わくわくするのは、プレゼントをもらう時だけじゃない。
🔍こんな人におすすめ!
🌱 お子さんへ
- 3歳〜小学校低学年のお子さんにぴったり。
- プレゼントを“もらう”だけでなく“選ぶ”楽しさを感じてほしい時に。
- クリスマスの準備や季節感を絵本で楽しみたい子におすすめです。
👨👩👧👦 親や祖父母の方へ
- 「誰かのために選ぶ」気持ちを、子どもと一緒に味わえる心あたたまる一冊。
- 親子で読むと、クリスマスの会話がもっと楽しくなります。
- お孫さんへのプレゼントにも最適な、優しい物語です。
📚 先生や保育士の方へ
- 季節の行事にあわせた読み聞かせにぴったり。
- 「思いやり」や「相手のことを考える気持ち」を育む導入として。
- 冬の行事やごっこ遊びのきっかけにも活用できます。
🌍 すべての人へ
- 街がきらめく季節、ほんの少し優しい気持ちになりたいときに。
- クリスマスを迎える“準備”の楽しさを思い出させてくれる絵本です。
- プレゼント選びに悩んでいる人にも、そっと寄り添ってくれます。
📖 まとめ
『クリスマスのおかいもの』は、贈り物を選ぶ時間のなかにある“あたたかい気持ち”を描いた一冊。
誰かを思うやさしさが、ページをめくるたびにじんわり伝わってきます。
📖本に関する基本情報
📚タイトル: クリスマスのおかいもの
✍️作者: たしろちさと
🏢出版社: 講談社
🎯対象年齢: 3歳~小学校低学年
『クリスマスのおかいもの』は、温かい絵とお話が特徴のたしろちさとさんの絵本です。クリスマスに「誰かのためにプレゼントを選ぶ」喜びと、その中にある優しい気持ちを描いた一冊です。
🌱育まれる心の種
思いやり、贈り物を選ぶ喜び
あらすじ
クリスマスが近づく森の中、動物たちはそれぞれみんなのためにプレゼントを選びます。でも、「⚪︎⚪︎ちゃんにはこれがいいかな?」「喜んでくれるかな?」と考えながらも、みんなの心は温かくて優しさにあふれています。クリスマスの夜、森のみんなの手には、心を込めて選んだ素敵な贈り物が…。
📚 えほん深掘りトーク
※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。

皆さん、こんにちは!『今日は何読もう?』の時間です。今回は、クリスマスをテーマに、どうぶつたちの商店街でのお買い物を描いた、たしろちさとさんのあたたかくキラキラした絵本『クリスマスのおかいもの』(講談社/2009年)をご紹介します。

クリスマスのお買い物かぁ。僕はもう、プレゼント選びのミッションが毎年プレッシャーで…。『ミッション:インポッシブル』のテーマが頭の中で流れ出すよ。

あ、このうさぎさん、かわいい! もうすぐクリスマスだもんね。はるは、サンタさんに何をお願いしようか、今ちょうどリストアップしてる最中なの。

いやはや、クリスマスとはにぎやかなもんですな。あっしらカエルにとっちゃあ、冬は土の中でお休みいただく季節なんですが…。こんなにキラキラされちゃあ、眠気もケロっと吹っ飛んじまうってもんです。ケロッケロッ。

クリスマスねぇ…。ま、浮かれるのは勝手だが、商店街のグルーヴがホンモノなら、聴いてやるって話だぜ。
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Scene 1 — 『クリスマスのおかいもの』の描き込みがすごい!

まず目を引くのが、商店街のディテールですよね。お店ひとつひとつに、たくさんの商品が並んでいて、眺めているだけで楽しいです。

わかります! この描き込み、まるで往年の名作RPGの街マップみたいだ。全部のお店に入って、隅々まで探索したくなる衝動に駆られますね。

例え分かりづらいなあ…。
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Scene 2 — 誰のためのプレゼント?

はなちゃんたちが、それぞれ誰かのためにバラバラになってプレゼントを選ぶ姿が印象的です。『クリスマスのおかいもの』というタイトル通り、この選ぶ時間がメインですね。

フン…そういうピュアなサプライズ精神、悪くねえ。相手を驚かせようってソウル、それがロックなんだぜ。
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Scene 3 — 商店街のあたたかさ

みんなが楽しそうに準備している雰囲気が、商店街全体から伝わってきますよね。こういう『街全体でクリスマス』みたいな感じ、憧れます。

いやはや、どのお店も大繁盛。カエルの世界で言えば、雨上がりの水たまりにオタマジャクシが大集合ってところですな。活気があってよろしい!

カエルの話はよくわかんないけど…。でも、お店の人もみんな動物なの、面白いね。こんな商店街、本当に行きたい!
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Scene 4 — 『クリスマスのおかいもの』で見つける優しさ

それぞれが、お互いのことを『よろこんでくれるかな?』と想像しながら選んでいるのが、伝わってきて、心が温かくなります。

僕もはるが喜ぶ顔を想像してプレゼントを選びますよ。ま、だいたいリクエスト通りだけど…。サプライズは、まるで地雷原を歩くようなものだから…。

えー、パパの趣味で選ばれるより、リスト渡した方が確実じゃん。でも、この子たちは自分たちで考えてるから、えらいよね。
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Scene 5 — パーティーの準備

お買い物から帰った後の、パーティー準備のシーンも素敵です。みんなで協力して…おっと、この先は読んでのお楽しみですね。

買い物だけがクリスマスじゃねえ。準備、飾り付け、そしてパーティー。その全部のグルーヴが揃って、初めて『クリスマス』って話だぜ。
まとめ

たしろちさとさんの『クリスマスのおかいもの』。細部まで描かれた絵の美しさと、ともだちを想うあたたかい心、クリスマスの全てのきらめきが詰まった一冊でした。

ですね。子どもと一緒に『あ、ここにこんな動物が!』って見つけ合うのも、最高のコミュニケーションになりそうです。今年のプレゼント選び、僕も『一生懸命』やってみますか。

はるも、お友だちにプレゼントあげたくなった! 商店街の絵、ずっと見てられる。

いやはや、見事なお買いっぷり。これでクリスマスもケロっと安泰ですな。おあとがよろしいようで!

フン。プレゼント交換もパーティーも結構。だがな、一番大事なのは、お互いのソウルが響き合ってるかどうかだ。そのグルーヴを感じ取れ。読まなきゃ損だぜ。

次回もまた、皆さんの心に響く一冊をご紹介しますので、どうぞお楽しみに! それではまた〈今日は何読もう?〉でお会いしましょう!
✨心に残った言葉、場面✨
もりのどうぶつたちがみんなねむったころ、とおいきたのそらから、すずのねがきこえてきました。シャンシャンシャン シャンシャンシャン。
ー動物たちがお互いへのプレゼント交換を終えて眠りにつき、静かな夜が訪れる場面

みんなが寝静まり、雪がしんしんと降る中、星飾りが輝くたくさんのもみの木の上を、サンタさんがトナカイと一緒にやってくる情景。この場面がロングショットで描かれていることで、静かで幻想的な雰囲気がより伝わってきます。広がる雪景色と澄んだ鈴の音が心に響き、絵本全体に流れる優しい空気感がこのページで一段と際立ちました。
📝ちょっと深掘り!
『クリスマスのおかいもの』は、絵本作家・たしろちさとさんが2009年に講談社から発表した一冊です。
舞台は“もみのきマンション”という名前の森の集合住宅。そこに暮らす動物たちが、商店街でそれぞれの大切な友だちや家族のためにプレゼントを選びに出かけます。
たしろさんの絵本には、細部まで丁寧に描かれた世界観と、登場キャラクターたちの自然な感情が溶け込んでいます。
本作も例外ではなく、にぎやかな商店街の風景、クリスマスの支度に心弾ませる様子が、やわらかなタッチの絵で豊かに表現されています。
特に注目したいのは「みんなが主役」であるという点。
誰か一人の主人公が活躍するのではなく、動物たちそれぞれが、相手のことを思いながら選ぶ“その時間”こそが物語の中心になっています。
読む人によって感情移入する相手が変わるのも、この絵本の魅力のひとつです。
【作者紹介】たしろちさとさん
京都生まれ。大学で経済学を学び、会社勤務を経て絵本作家に転身。
デビュー作『ぼくはカメレオン』(偕成社)は、世界7カ国で同時出版され話題となりました。
『くんくん、いいにおい』『ぼくうまれるよ』『おんがくかいのよる』など、温かくユーモアのある作風が特徴で、国内外で愛されています。
参考:
・講談社BOOK倶楽部「クリスマスのおかいもの」作品紹介
・作者インタビュー(講談社公式サイト内)
この絵本、まず……絵が細かくて好きすぎます。 パン屋さんの棚にみっしり並んだパン、おもちゃ屋さんのショーウィンドウに飾られた木馬……。もはや、この街に住みたい。なんならパン屋さんに住みたい。
ページをめくるたび、子どもの頃にデパートのクリスマス売り場で感じた「あの」独特のワクワク感、キラキラした空気を思い出して、ちょっとテンションが上がってしまいました。
でも、この絵本の魅力はそれだけじゃないんですよね。
みんなが「じゃ、またあとでね!」と一度別れて、お互いのプレゼントを探すシーン。 あひるくんは何が好きかな、りすちゃんには何が似合うかなって、一生懸懸命悩んでいる、あの『時間』。
あれこそが、この物語で一番あたたかい”贈り物”だなって、じんわりしました。
大人になると、つい「モノ」で考えがちですけど、本当に嬉しいのって「あなたのこと、ちゃんと考えてましたよ」っていうメッセージなんですよね。 (とりあえず選んだプレゼントって、なぜかバレますし…笑)
そのシンプルで一番大切なことを、美しい雪景色と一緒にそっと教えてくれる一冊です。
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✍️この記事を書いた人
juniwa(ジュニワ)
娘との読み聞かせをきっかけに、絵本の魅力にどっぷりハマっています。
子どもも大人も楽しめる、心に響く絵本を日々探しています。
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