『ゆめぎんこう』|レビュー|夢をアメに変える、不思議でやさしい物語

楽しい夢、不思議な夢、怖い夢、見たい夢を自由に見ることができる!

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🔍 こんな人におすすめ!

• 夢を見るのが大好きな子ども&大人

• 不思議でワクワクする世界観の絵本が好きな人

• 寝る前の読み聞かせにぴったりな一冊を探している人

夜空に広がる「ゆめぎんこう」で、あなたの夢がどんなアメになるのか、のぞいてみませんか?🌙🍬✨

💭 この本を読むきっかけ 

はる
はる

ねえパパ、最近何か面白い夢見た?

パパ
パパ

うーん…そうだなあ。昨日、仕事に遅刻しちゃいそうになり、めちゃくちゃ焦った夢を見た。

それ全然面白くないじゃん!

はる
はる

私、この間、風に乗って、空を飛ぶ夢を見たよ! すっごく気持ちよかった!

パパ
パパ

おお、それは楽しそうだね!

アイシ
アイシ

ぼくは、きゅう……じゃなくて、おいしいものが食べ放題の夢! 夢の中でお腹いっぱい食べられるのって幸せだよね!

はる
はる

夢って起きると忘れちゃうことが多いけど、楽しい夢はずっと取っておきたいなぁ。

パパ
パパ

そんな願いを叶えてくれるのが、今日読む『ゆめぎんこう』っていう絵本なんだよ。

アイシ
アイシ

夢の銀行?!夢を預けたり借りたりするのかな?気になる!


📖本に関する基本情報

📚 タイトル:ゆめぎんこう

✍ 作者:コンドウアキ

🏢 出版社:白泉社

🎯 対象年齢:4歳~大人まで

🌱育まれる心の種:✨思い出を大事にすること✨


📚 あらすじ

「いらっしゃいませ、ゆめぎんこうです。お客様は、どんな夢をご希望ですか?」夢のアメを売る不思議なお店「ゆめぎんこう」の店主は、こわがりのペンギン・ぺんぺんと、夢を食べるもぐもぐ。ある日、おじいさんから「夢を取りに来てほしい」という依頼が舞い込みます。夢をあずかることはあっても、取りに行くことは初めてのぺんぺん。ドキドキしながら向かった先で、おじいさんから語られる大切な人との思い出の夢とは…?

(白泉社 公式サイトより)


📚本の感想についての会話🗣️

※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。ネタバレを避けたい方は、ここから先の内容をお控えいただくことをおすすめします!

はる
はる

ゆめぎんこう、 夢をアメに変えて、売ったり買ったりできるのって面白いなあ。私は空を飛ぶ夢のアメが欲しい!

アイシ
アイシ

ボクはやっぱりきゅうりの無限バイキングにチャレンジしている夢のアメがあったら即買いするね!

パパ
パパ

パパは気持ちいい風が吹く中、仕事を忘れてひたすら昼寝している夢がいいなあ。

はる
はる

パパの夢、夢なのに夢が無い・・・。

アイシ
アイシ

好きな夢が見れるならば毎日眠るのが楽しみになるよね。

はる
はる

おじいさんが、亡くなった奥さんとの思い出の夢を話す場面、泣きそうになった…。

奥さんと楽しかった大切な思い出がいつまでも心の中に残っていて、せめて夢の中で会おうとするおじいさんの気持ちに心が打たれるよ。

アイシ
アイシ

夢のアメって、思い出を閉じ込めた宝物みたいだね。


管理人が心に残った言葉、場面

つまとはいろんなところに旅に出たもんだ。そのリボンは旅先でかったものさ。旅に出たら1つ、かるくてステキなものをかうんだ。そうしたらいつでも思い出せるだろう?

ー亡くなった奥さんと旅をしていた日々を、おじいさんが懐かしそうに語るシーン。

管理人JUN
管理人JUN

じわじわ染みる「思い出」と、パッと見返せる「記録」の違い

旅先の写真や動画は、スマホを開けば一瞬で見られる。

「この時、ここに行ったな」「これ食べたな」って、その瞬間の記録がありのまま残っていて便利だけど、しばらく経つと「撮ったけど見返してない写真」がどんどん増えていく。

一方で、旅先でなんとなく買ったお土産や小さな雑貨。

ふとしたときに目にすると、じんわりと記憶がよみがえってくる。

「このマグカップ、あのカフェで買ったやつだな」

その場面だけじゃなくて、周りの風景、一緒にいた人との会話、そのときの自分の気持ちまで一緒に思い出すことができる。

そう考えると、お土産ってただのモノじゃなくて、「記憶を引っ張り出すスイッチ」なのかもしれない。

写真や動画が「記録」としてその瞬間を切り取っておくのに対して、モノが引き出す記憶は、そのときの感情や、今の気持ちと混ざり合って「思い出」として醸成されていく。

「あのとき、こんな気持ちだったよな」と思っていたことが、数年後には「もしかして別の理由であの場所が好きだったのかも?」と、新しい解釈が生まれたりもする。でも、それがいいんだと思う。

記録は「事実を残す」ものだけど、思い出は「今の自分が作っていく」もの。

だからこそ、時間が経つほどに大切になっていくし、何年たっても心の中で輝き続けるのかもしれないですね。


📝ちょっと深掘り!

🟢 『ゆめぎんこう』とは?

『ゆめぎんこう』は、リラックマの生みの親であるコンドウアキさんが手がけた絵本で、2020年10月に白泉社から出版されました。

🟢 キャラクター設定の背景

主人公のぺんぺんは、祖父から「ゆめぎんこう」を引き継いだ若いペンギン。夜が怖くて仕事にあまり乗り気でない一方、相棒のもぐもぐはベテランで、ぺんぺんをサポートしています。このキャラクター設定は、コンドウアキさんが「ぺんぺんをベテランにはしたくなかった」との思いから生まれたそうです。

📚 参考: 好書好日(朝日新聞ブックサイト)

🟢 シリーズ展開

『ゆめぎんこう』はシリーズ化されています。

第2作『ゆめぎんこう ちいさなおきゃくさま』

第3作『ゆめぎんこう おじいちゃんのおともだち』

まとめ

まとめ

夢を自由にコントロールできたら最高だなと思って、学生時代に何度もチャレンジしていました。寝る前に「見たい夢」や「出てきてほしい人やもの」を強く意識しながら眠りにつく…まあうまくいかず(笑)『ゆめぎんこう』があったら、あの頃の自分、大喜びだっただろうなと。『ゆめぎんこう』を読んだ後は親子でどんな夢をみたい?と話しながら想像の世界を楽しむのもおすすめです!

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