秋の楽しみを描いた季節の絵本
🔍こんな人におすすめ!
🌱 お子さんへ:
季節の変わり目に興味を持ち始めた子に。
👨👩👧👦 親や祖父母の方へ:子どもと一緒に、身近な自然の美しさを再発見したいときに。
📚 先生や保育士の方へ:秋の活動(お散歩、落ち葉拾い、製作など)の導入に。
🌍 すべての人へ:日々の暮らしの中にある、ささやかな喜びを感じたい方におすすめです。
📘 本に関する基本情報
📖 書名:いまはあき
✍️ 作/絵:ロイス・レンスキー
🗣️ 訳:さくまゆみこ
🏢 出版社:あすなろ書房
🎯 対象年齢:3歳〜
🌱 育まれる心の種:感受性・自然への感謝・観察力
📚 内容紹介
出版社公式紹介より:
絵本「スモールさん」シリーズで幼い子どもたちの心をとらえたアメリカの絵本作家レンスキー。秋の愉しみを描いた季節の絵本。
📝あらすじ:
夏が終わり、素敵な秋がやってきました。
ひらひらと舞い落ちる色とりどりの葉っぱ、 りんごや木の実の収穫、 そしてハロウィーンのかぼちゃの準備。
子どもたちの目線を通して、秋の日々のさまざまな楽しみが、詩のような優しい言葉でつづられていきます。ページをめくるごとに、秋の心地よい空気が感じられる物語です。
📚 えほん深掘りトーク
※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。

皆さん、こんにちは!『今日は何読もう?』の時間です。今回は、秋の自然や季節の楽しみを描いたロイス・レンスキーさんの心おどる絵本『いまはあき』(あすなろ書房)をご紹介します。

9月後半、そろそろ秋めいてくるタイミングにちょうど良いですね。さっそく読んでいきましょう。

あきって、どんぐりひろいとか、やきいもとか?たのしみ!

秋といえばきゅうりの収穫も終わりか…少し寂しいね。
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Scene 1 — シンプルな始まり

冒頭の『あきはいちばん すてきな きせつ。』という言葉が、読む人の心をぐっと引き込みますね。

うん、きっぱりと言い切ってくれるのが気持ちいいね。これからどんな素敵なことが待っているんだろうって、わくわくするよ。

私も秋が一番好きかな。過ごしやすいし。
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Scene 2 — 落ち葉遊び

舞い落ちる葉っぱを追いかけたり、集めた落ち葉の山に飛び込んだり。子どもたちの遊びが生き生きと描かれています。

かさかさ ごそごそ、おとが きこえてきそう!おちばの やまに つっこみたい!

風の動きや子どもたちの楽しそうな様子が、こちらにも伝わってくる。現代の子どもが見ても、きっと共感できる普遍的な喜びだね。
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Scene 3 — 手作りの楽しみ

大きなかぼちゃでジャック・オ・ランタンを作ったり、魔女に変装したり。イベントへの期待感が伝わってきます。

この手作りの過程そのものが、秋の楽しみになるんですよね。
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Scene 4 — 日常への温かい眼差し

ロイス・レンスキーは、ニューベリー賞を受賞した『いちごつみの少女』など、子どもの日常をリアルに描くことに長けていましたね。この絵本も、その日常への温かい眼差しを感じます。

特別な出来事ではなく、ありふれた日々の暮らしの中にこそ豊かさがある、というメッセージを静かに語りかけているのかもしれませんね。

おちばの中で、わらっているのが楽しそうだった!私も葉っぱ集めをやりたいな。
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Scene 5 —まとめ

今回はロイス・レンスキー作、さくまゆみこ訳の『いまはあき』をご紹介しました。70年以上も前の作品なのに、今なお色あせない普遍的な魅力が詰まっていましたね。

この絵本を読んで、子どもと一緒に秋の自然を探したり、手作りのハロウィン飾りを作ったりして、日常の小さな幸せを大切にしたいなと思いました!

皆さんもぜひ、『いまはあき』を読んで、身近な季節の移ろいを感じてみてください。今回もありがとうございました! 次回もまた、皆さんの心に響く一冊をご紹介しますので、どうぞお楽しみに!
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✨心に残った言葉、場面✨
「なつがおわってあきがきた。あきはいちばんすてきなきせつ。」
ー冒頭と最後に繰り返される言葉

夏の暑さが和らいで、からりとした空気が心地よい季節。 赤や黄色に染まった葉っぱが舞い落ちる道を歩くだけで心が弾み、子どもたちは落ち葉のじゅうたんに飛び込んで大はしゃぎ。お店にはりんごやかぼちゃ、おいしいものがたくさん並んで、食卓も豊かになります。
そんな秋の魅力が、この短い一文にぎゅっと詰まっているように感じます。
📝ちょっと深掘り!
作者のロイス・レンスキー(1893-1974)は、アメリカで長く愛されている絵本作家です。日本では『ちいさいしょうぼうじどうしゃ』をはじめとする「スモールさん」シリーズの作者としてよく知られています。 また、子どものための物語『いちごつみの少女』で、すぐれた児童文学作品に贈られるニューベリー賞を受賞している実力派でもあります。
本作『いまはあき』は、「季節の絵本」シリーズの一冊で、他にも『ふゆがすき』などが出版されており、子どもたちの日常に寄り添った作品を数多く残しています。
絵本の感想
「ひらひら くるくる」「かさかさ ごそごそ」。 この絵本には、声に出して読みたくなる心地よいリズムの言葉があふれています。描かれているのは、特別な出来事ではありません。落ち葉が舞い、雨が降り、りんごが実る。そんな秋の日常にある風景です。
この本を読んでいると子どもの頃に感じた秋の少しひんやりした風の匂いや、落ち葉をわざと踏みしめて歩いたときのあの感触や音が、蘇ってくるようでした。大人にとっては懐かしく、子どもにとっては新しい発見に満ちた、親子でゆっくりと季節を共有できる一冊です。
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✍️この記事を書いた人


juniwa(ジュニワ)
娘との読み聞かせをきっかけに、絵本の魅力にどっぷりハマっています。
子どもも大人も楽しめる、心に響く絵本を日々探しています。
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