ねこが十二支にいない理由、知りたくない?

はる、来年は何年か知っている?

うん、へび年だよね。でも、どういう理由で動物が決まったの?

ボクも気になる!へびがあるならカエルがあってもおかしくないのに。

昔、神様が動物たちに競争をさせて、ゴールした順番で十二支を決めたってお話があるんだよ。
今日はそのお話を描いた『十二支のおはなし』を紹介するよ。どんな動物たちが選ばれたのか、一緒に読んでみよう!
📚タイトル: 十二支のおはなし
✍️作者: 内田麟太郎
🏢出版社: 岩崎書店
🎯対象年齢: 4歳~小学校低学年
『十二支のおはなし』は、干支がどうやって決まったのかをユーモラスに描いた絵本です。子どもたちが動物たちの個性豊かなやりとりを楽しみながら、十二支について学べる一冊です。
🌱育まれる心の種
挑戦する心、努力の大切さ、動物たちの個性を知ること
あらすじ
昔々、神様が動物たちに言いました。「元日の朝、神殿に来た順番で十二支を決める」と。動物たちは一斉に準備を始め、元日の朝、レースがスタートします。ウシやトラ、ウマたちが力を合わせたり、さまざまな方法でゴールを目指す姿が描かれています。
📚本の感想についての会話🗣️

神様がレースを考えたなんて面白いね!レースだと虎が一番かな?と思って見ていたけど、牛の真面目さとそれを利用したネズミが見事に勝ったんだね。

みんなそれぞれの性格がよく出ていて面白かったね。

ネズミってずる賢いんだなー。ボクならそんなズルはせずにカエル年を作るために必死に泳いでゴールするよ!

ネコが十二支にいない理由がわかったよ。間に合わなかったのは残念だけど、それでネズミを追いかけるようになったんだね。納得した。

そうそう、ネコとネズミの関係って、こういう昔話からも説明されてるのが面白いよね。

でも、ボクもネズミには注意するよ!きゅうりを取られたら困るし。
✨管理人が心に残った言葉、場面✨
それからだ。ねこがねずみをみるとおっかけるのは。「だましたなあ!」
ーねずみにだまされて十二支に入れなかった猫が、ねずみに怒り追いかけるようになった場面

この言葉を読んだ瞬間、「ああ、そういうことだったのか!」と納得しながらクスッと笑っちゃいました。猫とねずみの関係がこんな昔話に由来しているなんて、思わず誰かに話したくなるおもしろさがありますよね。だまされた猫の気持ちを考えると少しかわいそうだけど。
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『十二支のおはなし』は、子どもたちが干支の由来を楽しく学べる一冊です。ネズミのずる賢さや、ネコが十二支にいない理由など、動物たちの性格がユーモラスに描かれています。山本孝さんの1度見ると忘れられないインパクトのあるイラスト。親子で会話を楽しむきっかけにもなるので、ぜひ一家に一冊おすすめしたい作品です!
📝ちょっと深掘り!
🟢 『十二支のおはなし』とは?
『十二支のおはなし』は、内田麟太郎さんが文を、山本孝さんが絵を手掛けた絵本で、2002年に岩崎書店から出版されました。
🟢 作者・内田麟太郎さんについて
内田麟太郎さんは、1941年福岡県大牟田市生まれの絵本作家・詩人です。詩人としての活動を経て、絵本作家としても多くの作品を手掛けています。代表作には、
• 『さかさまライオン』(絵・長新太)
• 『うそつきのつき』(絵・荒井良二)
などがあり、数々の賞を受賞しています。
内田さんは、絵本の言葉遣いに特にこだわり、「絵本には絵本の言葉があります」との考えのもと、詩的でリズミカルな文章を紡ぎ出しています。
📚 参考: ミーテ インタビュー
🟢 絵を担当した山本孝さんについて
山本孝さんは、1972年愛媛県生まれの絵本作家・イラストレーターです。大阪デザイナー専門学校編集デザインコース絵本科を卒業後、絵本作家として活動を開始しました。「あとさき塾」で絵本制作を学び、現在は東京都在住です。山本さんのイラストは、ダイナミックで力強く、特に『十二支のおはなし』では、動物たちの個性を鮮やかに描き出しています。
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