【ブックレビュー】『ゆきのひ』|真っ白の世界でピーターが感じた初めての感動

初めての雪にわくわく!冬の楽しさと美しさが詰まった一冊。

パパ
パパ

雪が積もった朝って特別な感じがするよね。はるは、初めて雪が積もった日の朝、外に出た瞬間の真っ白な景色、覚えてる?

はる
はる

うん、あたり一面真っ白で、すっごく綺麗で静かだった!とても嬉しかったのをおぼえているよ。雪の上をぎゅっぎゅって音を鳴らしながら歩くのが楽しいんだよね。

アイシ
アイシ

ボクも雪の上をぴょんぴょん跳ねたいな!でも、寒いのはちょっと苦手かも…

パパ
パパ

今日紹介する絵本『ゆきのひ』は、そんな雪の日のお話なんだよ。ピーターという男の子が雪で遊んだ一日が、とても美しい絵と一緒に描かれているんだ。


📚タイトル: ゆきのひ

✍️作者: エズラ・ジャック・キーツ

🏢出版社: 偕成社

🎯対象年齢: 3歳~小学校低学年

『ゆきのひ』は、初めて雪が積もった朝の特別な感動を、少年ピーターの視点から描いた絵本です。貼り絵の独特な技法で表現された世界が、雪の日の静かな美しさや楽しさを鮮やかに伝えてくれます。

🌱育まれる心の種

自然の美しさ、冒険心、日常の中での発見

あらすじ

ある朝、少年ピーターが目を覚ますと、外は一面の雪景色。ピーターは急いで外に飛び出し、真っ白な雪の中で遊び始めます。足跡をつけたり、木に積もった雪を棒で落としたりと、雪の日ならではの楽しさを満喫します。


📚本の感想についての会話🗣️

はる
はる

ピーターが雪の中で遊ぶ姿、すごく楽しそうだった。足跡をつけるの楽しいよね。

パパ
パパ

雪が積もった翌日の朝、晴れていたら本当に綺麗でテンションあがるよね。ピーターのはしゃぐ気持ちつたわってくる。

アイシ
アイシ

ボクも木から雪を落としてみたい。あと屋根にできたツララも落とすの楽しいよね。

はる
はる

雪の白色にピーターの赤いコートが綺麗だった!ページをめくるたびに色が楽しかったよ。

パパ
パパ

そうそう、雪もただの白色ではなく色味がかかっていて。貼り絵の技法が面白いよね。

アイシ
アイシ

ボクも雪の中で緑色が目立つだろうな。カエル飛びで足跡つけてまわるぞー!


✨管理人が心に残った言葉、場面✨

それからピーターは、ゆきのなかで なにを したか 

なんかいも なんかいも おもいだした。

ー雪の日に外で遊んだ時間を、お風呂場でピーターが思い返す場面

管理人JUN
管理人JUN

子どもの頃、雪の日に感じたワクワクや遊んだ記憶を、あとでじっくりと思い返したことってありますよね?この言葉から、ピーターの気持ちが伝わってきて、読んでいる自分まで、ああそんな事自分も昔あったよなあと懐かしく楽しい気分になりました。雪の日の特別な体験、子どもにとってこんなにも心に残るんだと、大人になって忘れていたけど、この本が思い出させてくれました。

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まとめ

『ゆきのひ』は、雪の白さとピーターの赤いコートのコントラストがとっても印象的で、思わず引き込まれる美しい絵本です。貼り絵で描かれたシンプルだけど奥行きのある世界が、子どもが初めて雪に触れたときのワクワク感や驚きをそのまま伝えてくれます。親子で一緒に読めば、「雪の日ってこんなに楽しいよね!」と会話も弾むこと間違いなしの一冊です。

📝ちょっと深掘り!

🟢 『ゆきのひ』とは?

『ゆきのひ』は、アメリカの絵本作家エズラ・ジャック・キーツによって1962年に発表された絵本で、翌年の1963年にコルデコット賞を受賞した名作です。物語は、主人公の黒人の少年ピーターが初めての雪の日に体験する冒険と喜びを描いています。日本語版は木島始さんの訳で、偕成社から出版されています。

🟢 作者・エズラ・ジャック・キーツについて

エズラ・ジャック・キーツ(1916-1983)は、アメリカ・ニューヨーク州ブルックリン生まれの絵本作家です。子どもの絵本の挿絵を手がけるようになったのは35歳頃からで、『ゆきのひ』は彼が40代に入ってから出版した2作目の自作絵本です。

当時、黒人の子どもが主人公の絵本がほとんどなかったことに気づいたキーツは、意識的に黒人の少年ピーターを主人公に据え、この作品を発表しました。これは、黒人の子どもを主人公にした初めての絵本としても知られています。

📚 参考: 偕成社 公式サイト

🟢 作品の特徴とテーマ

『ゆきのひ』は、貼り絵(コラージュ)を駆使した独特のイラストレーションが特徴的で、雪の日の情景や子どもの純粋な喜びが詩情豊かに表現されています。物語は、ピーターが雪に足跡をつけたり、雪だるまを作ったり、雪の中での初めての体験に心を躍らせる様子を描いています。

この作品は、子どもの好奇心や冒険心、そして日常の中の小さな喜びを見つける力を讃えています。発表から半世紀以上経った現在でも、多くの読者に愛され続けており、雪の日の楽しさや子どもの純粋な心を思い出させてくれる一冊です。

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