こんなピンチ、あなたも経験アリ!? 爆笑&共感の一冊
🔍 こんな人におすすめ!
『大ピンチずかん』 普通の図鑑と違って、この本に載っているのは 「人生のピンチ」 の数々! だけど、大丈夫。どんなピンチも、笑って乗り越えられるヒント が詰まっているから、読んでいるうちに気持ちが軽くなっちゃうかも⁉
🌱 失敗するとすぐ落ち込んじゃうお子さんへ
テストで思ったより点が悪かった、転んじゃった、友達とちょっとケンカしちゃった…。子どもにとっては、大人が思うよりも 「大ピンチ!」 なことってたくさんありますよね。でも、この本を読めば、「あ、こんなピンチもあるんだ!」と クスッと笑えて、気持ちを切り替える力 が育まれます。
👨👩👧👦 親や祖父母の方へ
子どもが何か失敗したとき、「そんなに気にしなくても大丈夫だよ」と言いたくなるけど、言葉だけじゃなかなか伝わらないことも。でも、この絵本なら、「みんなこんなピンチを経験してるんだよ!」と 楽しく寄り添うことができる んです。「これ、○○ちゃんも経験したことある?」なんて話しながら読めば、親子のコミュニケーションも深まりそう!
📚 先生や保育士の方へ
「失敗したって、大丈夫!」と子どもたちに伝えるのにぴったりな一冊。ピンチを笑いに変えるユーモアたっぷりの内容だから、学校や保育園での読み聞かせにもおすすめです。「このピンチ、みんなはどう乗り越える?」なんて話し合うのも楽しそう!
「ピンチの数だけ、乗り越える方法もある!」
この本を読めば、小さな失敗も笑い飛ばせる力 がつくかも!? 📚💡✨
📖本に関する基本情報
📚タイトル: 大ピンチずかん
✍️作者: 鈴木のりたけ
🏢出版社: 小学館
🎯対象年齢: 5歳~大人
🌱育まれる心の種:✨ユーモア・問題解決能力・冷静さ✨
『大ピンチずかん』は、子どもが日常で出会う「大ピンチ」をユーモラスに描いた絵本です。日常のささいなトラブルも、子どもたちにとっては一大事。でも、この図鑑を読めばピンチも笑い飛ばせる!分類や対処法がついているので、読むだけで大ピンチに強くなれそうです。
📚 あらすじ
「もういつピンチが来ても大丈夫だ!」
大ピンチを知れば、いつ大ピンチになってもこわくない。この図鑑は、子どもが出あうさまざまな大ピンチを「大ピンチレベル」と「なりやすさ」で分類し、対処法を紹介します。
※出版社公式サイトより
📚 えほん深掘りトーク
※以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。

皆さん、こんにちは!『今日は何読もう?』の時間です。今回は、日常にあふれる様々なピンチを描いた鈴木のりたけさんの思わず笑える絵本『大ピンチずかん』(小学館/2022年)をご紹介します。

『大ピンチずかん』かぁ。ずかんっていう響き、ワクワクしますよね。『ケイブンシャの大百科』とか、ああいうノリですよね。まさかピンチのコレクションとは!

パパの例え、古くてわかんない。この前、給食の牛乳こぼしちゃったけど、あれも載ってるかな? あと、ガム飲んだことある!

へい、お待ち! ピンチと聞いちゃ黙ってられませんな。こちとら毎日がピンチでぃ。乾燥は大敵、水たまりは天国。いやはや、カエルの世界も世知辛いもんで…

ピンチ、ね。日常にこそロックな瞬間は潜んでるってワケだ。どれだけクールに乗りこなせるか、見せてもらおうか。
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Scene 1 — 足あとの正体は?

いやあ、読みながら『あったあった!』と声に出してしまいました。鈴木よしたけさんの観察眼が光りますね。

本当に。この『テープのはしがみつからない』 とか、大人になった今でもしょっちゅうピンチですよ、僕にとっては。

私は『シャンプーがめにはいった』 が一番わかる! あれ、めっちゃ痛いんだから!
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Scene 2 — レベル分けという発明

ピンチを『大ピンチレベル』と『なりやすさ』で分類しているのがユニークですよね。

『ガムをのんだ』がレベル1 なのに、『ぎゅうにゅうがこぼれた』がレベル29。被害の甚大さとか、親の反応とか、そういうのが加味されてるんだろうなぁ。

なるほど、レベル分けでござんすか。落語の世界にも格付けがありますが、人気と難易度は別もんで。師匠の顔色っていうか、親の機嫌が一番のピンチってなもんですな!
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Scene 3 — さらなる大ピンチ

一つのピンチで終わらないのが、この絵本のすごいところです。『さらに!』と続く展開にハラハラします。

『ぎゅうにゅうがこぼれた』のあと、『あたまで コップをたおしてしまった』 シーン。これ、絶望感がすごい。悪夢のコンボだ…。

ピンチってのは連鎖するもんだ。一つのミスが次のミスを呼ぶ。そのスパイラルからどう抜け出すか、ソウルが試されるワケだ。
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Scene 4 — おふろのピンチたち

おふろのピンチ、多くない? 『シャワーがみつからない』 とか、『ドアをあけられて さむい』 とか。はだかだから、よけいピンチに感じるのかな。

確かに。作者の方も『はだかだから あわててしまうのかもしれない』と書いていますね。

『おゆがない』 の絶望感もすごい。あの、勢いのないシャワーの惨めさ…。わかります、ええ。
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Scene 5 —レベル100の風景

そして、レベル100は『どしゃぶりなのにかさがない』。これはもう、どうしようもない大ピンチですね。

あー、これは最悪。服もカバンもびしょぬれじゃん。でもさ、もう濡れちゃったら、逆に楽しくない?

チッ…その通りだぜ、はる。どうにもならない現実を受け入れて、開き直る。それこそが最強のロックンロールだ。
まとめ

そして、『大ピンチずかん』、いかがでしたか? 日常に潜むたくさんのピンチを知ることで、かえって前向きになれる不思議な魅力がありましたね。

うん。今度子どもが何かやらかしても、『お、それは大ピンチレベルいくつだ?』って聞いてみようかな。そっちの方が楽しくなるよ。

面白かった! パパが『レベルいくつ?』って聞いてくれたら、私ぜったいあわてないで済むよ! 知ってれば怖くないもんね。

いやはや、人生はピンチの連続。転んでもタダでは起きない、その心意気が大事ってもんですな。ケロっといきやしょう。

フン。どんなピンチも、笑い飛ばすグルーヴさえあれば、それはもうロックだ。このずかん、なかなかソウルフルだぜ。

次回もまた、皆さんの心に響く一冊をご紹介しますので、どうぞお楽しみに! それではまた〈今日は何読もう?〉でお会いしましょう!
✨ 心に残った言葉、場面
だれもがみんなたくさんの大ピンチをのりこえていくんだ。
ーどしゃぶりなのに傘がない 大ピンチレベル100の中で。

大きくなって周りの世界が広がるほどピンチも増えるけど、怖がる必要はないというメッセージにグッときました。この言葉を読むと、どんな困難にも前向きに向かっていこうって思えるんです。ちなみに自分の大ピンチ、レベル51「電車の中でバッグの中でペットボトルのお茶が漏れた」電車でリュックを背負ったまま座っていた時の事。気づいたら椅子がビショビショで「えっ!?誰かが濡らしたの?」と駅員さんに報告。降りてから自分のバッグの中を見ると、お茶のボトルが空っぽ…犯人は自分だった!いや~、ピンチってこういうことかと学びました(笑)
📝ちょっと深掘り!
🟢 『大ピンチずかん』とは?
『大ピンチずかん』は、鈴木のりたけさんによる絵本で、日常生活で子どもたちが直面するさまざまな「大ピンチ」の瞬間をユーモラスに描いた作品です。例えば、「ぎゅうにゅうがこぼれた」「トイレのかみがない」といった、誰もが経験したことのある身近なピンチが取り上げられています。この絵本は、子どもだけでなく大人も「あるある」と共感できる内容となっており、2023年にはベストセラー第1位を獲得するなど、多くの支持を集めています。
📚 参考: NEWSポストセブン
🟢 作者・鈴木のりたけさんについて
鈴木のりたけさんは、1975年、静岡県浜松市生まれの絵本作家です。グラフィックデザイナーを経て絵本作家となり、『ぼくのトイレ』で第17回日本絵本賞読者賞、『しごとば 東京スカイツリー』で第62回小学館児童出版文化賞を受賞するなど、多くの作品で高い評価を受けています。『大ピンチずかん』シリーズは、子どもたちの日常の「ピンチ」をユーモラスに描き、多くの読者から支持を得ています。
鈴木さんは、3人のお子さんを育てる父親でもあり、日々の子育ての中で感じたことや、子どもたちの失敗やピンチの瞬間を観察し、それを作品に反映させています。例えば、次男が牛乳をこぼしてフリーズしてしまったエピソードが『大ピンチずかん』の着想のきっかけとなったそうです。
📚 参考: AERA Kids インタビュー
また、鈴木さんは子どもたちの失敗やピンチを**「成長のチャンス」**と捉えており、大人が先回りして危険を回避させるのではなく、子ども自身がピンチや失敗を経験し、自ら乗り越えることで発見や成長があると考えられています。
📚 参考: Book Bang 絵本の感想
絵本の感想
この絵本、正直なところ大人である私の方が「うわっ、これ私じゃん…」と刺さることの連続でした。「トイレットペーパー」はもちろんですが、「バッグの中で水筒が漏れた」とか「どしゃぶりなのに傘がない」とか、昨日もやったピンチが載っていて(笑)。 でも、それを「大ピンチレベル」なんて付けられて図鑑にされると、不思議と「まあ、いっか」と笑えてくるんですよね。 娘も「ママ、これ!」と、私のピンチを指差して大笑いしていました。失敗を隠すのではなく、家族で共有して笑い話にできる。この絵本は、そんな風通しの良い時間を作ってくれる気がします。 失敗しても大丈夫。だって、それは図鑑に載るくらい「あるある」なことなんだから。そう背中を押してくれる一冊です。
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✍️この記事を書いた人
juniwa(ジュニワ)
娘との読み聞かせをきっかけに、絵本の魅力にどっぷりハマっています。
子どもも大人も楽しめる、心に響く絵本を日々探しています。
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