【五味太郎】牛の背中で季節が巡る⁉︎『仔牛の春』の天才的なカメラワークと命のループ

アイシ
アイシ

え〜、毎度。ブルッと震えるような寒い日が続くかと思えば、2月とは思えないような季節外れの暖かさになったりしましてね。コートを着たり脱いだり、「おいおい、今年の気候はどうなっちまったんだい?」なんて、つい空を見上げてぼやきたくなる今日この頃でございます。

でもね、この「季節感」ってやつは、実に不思議なもんでして。我々はカレンダーだとか、スマホの天気予報なんかを見て「まだ2月だから冬だ」「気温が上がったから春だ」なんて、頭で季節を割り切ろうとしちまう。

だけど、自然界に生きる連中には、そんな数字やカレンダーなんて野暮なものはございません。 じゃあ、彼らはどうやって時を知るのか。それは「目の前の景色」なんですね。真っ黒な土から青いものが顔を出す。冷たい風が吹く。空から白いものが落ちてくる……。そうやって、小さな変化を肌で直接感じながら、命はしなやかに季節の巡りを受け入れていくんでございます。

本日は、そんな「季節の移ろい」を、カレンダーでも時計でもなく、なんと「とんでもない場所」のドアップで描いちまった、天才的な一冊。五味太郎先生が描く、粋で美しい「季節の巡り」を一席、お付き合い願います。

📘 本に関する基本情報

📖 書名: 仔牛の春

✍️ 作・絵: 五味太郎

🏢 出版社: 偕成社
🎯 対象年齢: 3歳〜

📚内容紹介(公式HPより)

生まれたばかりの白い仔牛が立っていて「春が来ます」と始まり、再び春になるまでの成長する仔牛の一年をイメージ豊かに描く。

📚 えほん深掘りトーク

※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。

オープニング

パパ
パパ

2月もそろそろ終わりだね。最近は春みたいにポカポカする日も増えてきたから、今日はこれにしようかな。五味太郎さんの『仔牛の春』。

はる
はる

(この間、五味太郎さんの絵本展に行ってから、わかりやすく影響受けてるね……。)

ギブ
ギブ

Hey, Daddy! Tonightも五味太郎のLegendaryなVibesを感じるぜ。この本はただ可愛いだけじゃない。ページをめくった瞬間、度肝を抜かれるCamera Workが待ってるんだからな。

アイシ
アイシ

いかにも。読者の「当たり前」を軽やかに裏切る、実に「粋」な仕掛けが詰まっているのでございます。

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メインセッション

アイシ
アイシ

いやはや、ページをめくりますと、「春がきます」。真っ白な仔牛のそばを、黄色い蝶々がひらひらと飛んでおりますな。

はる
はる

次のページ「雪がとけます」だって。見て、真っ白だった牛さんに、黒い模様がでてきたよ! よく見る白黒の牛さんになった!

パパ
パパ

雪がとけて、普通の牛さんになった。さて、さらにページをめくると……おや?

はる
はる

牛さんの背中がドアップになった。黒い模様の中から、緑色の草が生えてきたよ!

パパ
パパ

すごいな……そこからさらに「花がさきます」と、牛の背中を中心にどんどん世界が広がっていくよ。

ギブ
ギブ

Look at that! 真っ白な牛が白黒の牛になったと思ったら、今度はその背中の『黒い斑点』に一気にZoom Inだ! 雪解けの「土」に見立てた黒い模様から芽が出て、花が咲き、一気に世界がExpand(拡大)していく……! Crazyな構図だろ!?

はる
はる

あ、風が吹いてきた!「嵐がきます」草がびゅんびゅん揺れてるよ!

パパ
パパ

嵐の後は静かになって……今度は雪が降ってきたね。背中の模様の上にも、どんどん雪が積もっていくよ。

アイシ
アイシ

しんしんと降る雪の音まで聞こえてきそうな静寂……。そして「また春がきて」……雪がとけると……。

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✍️この記事を書いた人

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juniwa(ジュニワ)

娘との読み聞かせをきっかけに、絵本の魅力にどっぷりハマっています。
子どもも大人も楽しめる、心に響く絵本を日々探しています。

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