雨の日も、心は晴れやか!遊びと食が広がる「おいも」の物語
🔍こんな人におすすめ!
🌱 お子さんへ:
雨の日の退屈を吹き飛ばし、想像力を使って思いっきり遊びたい子に。
👨👩👧👦 親や祖父母の方へ:子どもの自由な発想力を再発見し、食や遊びの喜びを一緒に共有したい方に。
📚 先生や保育士の方へ:いもほり遠足などの行事と絡めて、子どもたちのワクワクを引き出したい時に。
🌍 すべての人へ:子どもの頃の読書の思い出を懐かしみ、心の温かさを感じたい大人に。
📘 本に関する基本情報
📖 書名:おおきな おおきな おいも
✍️ 作/ 絵:赤羽 末吉
💡原案:市村 久子
🏢 出版社:福音館書店
🎯 対象年齢:4歳〜
🌱 育まれる心の種:想像力、創造性、友情、協力、食への興味、遊び心
📚 内容紹介
出版社公式紹介より:
子どもたちの空想が無限に広がる愉快なお話
楽しみにしていたいもほり遠足の日、雨が降って延期になってしまいました。残念がる子どもたちは大きな紙においもを描きはじめます。紙をつなげてつなげて、おいもの絵はどんどん大きくなります。大きなおいもは、ヘリコプターで幼稚園に運びます。プールに浮かべて船にしたり、かいじゅうにみたてて遊びます。たくさん遊んだあとは、天ぷら、焼きいも、大学いも、たくさん作っておいもパーティ! 大きなおいもをめぐる子どもたちの空想がつまった絵童話です。
📝あらすじ:
楽しみにしていたいもほり遠足の日、あいにくの雨で延期になってしまいます。がっかりする子どもたちは、大きな紙においもを描き始めました。紙をつなげてつなげて、おいもの絵はどんどん大きくなり、子どもたちの空想も無限に広がっていきます。幼稚園に運ばれた巨大なおいもは、プールに浮かべて船になったり、かいじゅうに変身したり、遊び道具として大活躍。最後はみんなでおいしいお料理にして、盛大なおいもパーティを開催する、子どもたちの自由な発想と遊び心が詰まった物語です。
📚 えほん深掘りトーク
※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。

皆さん、こんにちは!『今日は何読もう?』の時間です。今回は、秋のいもほりシーズンにぴったりな、子どもたちの想像力を掻き立てる市村 久子さん原案 / 赤羽 末吉さん作・絵のわくわくする絵本『おおきな おおきな おいも』(福音館書店1972)をご紹介します。

この絵本は知ってるよ!子どもの頃、図書室で借りて、その大胆な発想に驚いた記憶があるんだ。さっそく読んでいきましょう!

表紙の絵、おいもが魚?みたい! なんだか面白そう。
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Scene 1 — 雨の日のアイデア

いもほり遠足が中止になっても、子どもたちは自分たちで楽しいことを見つけようとします。

残念な気持ちを、絵を描くことで前向きな遊びに変えていくのが良いですね。

いも堀りを来週まで待ちきれない気持ちが伝わってくる。
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Scene 2 — おいもの成長

『おいもはね 1つねると むくっと おおきくなって まっててくれるよ』という言葉のように、子どもの想像力の中でどんどん大きくなっていきます。

もっとかみ、もっとかみって大きくなっていくのがわくわくしたよ。

先生の一言が、子どもたちの想像力のスイッチを入れたんだね。
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Scene 3 — 遊びの七変化

できたおいもの絵はなんと8見開きにもわたる大きなもの。

子供達が端から端まで走っていて先生が腰抜かしちゃって!ヘリコプターで運んだり、プールで船にしたり、恐竜いもざうるすになったり!

おいも一つでこんなに遊べるのが、子どもたちの発想力。本当に豊かですね。
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Scene 4 — 赤羽末吉さんの絵

黒と紫だけのシンプルな色使いで、おいもの存在感が際立っています。子どもたちが『自分でも描ける』と思うような親しみやすさも魅力ですね。

まさに子どもの発想そのもののような絵だよね。自由でダイナミックな表現が、物語の世界を広げています。

私も描けるかも?と思ったよ。
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Scene 5 — おいもパーティ

たくさん遊んだ後は、みんなでおいしいお料理にしておいもパーティ!最高の締めくくりですね。

みんなで協力して作ったから、きっと美味しいよね。

天ぷら、焼きいも、大学いも!どれも美味しそう。おいもパーティしたい!
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Scene 6 — おならで宇宙旅行

そして、たくさん食べてお腹が膨らんで、おならで宇宙へ飛び立つなんて!このユニークな発想には驚かされますね。

子どもたちも絶対喜ぶところだよね。

いもらす一号、二号、三号、うける!私もおならで飛んでみたい!
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まとめ

『おおきな おおきな おいも』は、子どもの無限の想像力と、それを育む環境の大切さを教えてくれる絵本ですね。雨の日も、秋のいもほりシーズンも、この一冊があれば毎日が特別な遊びの日になります。

ぜひご家庭や園で、絵本から飛び出したおいも遊びを楽しんでみてほしいですね。

そうですね!子どもたちのキラキラした笑顔が見られること間違いなしです。次回も素敵な絵本をご紹介しますので、どうぞお楽しみに!
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✨心に残った言葉、場面✨
「あおぞらえんそくだ うちゅうえんそくだ ちがうちがう うちゅうりょこうというんだよ」
ーおならでみんな、うちゅうへ飛び上がる場面

楽しみにしていた芋掘り遠足が雨で延期になり、しょんぼりした気持ちを、子どもたちは想像力でひっくり返します。大きなおいもがロケットになって、気分は宇宙旅行へ。日常も見方次第で大冒険になる。そんな気づきをくれる一節です。
📝ちょっと深掘り!
本作『おおきな おおきな おいも』は、鶴巻幼稚園の市村久子先生の教育実践が原案となり、絵本作家の赤羽末吉さんが作・絵を手がけました。赤羽さんは、自身の絵について「子どもは“ヘタな絵だな。自分でもかける”と思うらしい」と語っており、その親しみやすく、子どもたちの創造性を刺激する画風が本作でも存分に発揮されています。特に、黒と紫のシンプルな色使いで描かれた、8見開きにもわたる大きなおいもの表現は、その独創的な表現方法で読者を魅了します。また、多くの読者が幼い頃に「とても大きな絵本だった」と感じていたにも関わらず、実際は22×16cmと比較的コンパクトなサイズであることからも、物語の体験がいかに深く記憶に刻まれるかがうかがえます
絵本の感想
雨で外に出られない日でも、紙と絵の具さえあれば冒険は始まる。先生のひと言が「つまんない」を遊びに変え、子どもたちの自由な発想がどんどん広がっていく。大人になると、想像は小さく、かたくなりがち。だからこそ、この本で頭をぐいっとほぐしたい。
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✍️この記事を書いた人


juniwa(ジュニワ)
娘との読み聞かせをきっかけに、絵本の魅力にどっぷりハマっています。
子どもも大人も楽しめる、心に響く絵本を日々探しています。
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