大人もハッとさせられる、感情と向き合う一冊
🔍こんな人におすすめ!
🌱 お子さんへ:
子どもがどんな気持ちで怒られているのか、大人の怒りがどう映っているのかを知りたい方に
👨👩👧👦 親や祖父母の方へ:結婚・記念日など“節目”の贈り物に。
📚 先生や保育士の方へ:子どもたちの感情表現や、会議での発言の面白さに触れたい方、集団での話し合いを促したい時に。
🌍 すべての人へ:大人も子どもも、怒りとの向き合い方を考えるきっかけになる絵本です。
📘 本に関する基本情報
📖 書名:こどもかいぎ
✍️ 作/ 絵:北村裕花
🏢 出版社:フレーベル館
🎯 対象年齢:4歳〜
🌱 育まれる心の種:共感、感情の理解、自己表現、コミュニケーション能力
📚 内容紹介
出版社公式紹介より:
スーツを着た子どもたちが集まって「こどもかいぎ」が始まります。今日の議題は“怒られたときはどうしたらいいか”ですが、話はそれていってしまい…。子どもは「怒られたらこんなふうにしちゃう!」、おとなは「こんなふうに怒っちゃうなぁ…」と共感できる内容になっています!真剣に意見する子どもたちが可愛い絵本です。
📚 えほん深掘りトーク
※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。
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Scene 1 — 会議のはじまり

今回ご紹介するのは、『こどもかいぎ』という絵本を取り上げます。スーツ姿の子どもたちが集まる「こどもかいぎ」の日は、ちょっぴり特別な雰囲気から始まりますね。

きっちりした格好だけど、顔はまだあどけないところが可愛いね。

みんな、お仕事の人みたいだね!どんなお話をするのかな?ってワクワクするよ。
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Scene 2 — 怒られたらどうする?

今日の議題は「怒られたときはどうしたらいいか」だそうですね。子どもたちのユニークな意見が飛び出します。

「ないちゃうのは どうかな?」と提案する子や、「わらって ごまかすのは?」なんて、大人顔負けの発言もあって驚きますね。

怒られるのが嫌だから、つい泣いちゃう気持ちも、笑ってごまかしたい気持ちも、どっちもわかる!
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Scene 3 — ママもパパも大変身!

話は思わぬ方向へ逸れて、親が怒るとどうなるか、という話題に。子どもたちの表現が豊かです。

鬼に妖怪、怪獣…子供から見た怒っている時の親の例えが面白いですね。

おかあさんが「くちから ひをふくんだ!」って笑っちゃった。
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Scene 4 — 沈黙の時間

様々な意見が出た後、会議室に突然の「しーん」という沈黙が訪れます。

その沈黙を破って出てきたアイディア「おこられたらまず、ぎゅってする」は、なるほど!と思ったよ。とても良いアイディアだね。

怒ると、鬼や怪獣に変身しちゃうママやパパも、本当は子どもたちが大好きだもんね。
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Scene 5 — 子どもたちの真剣な想い

会議を通して、子どもたちが自分たちの感情と向き合い、それぞれの本音を語り合う姿が印象的です。

こどもなりに、これだけ真剣に考えているんだと改めて気づかされますね。感情のコントロールって、大人だって難しいからね。

怒られても、どうしたらいいか一生懸命考えているんだよね。私も怒られた時はまずはぎゅっとしてから謝ろうっと!
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✨心に残った言葉、場面✨
「わたしのおかあさんはよくわたしをぎゅっとしてくれます。
ぎゅってされたらうれしいから、おこられたらまず、
ぎゅってするのはどうかなっておもいます。」
ー会議室に沈黙が流れた後、女の子が実体験から意見を言う場面

日常的な親子の触れ合いの中から得た「ぎゅっとされると嬉しい」という感情が、問題解決の糸口になるという提案は、大人ではなかなか思いつかない、示唆に富んだナイスアイデアだと思いました。怒りという負の感情に対して「ぎゅっとする」というポジティブなアプローチを提案するこの意見は、多くの親子の心に響き、深い共感を呼ぶのではないでしょうか。娘からされたら間違いなく許しちゃいますね。
📝ちょっと深掘り!
この絵本の作者は、ガース・ウィリアムズさんです。彼の作品で有名なものには、他にも『大草原の小さな家』シリーズの挿絵があります。
この『しろいうさぎとくろいうさぎ』は、1958年に原作が出版されました。当時のアメリカでは公民権運動が活発な時期であり、白いうさぎと黒いうさぎを主人公に選んだことには、人種差別への反対や、共存と愛のメッセージが込められていたのではないか、という考察もされています。人へのいたわりを訴える作者の強い思想が感じられる一冊ですね。
juniwaのひとりごと
『こどもかいぎ』を読み終えて、ついつい叱ることに一生懸命になりがちだと気づきました。
子どもには叱られる場だけでなく、安心や愛情を感じられる「戻れる場所」もセットで必要なんだなと。
それが自己肯定感を育み、次へ進む勇気につながるのだと思います。
子どもたちの素直な声を通して大事なことに気づかせてくれる一冊でした。
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✍️この記事を書いた人


juniwa(ジュニワ)
娘との読み聞かせをきっかけに、絵本の魅力にどっぷりハマっています。
子どもも大人も楽しめる、心に響く絵本を日々探しています。
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