本当のともだちって?キツネとオオカミが教えてくれる大切なこと

こんな人におすすめ!
『ともだちや』ってどんな本?
「ともだちに1時間100円でなります!」そんな大胆な発想から始まる、ちょっとユニークなお話。でも、友達って“売る”もの? “買う”もの? “ほんとうのともだち”って何だろう?と考えさせてくれる、心温まる一冊です。
ともだちとの関係に悩むお子さんへ
「ともだちってなんだろう?」「本当の友達ってどういうこと?」そんな疑問を持ち始めたら、ぜひ読んでほしい一冊。キツネの変化を見ながら、お金じゃなくて心でつながる友情の大切さを感じられるはず!
親や祖父母の方へ
子どもが成長するにつれて、友達関係で悩むことも増えてきますよね そんなときに「友達って何だと思う?」と話すきっかけになる絵本。
先生や保育士の方へ
読み聞かせにもぴったりの一冊。子どもたちに「友達ってどういうもの?」と問いかけながら読むと、友情について自然と考える機会になります。キツネとオオカミの関係性から、「ともだちは何時間でも、毎日でも、ただ。」という言葉の意味を、子どもたちと一緒に考えるのもいいですね。
大人になっても人間関係に悩む方へ
「友達とは?」と考えるのは、大人になっても変わらないもの。仕事や環境が変わる中で、本当の友達を見つけるのは難しい…。でも、この絵本を読むと、子どもの頃に感じた“ただ一緒にいたい”という気持ちを思い出せるかもしれません。
読んだ後、きっと「ともだち」について考えたくなる一冊です。
この本を読むきっかけ

ねえパパ、ともだちってどうしたらできるの?

うーん…自然にできることもあれば、がんばって話しかけてできることもあるし、一緒に遊んだり、助け合ったり、相手に喜んでもらったり…いろいろかな?

相手に喜んでもらう為にお金を使って、ともだちになってもらうのは?

えっ それは無しでしょう!

それがね、今日読む絵本には“ともだちを売る”キツネが出てくるんだよ。『ともだちや』を開店して、お金をもらってともだちになる商売を始めるんだけど…。

なんだか怪しい話になってきたね。

うーん、お金を払ってともだちになっても、それってほんとのともだちなのかな?

いい視点だね。キツネもはると同じことを考えることになるんだ。この絵本を読むと、ともだちって何なのか、ちょっと考えたくなるかも。
本に関する基本情報
• タイトル:『ともだちや』
• 作者:内田麟太郎
• 絵:降矢なな
• 出版社:偕成社
• 対象年齢:3歳〜小学校低学年
• 育まれる心の種:友情の意味、思いやり、対等な関係
内容紹介
「えー、ともだちはいりませんか?」キツネは”ともだちや”を開業しました。1時間100円で、さびしい人のともだちになってあげるのです。そんなキツネの前に現れたのは、大きなオオカミ。「1時間だけ」とは言ったものの、なんだかんだで2匹は楽しい時間を過ごします。ところが、オオカミが「お金を払えない」と言うと、キツネは……?
本の感想についての会話
(※ネタバレ注意!ここから先は物語の展開に触れています)

ともだちを売るっていうアイデア、なかなかぶっ飛んでいるよね。

うん! 看板まで作って、本気で商売にするつもりだったのがすごい!

でも、オオカミが『本当のともだちからお金を取るのか!?』って詰め寄ったとき、キツネの表情が一気に変わったのが印象的だったね。

そうそう。キツネにとって、それまでは『ともだち=お金になる関係』だったのに、オオカミが“本当のともだち”って言った瞬間、キツネは完全に意表を突かれたんだよね。

あれはグッときた。キツネは“商売”のつもりだったのに、オオカミは最初からちゃんと“ともだち”だと思ってくれてたってことだもんね。

あの場面、キツネの心がガラッと変わった瞬間だったよね。

ともだちって、お金じゃ買えない大事なものだからね。キツネも、最後にはちゃんとそれに気づけたのが良かったよね。

キツネにとって嬉しかったのは“お金”じゃなくて、“ともだちと一緒にいる時間”だったんだね。

ともだちって、お金じゃなくて気持ちでつながるって事だね。
管理人が心に残った言葉、場面
えー、ともだちはいりませんか。さびしいひとはいませんか。なんじかんでもただ。まいにちでもただです。
ーもうすぐ星が出る夕方、キツネがスキップしながら帰っていく場面

最初は「ともだち」を“商売”にしていたキツネ。でも、オオカミと過ごすうちに、その打算を超えた気持ちが芽生えていったんだろうなと感じました。
最後には、お金ではなく「ともだちでいること」自体が何よりも大切になっていた。その変化は、スキップしながら帰るキツネの姿にしっかり表れていますよね。
最初は「ともだちは、1時間百円」だったのが、最後には「何時間でも、毎日でも、ただ。」に変わる。この言葉の変化こそ、キツネが “ほんとうのともだちは、お金じゃなくて心でつながるもの” だと気づいた証なのかもしれません。
ちょっと深掘り!
『ともだちや』は「おれたち、ともだち!」シリーズの第1作目。
『ともだちや』は、内田麟太郎さん(作)と降矢ななさん(絵)による「おれたち、ともだち!」シリーズの第1作目。1998年に刊行されて以来、長く愛され続けているロングセラー絵本です。
シリーズは全部で10作品以上あり、キツネとオオカミの友情が深まっていく様子が描かれています。
『ともだちくるかな』(2001年)
『あしたもともだち』(2004年)
など、どの作品も友情の大切さや、ともだちとの関係性をユーモラスに描いた物語になっています。
キツネとオオカミはどうしてこんなに人気?
『ともだちや』シリーズが多くの人に愛される理由の一つが、キツネとオオカミのキャラクターの魅力。
• キツネはちょっぴりずる賢いけど、根は優しい。
• オオカミは真っ直ぐで、意外とピュア。
この二人の掛け合いがとてもユニークで、まるで漫才コンビのようなテンポの良さが魅力です。
降矢ななさんのダイナミックな絵も見どころ!
絵を担当した降矢ななさんは、スロバキア在住の日本人絵本作家。
力強くて表情豊かなキャラクターの描写が特徴で、特にキツネとオオカミの表情や動きが生き生きと描かれているのが魅力です。
降矢さんはこのシリーズ以外にも、『めっきらもっきら どおんどん』『きょだいなきょだいな』など、多くの名作絵本を手がけています。
「ともだち」ってなんだろう? そんな疑問にそっと答えてくれる一冊
『ともだちや』は、
ともだちのつくり方に悩んでいる子ども
ともだちとケンカしちゃった子
ともだちの大切さを知りたい人
にぴったりの絵本。
お金で買えない「ともだちの本当の価値」に気づかせてくれる、心あたたまるストーリーです。
参考情報
まとめ
この絵本は、ともだちの本当の価値を楽しく、でもしっかりと教えてくれる一冊。子どもと一緒に読んで、「ともだちって何だろう?」と考えるきっかけにしてみてください!
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