📖 書名: おせち
✍️ 文・絵: 内田有美 料理: 満留邦子 監修: 三浦康子
🏢 出版社: 福音館書店
🎯 対象年齢:
自分で読むなら:小学校初級むき
読んであげるなら:4才から
📚内容紹介:(出版社HPより)おせち料理に込められた願いを伝える美しい絵本
「くろまめ ぴかぴか あまい まめ。まめまめしく くらせますように」「きんとん きんかん きんいろ こがね。おかねが いっぱい たまりますように」など、おせち料理を美しい絵でひとつひとつ紹介しながら、そこに込められた願いをリズミカルなことばで伝える絵本です。 時代も変わり、おせち料理もバラエティーに富んでいますが、今も昔も人々の願いは同じ。改めて日本の伝統食・おせち料理の良さを味わえる一冊です。
📚 えほん深掘りトーク
※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。
導入:オープニング

あ〜、もう今年も終わりかぁ。大掃除も疲れたね、はる。おせちの準備ってさ、ほんと大変だよね……。

おせちって、お弁当箱が何個も重なってるやつだよね?この中に入ってる、黒くてテカテカしたお豆、多くして!

ああ、黒豆のことだね。なんで黒豆が入ってるか、知ってる?

えーっとねぇ……「まめまめしく」元気でいられるように!ってばあばが言ってた!

おお!ちゃんと覚えてるね。まさに、新しい年を祝う、願いが込められた料理なんだよね、おせち料理は 。

Hey, Guys!その「願いが込められた料理」ってのが、今回のテーマだぜ! この『おせち』の絵本、ただ料理を紹介するだけじゃなく、そのSoul(魂)を伝えてくるDeepな内容なんだよな!

毎度!おせちときたら、めでたい「口取り(くちとり)」の出番でございます ! この噺、日本人の粋な願いをギュッと凝縮した、まさにおめでたい重箱ですな!

わぁ、おせちの絵本!パパ、これよんで!

よし、じゃあ、みんなでこの『おせち』の重箱を開けてみようか!
—————————————————————–
本編:メインセッション

(絵本を開きながら)最初はやっぱり、おせち料理って何だろう?って話から始まるね。新しい年を祝う、嬉しい料理 。

あ!見て見て!パパの好きな「かずのこ」!

お、そう!かずのこ。この願いが、また素敵なんだよな。かずのこは「にしん」の子供で、子供がいっぱい生まれますようにって願いが込められてるんだ 。

ええ、にぎやかな家族がテーマでございますな。「田作り(たづくり)」は、いわしの稚魚 。これは、田んぼの肥やしになる魚だから……さぁ、なんて願掛けなんでしょう?

お米がいっぱいとれますように!

さすが、はるさん!パチパチパチ。

Coolだぜ、リトルレディ!そして、「紅白かまぼこ」は、おめでたい色の代表! 「昆布巻き」のこぶ(昆布)はよろこぶ(喜ぶ)だろ?ダジャレかよって突っ込みたくなるけど、このストレートなGrooveが最高なんだよな!

そうそう。縁起がいいって、シンプルが一番だよね。お、次ははるの好きな「きんとん」だ!黄金色だね 。

きんいろ、こがね!

これは「お金がたくさん入ってきますように」だね 。正直な願いだ(笑)

えびもいる!せなかがまるいよ 。

そう、海老は腰が曲がるまで、つまり「年をとるまで元気でいられますように」っていう長寿の願い 。

Hey!ちょっと待ちな!この「だて巻き」って、形が巻物だろ? 昔の書物「本」の形なんだぜ。つまり、「本を読んでかしこくなりますように」って願いが込められている。この知的なメッセージ、Rockしてるぜ!

いやはや、まさしく!そして、私のお気に入りは「れんこん」ですな 。穴がいくつも開いている 。これ、落語の「目先を利かせる」って噺と通じますな……さぁ、この穴、何が見えるんでしょう?

目先がみえる…みらいがみえる!

すごい、はるの想像力!「先の見通しがきくように」っていう、親の切実な願いなんだよなぁ 。
🎸 GIB’S ROCKER ROOM


Okay!ここからは俺のRocker Roomだぜ!この絵本がただの料理本じゃないDeepな理由を掘り下げていくぜ!
- この『おせち』は、月刊「こどものとも年中向き」として2024年1月に発行された後、単行本化されているNew Generationな絵本だぜ!
- 文と絵の内田有美さんは、デザイン事務所ご出身。このシンプルかつ洗練されたイラストレーションは、まさにCool Designの極み !
- そして、監修は和文化研究家の三浦康子さん 。「行事育(ぎょうじいく)」の提唱者としても注目されてるんだ。子どもに日本の伝統のGrooveを伝えるスペシャリストってわけだ 。
- つまり、見た目のModernさと、伝統のSoulが融合した、最強のセッションなんだぜ!
🍵 アイシの「寸止め」絵本落語


え〜、毎度、アイシでございます。この『おせち』の噺、一つ一つの料理に込められた、古き良き日本人の「粋(いき)」が、たまらんでございますな。
例えば、「ぶりや さわら」は、「出世魚(しゅっせうお)」 。成長すると名前が変わる魚でございます 。
ここには、ご両親の切実な願いが込められているんですよ……さぁ、この出世魚に託された願いとは?

これは簡単!おおきく、なれますように!

さようでございます!親の心、子知らずとは言いますが、この重箱の中には、「我が子よ、立派になれ」という、親の愛情が、これでもかとばかりに詰まっている。 さぁ、この立派な魚を肴(さかな)に、一家団らんのその先に待ち受ける、おせち料理の全貌はと言いますと……!

ストーーーップ!!おいおい待ちな!ビートが早すぎるぜ! そこから先、重箱が「一の重」「二の重」「三の重」と、どう積み重なっていくか 、そして、最後の結びの言葉は、Soulで味わうべきクライマックスだろ?

え〜、言いたいケロ!重箱が三つもあって、どう詰めるかまであるんですよ ! 「一の重は、祝い肴!」 「二の重は、焼き物、酢の物!」 「三の重は、いろんな煮物!」 さぁ、その後の締めくくりの言葉は……

Oh, No!その先は、この絵本を買って、家族で一緒に重箱を開けた奴だけが知るアンコールだぜ!な、パパ?

そう!全部知っちゃうと、新年に家族で絵本を開く楽しみが減っちゃうもんね。

むむむ……。……ケロ。
🏠 まとめ


いや〜、おせち料理って、改めて奥深いね。一つ一つの料理に、健康や豊かさ、子どもの成長への願いが込められてるなんて 。この絵本のおかげで、今年の正月は、子どもと一緒に料理の意味を再確認できそうだね。

パパ、来年のおせち、れんこんを真ん中に置こうよ!みらいが見えるように!

いいね、やってみよう!

縁起物をどう詰めるか、「重(じゅう)」の詰め方も奥が深いでございます 。

じゃあ、読者のKIDSとFAMILYに、俺たちからRockな宿題だぜ!
📣 読者へのお題
「我が家のおせちで、一番先に無くなる料理はなんだい?」 「おせちを食べながら、家族でどんな願いを込めるか、Soulに響く言葉を教えてくれよ!」

ぜひ、あなたの家庭の「おせちエピソード」をコメントで聞かせてください!
🗯️ あなたの声も聞かせてください!
この絵本を読んで「うちもそうだった!」「このセリフが好き!」
そんな“あなたの声”が、次の誰かの「読んでみたい!」につながります。
読んだ絵本について感じたことをぜひ教えてくださいね✍️
InstagramやXでは #今日は何読もう? での投稿も大歓迎📷
📮 感想を投稿してみる
この絵本を読んで「うちもそうだった!」「このセリフが好き!」と思ったら、
ぜひあなたの感想も投稿してみてください✍️
InstagramやXでは #今日は何読もう? での投稿も大歓迎📷
この記事が気に入ったら…
この記事が気に入ったら、ぜひフォローやいいねで応援していただけると嬉しいです!
皆さんのおすすめの本や感想もコメント欄でシェアしてくださいね!
✍️この記事を書いた人
juniwa(ジュニワ)
娘との読み聞かせをきっかけに、絵本の魅力にどっぷりハマっています。
子どもも大人も楽しめる、心に響く絵本を日々探しています。
SNSでも更新情報、トピックを発信中!



