずしん。カバくんの重みに木がめっちゃしなってる!

でもそんな状況でも、カバくんは静かにつぶやく。「ぼちぼちいこか。」

突っ込みどころ満載なのに、不思議と心がなごむ。なんか、いいんですこれが。

📝ちょっと深掘り!

『ぼちぼちいこか』は、1984年に日本で出版された翻訳絵本。
原題は “But Not the Hippopotamus” でも “Slowly, Slowly, Slowly, Said the Sloth” でもなく、実は原書タイトルは存在せず、日本独自のタイトル・編集として知られています(英語圏では未刊行)。
つまり、本作は日本オリジナル編集の絵本といえる珍しい作品です。

作者のマイク・セイラー(Mike Thaler)は、アメリカの児童文学作家で、ユーモアと風刺を織り交ぜた絵本を多く手がけてきました。『Black Lagoon(ブラックラグーン)』シリーズなどで知られ、物語にクスッと笑える展開を加えるのが得意な作家です。

絵を担当したロバート・グロスマン(Robert Grossman)は、アメリカの著名なイラストレーター・カートゥニスト。風刺画やポスター、映画『エアプレイン』のアートなどを手がけたことでも有名で、現実離れしたユーモラスなビジュアル表現に定評があります。

翻訳は今江祥智(いまえ よしとも)氏。児童文学の翻訳や創作で多くの功績を残した人物で、関西弁をあえて採用した訳文は、ユーモアとやさしさを含み、原作の雰囲気を日本の子どもたちにも親しみやすく伝えています。

日本語のタイトル「ぼちぼちいこか」も、今江氏による命名とされており、この訳文の響きが絵本の最大の魅力のひとつとなっています。

管理人のひとりごと

なんでだろう。
ちゃんとしようとすると、だいたいうまくいかない。

カバくんも、きっとがんばってるんだけど、
飛んでも落ちるし、泳いでも沈むし、
しまいにはハンモックに乗っただけで木がしなる。

でも本人は、たいして気にしてないっぽい。
「ぼちぼちいこか」って、ひとことつぶやいて、おしまい。

あー、その感じ、いいなあ。
肩の力を抜いて「ま、いっか」って思えることが、いちばん大事なのかもしれない。

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