📘 本に関する基本情報
📖 書名:泣いた赤おに
✍️ 作:浜田 広介
🎨 絵:つちだ のぶこ
🏢 出版社:あすなろ書房
🎯 対象年齢:5歳〜
📚 内容紹介:(出版社HPより引用)
教科書にも載っているあの不朽の名作が、新しい絵本に!
みんなとなかよくなりたくて、おいしいお茶とお菓子を用意して待っていた赤鬼。だけど、やってきた村人は、赤鬼の姿を見ただけで逃げ出してしまいます。
落ちこむ赤鬼に、友だち思いの青鬼が力をかしてくれたので、赤鬼には、人間の友だちがたくさんできました。
ところが青鬼は、あの日わかれてから一度もたずねてこなくなりました。
心配した赤鬼は、青鬼の家を訪ねることにしました。
青鬼の家はしまっていたのですが、ふと、気がつくと・・・。
📚 えほん深掘りトーク
※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。
オープニング

いやー、今日も仕事疲れたなぁ。……おっ、はる。今日はその本を持ってきたの? 『泣いた赤おに』かぁ。懐かしい! パパも小学生の時に教科書で読んだよ。

先生がね、『すごく いいお話だよ』って言ってたの。でも、鬼ってこわいんでしょ?

うん、でもね、この赤おにくんは全然怖くないんだよ。むしろ、人間と仲良くなりたくて仕方がないんだ。

Hey, Hey, Hey! Little Lady! おにを怖がるなんてNonsenseだぜ? このRed Oni(赤おに)は、そこらへんの人間よりよっぽどHeartがPureなんだからな。

このお話は、涙なしには語れません。友情とは何か、犠牲とは何か……。さあさあ、ハンカチの用意はよろしいですかな?
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本編:人間と仲良くなりたい!赤おにの願い

それじゃあ、読むよ。……山の中に、一人の若い赤おにが住んでいました。彼は人間と仲良く暮らしたいと思って、家の前に『立て札』を立てたんだ。
『ココロノ ヤサシイ オニノ ウチデス。 ドナタデモ オイデ クダサイ。 オイシイ オカシガ ゴザイマス。 オチャモ ワカシテ ゴザイマス。』

おにの おうちで おかし? なんか あやしいよ。わたしなら ぜったい いかない!

ははは、鋭いね(笑)。実際、きこりたちが通りかかって看板を読むんだけど、『騙してとって食うつもりじゃないか』って逃げ出しちゃうんだよね 。

Oh my god… 完全なるMarketingの失敗だぜ。どんなにGood Serviceを用意しても、Target(人間)からのTrust(信頼)がゼロじゃあ、誰もDoorをKnockしないのさ。

赤おにさん、せっかく手作りでお菓子やお茶を用意して待っていたのに……。悔しくて悲しくて、立て札を引き抜いて壊してしまうんですな 。切ない……切なすぎますよ、これは。

かわいそう……。わるいこと してないのにね。

そこで現れるのが、友達の青おにくん。彼は赤おにの話を聞いて、ある『作戦』を提案するんだ。

ここが見せ場でございます! 青おにが言うには……『僕が村で暴れる。そこへ君が出てきて、僕をポカポカ殴って追い払う。そうすれば人間たちは君を信用するだろう』と 。

えっ!? それってウソつき じゃん! それに、お友達を なぐるなんて!

うっ、正論……! パパも大人になって読み返すと、ここが一番心が痛むんだよなぁ。『そこまでしなきゃいけないのか?』って。

This is a “Villain Role”…!! 悪役を買って出るってやつさ。親友のために、自分がHated(嫌われ者)になる。……Crazyだけど、とてつもなくDeepなLoveを感じるぜ。

いざ作戦決行の日。青おにが村でわざと乱暴狼藉を働きます。そこへ赤おにが駆けつけて……『えいっ!』と青おにを殴るふりをする。でも青おには小声で囁くんです。『だめだい。しっかりぶつんだよ』って 。

演技だってバレないように、心を鬼にして殴ったんだ。そうして青おには逃げていき、村人たちは赤おにを信じてくれるようになった。

Result(結果)として、赤おにの家には毎日人間たちが遊びに来るようになった。Happyな日々の始まりさ 。……だが、ここからが本当のDramaだぜ。
🎸 GIB’S ROCKER ROOM


OK、ここでちょっとBreak Timeだ。このMasterpiece(傑作)について解説するぜ!
作者は浜田広介(はまだ ひろすけ)。日本のアンデルセンとも呼ばれるLegendだ。『ひろすけ童話』として1000以上の作品を残しているが、この『泣いた赤おに』はその中でもTop of the Topさ 。
そして今回の絵本、Illustrator(絵)はつちだのぶこさんだ。『でこちゃん』なんかでも有名だな 。 昔ながらの『おに』の絵ってScaryなものが多いけど、つちださんの絵はWarmth(温かみ)があって、Rockerの俺でも癒やされちまうぜ。特に赤おにのPureな表情と、青おにのCoolな優しさがColor使いに出てるんだよな。
🍵 アイシの「寸止め」絵本落語


え〜、お運びありがとうございます。 さて、ところ変われば品変わる。あれほど恐れられていた赤おにの家も、今では村人たちの憩いの場。 『やあ赤おにさん、今日もお茶を頼むよ』『お菓子もね』なんてんで、毎日毎日、三人五人と連れ立って人間たちがやってくる 。 赤おに、もう少しも寂しいなんてことはございません 。
……ですが、ふと、宴(うたげ)のあとの静けさの中で思うんですな。 『あれ? そういえば、あの日別れたきり、一番の親友である青おにくんが、一度も遊びに来ないぞ』と 。 どうしたんだろう。あの時、わざと柱に頭をぶつけていたけれど、傷でも痛めているんじゃなかろうか 。
心配になった赤おには、夜明けと共に家を飛び出し、青おにの住む遠い山奥へと向かいます 。
山を越え、谷を渡り、ようやくたどり着いた青おにの岩屋 。 あたりはシーンと静まり返っております。 庭の藪(やぶ)には、白い山百合(やまゆり)が咲いていて、甘い匂いがブンブンと漂っている 。 松の太い枝からは、露(つゆ)がバラバラとこぼれ落ちて、笹の葉を濡らしている 。 なんとも言えない、寂しくも美しい夕暮れ時でございます。
石段を駆け上がり、戸口の前に立つ赤おに 。 『おーい、青おにくん。いるのかい?』 ……返事がない。戸は固く閉ざされている 。 留守かな? 寝ているのかな?
ふと見ると、戸のわきに一枚の貼り紙がある 。 そこには、馴染みのある青おにの字で、こう書かれておりました 。
『アカオニ クン、ニンゲン タチ トハ ドコマデモ ナカヨク マジメニ ツキアッテ タノシク クラシテ イッテ クダサイ。 ボクハ シバラク キミ ニハ オメニ カカリマセン』
赤おに、胸騒ぎが止まりません。先を読みます。
『コノママ キミ ト ツキアイ ヲ ツヅケテ イケバ、 ニンゲン ハ、キミ ヲ ウタガウ コト ガ ナイ トモ カギリマセン。 ソレデハ マコト ニ ツマラナイ』
ああ、なんということでしょう。 青おには、自分が赤おにと仲良くしているところを見られたら、 『やっぱり赤おにもグルで、本当は悪いやつなんじゃないか』と人間たちが疑うかもしれないと案じたのです。 そして、手紙はこう結ばれておりました。
『ソウ カンガエテ、ボク ハ コレカラ タビ ニ デル コト ニ シマシタ。 ナガイ ナガイ タビ ニ ナル カモ シレマセン……』

ストーーーップ!!

ケロ!? な、なんですかいギブさん! ここからが一番の泣き所! この噺(はなし)のサゲを言わせてくんなまし!

No, No, No! そこから先をタダで喋っちまうなんて、Rockerじゃねぇ! その手紙の最後の一文、そこにある『青おにの決断』こそが、この絵本のSoul(魂)なんだよ!
ここでお前がペラペラ喋っちまったら、このLittle Lady(はるちゃん)が自分で読んだときのShockとEmotionが薄れちまうだろうが! 自分の目で確かめなきゃ意味がないんだぜ!

ぐぬぬ……確かに。この手紙の全文は、活字で読んでこそ、胸に迫るものがありますからな……。 ああ、言いたい! 青おにがどれほどの想いで旅立ったのか、言いたいケロ〜!
🏠 まとめ


ふぅ……危なかった(笑)。でも、はる。このお話の最後、パパは大人になってから読むと、子供の頃とは違う涙が出たよ。『何かを得るためには、何かを失うこともあるのかな』って。

青おにくん、どこ いっちゃったのかなぁ……。

そうだね。この絵本は、ただ『いいお話』ってだけじゃなくて、親子で『友達』について話すきっかけをくれる一冊だね。

さて、皆様。今回のお題はこちらでございます。 『もしあなたが青おにだったら、赤おにのために同じことをしますか? しませんか?
ぜひコメント欄で教えてください、ケロ!
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✍️この記事を書いた人
juniwa(ジュニワ)
娘との読み聞かせをきっかけに、絵本の魅力にどっぷりハマっています。
子どもも大人も楽しめる、心に響く絵本を日々探しています。
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