韓国の人気絵本が日本上陸!淡く繊細な世界を描く物語
🔍 こんな人におすすめ!
• 静かで美しい絵本の世界に浸りたい人
• 静かでシンプルだけど奥深い物語が好きな人
• 猫が好きで、猫のしぐさや表情をじっくり味わいたい人
淡い色彩と静かな時間——モーの世界に、そっと入り込んでみませんか?🐱📖✨
💭 この本を読むきっかけ

はる、怖いって思うものって何かある?

えっと…夜の暗い廊下とか、知らない動物とか、ちょっと怖いかな。

知らないものって怖く感じるよね。でも、知ると全然怖くないこともあるんだよ。

例えば?

例えばパパは小さい頃は大きな犬が怖かったんだけど友達の家の犬を触らせてもらったらすごく懐いてくれて。それ以来、大きな犬も大好きになったりね。

あ、それわかるかも。バッタとか虫も怖くて近づけなかったけど、実際に触ったら全然平気だった!

ボクは知らない食べ物が怖いな…。でも、勇気を出して食べてみると美味しかったりする!

そうそう。今日紹介する絵本『子猫のモー』でも、モーが森の動物から気をつけてと恐れられていたクマに出会うんだけど、実は全然違うんだ。モーの冒険を通じて、怖さの正体が何なのかが分かるお話だよ。
📖本に関する基本情報
📚タイトル: Mo story 子猫のモー
✍️作者: チェ・ヨンジュ
🗣️訳:矢部太郎
🏢出版社: 玄光社
🎯対象年齢: 4歳~大人
『子猫のモー』は、夜の森を舞台にした子猫の冒険物語です。眠れない夜に笑っている光を見つけたモーが、興味に駆られて森の中を冒険しながら、動物たちと出会い様々なことを学んでいきます。
🌱育まれる心の種
好奇心、勇気、他者への理解
📚 あらすじ
眠れない夜に笑っている光を見つけた子猫のモーが、勇気を出してその正体を探しに森へ冒険に出かけます。道中で出会う動物たちからさまざまな知恵を学びます。同時に皆、「怖いクマに気をつけて」と忠告してくれるのですが、モーはクマに出会わずに、”笑っている光”を見つけることができるでしょうか?
📖 本の感想についての会話🗣️
*以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。ネタバレを避けたい方は、ここから先の内容をお控えいただくことをおすすめします!

モーの冒険を通じて、動物たちがそれぞれ食べ物や知恵を分けてくれるのが温かいよね。帽子を被ったリスやカヤネズミがすごく可愛かった!

モーや動物たちがまるで人間のような表情や仕草で描かれているのが、この絵本の魅力だね。

森で動物たちが次々に『怖いクマに気をつけて』って忠告してくれるから、ちょっと緊張したけど、実際に会ったクマがすごく優しかったのが意外だった!

そうそう、あんなに皆がクマに気をつけて!っていっていたのに可愛い手作りの服を着ていて。モーをもてなす優しい姿にびっくりしたよ。

見た目や人の噂だけで怖いって決めつけることの危うさを教えてくれるシーンだったと思うよ。絵本の文中で『怖さはよく知らないから生まれるもの』この一節が心に残ったな。

モーが最初に窓の外で見た笑っている星の光と、クマが持っていた星型のランタンが繋がっているように感じたよ。もしかして笑っている光の正体はクマが持っていたランタンだったのかな?

ボクは違うと思うよ。クマがランタン持っていたらクマも見えると思うし。

どうだろうねー。その辺は読者の想像にお任せじゃないかな。どちらにしてもモーの冒険は、最初に見た星の光から始まって、クマの星型ランタンで終わって。何だか心が温かくなるお話だったね。
✨管理人が心に残った言葉、場面✨
怖さはよく知らないから生まれるもの。暗い森のお化けのように見える木も光を当てるとただ葉っぱが付いているだけ、というようにね。
-クマが星型ランタンで暗い森の木々を照らしながら、モーに優しく話しかけている場面。

この言葉、ちょっとドキッとしました。「知らないこと=怖い」というの、確かにあるなぁって。会社で恐れられていた強面の部長が、実は家では奥さんに頭が下がらないのを知って、「あ、部長も自分達と同じだ!」とその瞬間から身近に感じて怖くなくなるみたいな(笑)このクマの言葉を聞いて、怖いと思ったら逆に一歩近づいてみる勇気を持つことが大事だなって感じましたね。モーがクマの事を知り、森の仲間にクマは怖くないと安心させようとする所に、モーの成長を感じ、自分も見習わないとなあと思いました。
📝ちょっと深掘り!
🟢 『Mo Story 子猫のモー』とは?
『Mo Story 子猫のモー』は、韓国の人気イラストレーターチェ・ヨンジュさんが作・絵を手掛け、矢部太郎さんが翻訳を担当した絵本です。物語は、眠れない子猫のモーが「笑っている光」を探して夜の森を冒険する姿を描いています。この作品は、チェ・ヨンジュさんの愛猫「モデリ」がモデルとなっており、緻密に描かれた線画と温かみのあるストーリーが特徴です。日本語版は2023年に玄光社から出版されました。
🟢 作者・チェ・ヨンジュさんについて
チェ・ヨンジュさんは、韓国在住のイラストレーターで、繊細で美しいイラストレーションが特徴です。彼女の作品は、絵本だけでなく、広告や雑誌など多岐にわたり活躍しています。『Mo Story 子猫のモー』は、彼女の代表作の一つであり、愛猫モデリとの日々からインスピレーションを得て制作されました。
📚参考:チェ・ヨンジュさんのInstagramアカウント@chocolateye 彼女の最新のイラストや作品情報をチェックできます。
🟢 翻訳者・矢部太郎さんについて
矢部太郎さんは、お笑いコンビ「カラテカ」のメンバーとして知られる一方で、漫画家や絵本の翻訳者としても活躍しています。自身の漫画作品『大家さんと僕』で第22回手塚治虫文化賞短編賞を受賞するなど、多才な才能を発揮しています。『Mo Story 子猫のモー』の翻訳を担当し、作品の魅力を日本の読者に伝えています。
📚 参考: Instagram
まとめ
『子猫のモー』は、モーが笑っている星の光を探しながら、冒険の中でいろんな動物たちに出会い、世の中のことや優しさを学んでいく物語です。森の動物たちが「怖いクマに気をつけて!」と警告する中、実際に会ったクマがめちゃくちゃ優しいのには、読んでてほっこりしました。「怖さは知らないから生まれる」というクマの言葉、これが深いんですよね。知らないことを知るだけで、不安や怖さがふっと消える──子どもも大人も学ぶことがたくさん詰まっている絵本です。それに、モーのまん丸な目とか、動物たちの仕草がとっても可愛いんですよ。素敵な絵もおすすめです。
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