季節が移り変わっても、変わらない2人の友情のお話
はるかは、春夏秋冬で一番好きな季節はどれ?
うーん、全部好きだけど、夏が一番かな!誕生日が8月だしプールで遊べるし花火もできるし。
ボクも夏が好き!美味しいきゅうりが食べられるのはやっぱり旬の夏だからね!
今日紹介する『ふたりはいつも』は、そんな1年間、四季折々の中で、かえるくんとがまくんのユーモラスな友情物語を楽しめるよ。
タイトル: ふたりはいつも
作者: アーノルド・ローベル
訳: 三木卓
出版社: 文化出版局
対象年齢: 4歳~大人まで
カエルくんとガマくんの、春夏秋冬を通した5つの物語が楽しめる『ふたりはいつも』。何気ない日常の中に友情の温かさと、ユーモラスなやりとりが詰まった一冊です。
育まれる心の種
友情の大切さ、ユーモアを楽しむ力
あらすじ
『ふたりはいつも』は、カエルくんとガマくんという仲良しの2匹が春夏秋冬の一年を通して繰り広げる、5つの短いお話から成る絵本です。2匹の日常をユーモラスに描いた物語で読むたびに心がほっこり温かくなる一冊です。
📚本の感想についての会話🗣️
『クリスマス・イブ』のお話、がまくんが大きなフライパンを持って走るところ、笑っちゃった!でも、それだけかえるくんを大切に思ってるのが伝わってきた。
そうだね。友情って、心配したり助け合ったりする気持ちから生まれるものだから、がまくんの行動は本当に素敵だと思うな。
ボクも友達の為ならフライパンときゅうりを持って駆けつけるよ!
『アイスクリーム』の話もすごく面白かった!運んでいる最中にアイスが溶けてがまくんが「怪物」になっちゃうの(笑)
その後、かえるくんが、がまくんに気にするなよと言ってまたアイスを買い直して2人で木陰で座って食べている場面。ただ一緒にいるだけでも、楽しそう。友だちって、特別なことをしなくても、そばにいるだけで楽しいよね。この絵本を読むと、そんな友情の素晴らしさがじんわり感じられるよ。
ぼくもはるかといつも一緒にいたい!きゅうりを分けっこするのが友情だよね!
わたしはきゅうりは無くても大丈夫だよ。
✨管理人が心に残った言葉✨
きみと いっしょに クリスマスをすごせて とても うれしいよ
ークリスマスの夜、かえるくんを待っていたがまくんが心配で家を飛び出し、道でかえるくんと出会った場面
この場面、無事にかえるくんと会えて安心するがまくんの気持ちと、かえるくんとの信頼関係がぎゅっと詰まっていて心が温かくなります。また、かえるくんががまくんの家の時計が壊れているのをちゃんとわかっていて新しい時計をプレゼントする点が、かえるくんの優しさと気遣いが感じられてほっこり。プレゼントがただの物ではなく「相手のことをよく知っているからこそ選べたもの」なのが素敵ですよね。最後に2人が暖炉の前に座って「とけいの はりは うごいて、たのしい クリスマス・イブは すぎていくのでした。」という締めくくりが、本当に温かく、楽しい時間だったんだろうなあと想像させてくれます。
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『ふたりはいつも』は、春夏秋冬、季節が移り変わっても、がまくんとかえるくんの深い友情が変わらず描かれています。お互いを大切に思う気持ちがあふれたエピソードが詰まった一冊。こんな友だち、憧れますよね。
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