お正月、お餅目線に立ってみるとけっこう、怖いんです。

今年も一年終わるね。明日は元旦、お正月だ。

お正月といえばお餅たべたい!あんこときなこの餅大好き!

ボクも餅食べたい!きゅうりと一緒にね。

今日はお正月の主役、みんな大好きなおもちが主人公の『おもちのきもち』って絵本を紹介するよ。おもちの視点で描かれているのがユニークな絵本だよ。
📚タイトル: おもちのきもち
✍️作者: かがくいひろし
🏢出版社: 講談社
🎯対象年齢: 4歳~小学校低学年
『おもちのきもち』は、おもちが自分の気持ちを語るユニークな絵本。普段何気なく食べているおもちが、どんな「きもち」で私たちに食べられているのか…そのホンネが明かされる、楽しくて心温まる物語です。
🌱育まれる心の種
食べ物への感謝、ユーモア、発想の豊かさ
あらすじ
おもちつきでペッタン、ペッタンあたまを叩かれ、のし棒で延ばされ、ちぎられ、最後には人間に食べられてしまうおもち。おもちにしてみたら、もうたいへんなんです。お正月、かがみもちはある決心を…。
📚本の感想についての会話🗣️
*以下の感想では、物語の展開について詳しく触れています。ネタバレを避けたい方は、ここから先の内容をお控えいただくことをおすすめします。

お餅の表情が面白かった。杵で叩かれて、のばされて、最後は食べられてお餅も大変だよね。

そうだね。お餅にこんな風に思われているかも…って想像すると、なんだか大事に食べたくなるね。

鏡餅が逃げだすシーンが面白かった!ペッタンペッタンと楽しそうに走っていく姿。犬より速かったし(笑)

鏡餅が疲れて自分を美味しい美味しいと食べちゃうのにもびっくりしちゃった。

最後のオチもびっくりするけどその分、印象に残るよね。

今年のお正月は鏡餅が逃げないようように注意してお餅に感謝して食べるよ!
✨管理人が心に残った言葉、場面✨
そこでわたくし、このたび逃げ出すことにいたしました。
ー鏡餅が今のところ大事にされているがいつ食べられるか不安にかられて決心をした時の言葉

お餅がやたらと恭しい言葉遣いがツボ(笑)。っていうか、逃げられるんかい!?しかも走って逃げる!?自分の運命に抗おうとする鏡餅の健気さと、まさかのアクティブさに思わず笑ってしまいました。それにしても「納豆に混ぜられる」っていう未来が怖すぎる…お餅視点で描かれる物語だからこその面白さですね。
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『おもちのきもち』は、普段食べているおもちをまったく新しい視点で楽しめる絵本です。大人も思わずクスッと笑ってしまうユーモアたっぷりのストーリー。親子で読めば、きっとお正月の食卓がもっと楽しくなる一冊です!
📝ちょっと深掘り!
🟢 『おもちのきもち』とは?
『おもちのきもち』は、かがくいひろしさんによる絵本で、2005年に第27回講談社絵本新人賞を受賞したデビュー作です。お正月に飾られる鏡餅が、自分が食べられてしまうことに気づき、逃げ出すというユーモラスな物語が描かれています。刊行以来、多くの読者に愛され続けています。
🟢 作者・かがくいひろしさんについて
1955年、東京都に生まれたかがくいひろしさんは、東京学芸大学教育学部美術学科を卒業後、特別支援学校の教師として28年間勤務されました。その間、人形劇や紙を使った造形作品の制作など、多彩な活動を展開。50歳のときに『おもちのきもち』で絵本作家としてデビューし、その後も『だるまさん』シリーズなど、多くの人気作品を生み出しました。しかし、2009年に54歳で急逝されました。
🟢 作品誕生の背景
『おもちのきもち』のアイデアは、かがくいさんが日常的に行っていたスケッチやメモから生まれました。ある日、「おもちが逃げだしたらおもしろいんじゃないか」と考え、そこから物語が展開していったといいます。また、教師時代に行っていたオリジナルの人形劇や造形活動が、絵本制作の発想の原点となっており、動きと音の融合を意識した作品作りが特徴です。
かがくいひろしさんの作品は、子どもたちの心を捉え、笑顔にする力があります。『おもちのきもち』も、そのユーモラスなストーリーと温かみのあるイラストで、多くの読者に愛され続けています。
参考資料:
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