ウサギが空を飛ぶことに挑戦!? 親子で大笑いできる一冊!

🔍こんな人におすすめ!
🌱 お子さんへ
空を飛ぶってどんな気分?ワクワクをくすぐる冒険ストーリー!ゆる〜い絵とコミカルな動きがツボに入る子も多数!
👨👩👧👦 親や祖父母の方へ
親子で一緒に笑えて、「夢を語るっていいな」と思える1冊。ドン・ウッサの顔芸にハマったら、きっとリピート確定!
📚 先生や保育士の方へ
読み聞かせで盛り上がること間違いなし!読後に「みんなの夢ってなに?」と話を広げる導入にも使えます。
🌏ちょっと疲れた方へ
無謀でもやってみたいこと、ありますよね。そんな“あきらめきれない夢”に、ドン・ウッサがそっと火をつけてくれます。
💭 この本を読むきっかけ

ねえパパ、なんでウサギって“一匹”じゃなくて“一羽”って数えるの?

ほんとだ!ウサギって飛ばないのに、鳥みたいな数え方だよね?

いい質問だねぇ。実は昔、仏教では“鳥や魚は食べてOK、獣はダメ”って考えがあって、ウサギを“羽のある生き物”ってことにして食べてた名残なんだって。

へぇ〜ウサギ、羽はないのに…

でも、羽があったら飛べたかもね!

おっ、その発想すごくいい!今日読む絵本、まさにそれだよ。

え!? ウサギが飛ぶの!?

そう。今日の主役は“そらをとびたいウサギの親分”。タイトルは――『ドン・ウッサ そらをとぶ』!
📖本に関する基本情報
- 📖 タイトル:ドン・ウッサ そらをとぶ
- ✍️ 作者:キューライス
- 🏢 出版社:白泉社
- 🎯 対象年齢:4歳〜大人まで
- 🌱 育まれる心の種:夢に向かう気持ち、仲間の絆、笑って前向きになれる力
📚あらすじ
📚 内容紹介:白泉社公式サイトより抜粋・要約
ウサギの大親分「ドン・ウッサ」には、ひとつ夢がある。
それは――「そらをとびたいのじゃ!」
その願いをなんとか叶えようと、3羽の子分たちが知恵をしぼって大奮闘!
果たしてドン・ウッサは空を飛べるのか!?
笑いと応援が止まらない、キューライス流“空飛ぶチャレンジ絵本”!
📖 本の感想についての会話🗣️
※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。

子分たち、めちゃくちゃ一生懸命なのに、全部ズレてるのが笑った〜!

最初の“大きなゴム”でツボって、フランスからタンカーで“世界一大きなシャンパン”持ってくるとか、スケールおかしい(笑)

それでいて、ドン・ウッサもちゃんと付き合ってるのがまたかわいくて…

そうそう!何回も飛んで失敗して、背中ぼろぼろなのに“うん、わし、がんばる”って言うのよかったなあ。

あれは完全に“親分の背中に哀愁”ってやつだったな。『これほんとにだいじょうぶ?』ってドン・ウッサが不安になるのもリアルでいいよね。

でも最後の最後、素晴らしい景色について嬉しそうに話している親分を見れてよかった。

うん、なんか…笑いながら、最後はちょっと心があったかくなった絵本だった!
✨管理人が心に残った言葉、場面✨
うん わし がんばる
ー失敗し子分に励まされる度にドン・ウッサが言う言葉

このセリフ、何気ないけど…もうね、背中が物語ってるんです。
ボロボロ。ヨレヨレ。きっと脇腹とかヒリヒリしてる。
でも、そんな状態でも「うん わし がんばる」って…健気すぎて笑いました。
だってこの後、また子分たちがとんでもない作戦出してくるってわかってるのに(笑)。
この絵本のすごいところは、笑いながら「がんばるって、なんかいいな」って思わせてくれるとこ。
ズレてても、失敗しても、「やってみる」って言える親分、やっぱりかっこいいです。
📝ちょっと深掘り!
〜キューライスさんの背景にせまる〜
◆ 本名は坂元友介。落語から生まれた“キューライス”
キューライスさんの本名は坂元友介(さかもと ゆうすけ)さん。
1985年、栃木県宇都宮市生まれ。東京造形大学のデザイン学科・アニメーション専攻を卒業後、同大学院でも造形研究科を修了されています。
ペンネームの「キューライス」は、落語『死神』に登場する呪文
「アジャラカモクレンキューライステケレッツのパー」から取ったとのこと。
ちょっと怪しげで、でも耳に残るこの名前が、作品のユニークさとも重なります。
◆ 映像畑からスタートしたマルチクリエイター
キューライスさんのキャリアは、なんとアニメーション作家としてのスタート。
高校時代から独学で短編アニメを作り、大学でもアニメーションに没頭。
卒業後は映像制作会社・東北新社に勤務し、CMや映像演出などを手がけられていました。
→ 絵本の“間の取り方”やテンポ感が抜群におもしろいのは、この映像的な感性ゆえ!
◆ 漫画家デビューは社会人になってから
意外なことに、「将来は漫画家になろうと思ったことは一度もなかった」というキューライスさん。
社会人になってから趣味で描いた4コマをSNSに投稿したところ、爆発的に話題に!
その後、『ネコノヒー』『スキウサギ』『悲熊』『チャー子』など、数々のキャラクターを生み出されました。
どれも「うまくいかない日常」「報われない頑張り」など、
笑いの中に“ちょっと切ない共感”があるのが特徴です。
◆ 『ドン・ウッサ』はまさに“キューライス節”全開!
『ドン・ウッサ そらをとぶ』は、キューライス作品らしい“笑って、ちょっとホロリ”が凝縮された一冊。
ズレてるけど全力な子分たち、あきらめきれない夢を追う親分、テンポの良さと顔芸の妙…。
全てが「笑っていいのに、気づけば応援したくなる」魅力にあふれています。
ドン・ウッサの背中がボロボロになっても「うん、わし、がんばる」と言う場面は、
きっと、キューライスさん自身が描く“静かだけど強い主人公像”と重なって見えるはずです。
管理人のひとりごと
読み終わってまず思ったのは…「ドン・ウッサ、背中で語りすぎ!」でした(笑)。
ズレてるけど全力な子分たち、もうツッコミどころしかない展開なのに、
気づけば「ドン・ウッサ、飛べるといいな…」って、応援してる自分がいました。
そしてあの名言——
「うん わし がんばる」
シンプルだけど、沁みます。背中ボロボロでも、信じてもう一歩進む。
…これ、大人になってからのほうがグッとくるやつです。
今日もまた、笑って元気をもらえる絵本に出会えてよかった!
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